表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
変身少女のタマゴ系ライブ  作者: 葉月 優奈
十話:『ハコベ』のタマゴアイドル:後編
121/159

121

『6月24日』

翌日、自分の部屋にはさらに一人の客が来ていた。

それはお嬢様がであった少女、奥津 霞だ。

ジャージ姿で肌を、隠している少女。

手にはカッターを持ってお嬢様を脅そうとしていたが、お嬢様がそれを阻む。


「あなたの力が必要です、助けてくれますか?」

お嬢様が声をかけたが、霞は難しい表情を見せていた。


「なぜ?」

「イースターライブをやるの?」

「緑子を助けるためです」

「助けることは……」

「助けることはできなくても、彼女のいるタマゴ王国に行くことはできます。

今、タマゴ王国は緑魔女の支配にあります。

緑魔女を倒さないと、タマゴ王国に行ける時間が限られてしまう。

もし緑子を救うのであれば、イースターライブで緑魔女を倒すしかありません」

自分の言葉に、じっと見上げた霞。


「これは、唯一あなたにしか頼めないのです」

「なぜ、あたしがタマドルだと?」

「あなたは、イースターに選ばれたのではないのでしょうか?」

「選ばれた?」

「そう、あなた以外の全てのタマドルはあなたと同じ臨海学校の班なのです」

お嬢様が続けた言葉に、霞が顔を上げた。


「ならば、救ってくれ」

「はい」お嬢様は、最後は微笑んでいた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ