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変身少女のタマゴ系ライブ  作者: 葉月 優奈
十話:『ハコベ』のタマゴアイドル:後編
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ドンペンホームには、人がやはり少ない。

いろんなものが、売られていた。

狭い店に、いろいろ並ぶここはすごい場所だ。


「ここは、よく来るの?」

「ええ、たまにきます。それよりも霞は、先週ここにいたのでしょうか?」

「いたわよ」腕を組みながら、ゲームを見ていた。


「何をしていたのかしら?」

「嫌気がさしていたの、あの日。全部の責任を取らされて」

「あの日?」

「その話はしたくないわ、ごめんなさい」

霞が何故か、丁寧に謝っていた。謝ってすぐに前を歩く。


「ここに筐体があるわね」

「何かわかるの?」そう言いながら、撫子お嬢様が見つけたのがタマドル筐体。

それを自分が見ていた。

もしも、緑子が出てきたのならば痕跡らしきものがあるはずだ。

それは、タマドル筐体についている石だ。

真ん中に、宝石のような石がついていた。

ここから緑魔女が出ているとすれば、必ず石の色が変わっていた。

色を見て理解した。


「緑色ですね」

「やっぱり、ここか」

自分が睨んでいた通りだ。睨んだのは、緑色の石。

エメラルドにも似た宝石。だけどその宝石は、明らかに発光していた。


「どうやら、ここから緑魔女が……」

「この石は?ただの飾りじゃなかったの?」

「タマドルストーン、石をつかって彼女はここに来ている。

ここが言ってしまえば、ベーツァの門の出口」

「どういう意味?」

「この石を目標にタマゴ王国とつながっている。

つまりここに来るには、どこかの筺体に繋がらないといけない」

自分は、そんな中でも壊れた神社に転送された。

ベーツァの門を無理やり潜ったのだから、それは仕方ないが。


「では、近くにいるということだな」

「そうですね、その前に……」

「うん」

自分の言葉に、霞と撫子お嬢様はゲーム筺体に自分のカードをかざしていた。



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