登場人物
【迷い込んだ狂夢の女王】
……「平和ボケした日常なんて飽き飽きだもの!」
つまらない日常に飽き飽きしていた少女は現実逃避の末、悪趣味な城の中へと迷い込んでしまう。「ようこそ、女王陛下」と迎えられた彼女は悪意ある舞台の主人公として降り立つ。
【美食を極めし白兎】
……「私は貴女様の下僕。何なりと命令を、女王陛下。」
白の宰相を務める真っ白なウサギ。ツンケンとした態度で物事を進めていく。
常に美食を求めている。美しさ、味のバランス、栄養価、季節との関連性……しかし時には悪食へと走ってしまい……?
【惰眠貪る女装ネズミ】
……「ねぇ、死にたくないなら愉しませてよ。」
帽子屋と共に行動をするネズミ。普段は女装をしたまま眠っているのだが、起きている時は超マイペースな奴。そ口癖は『退屈だなぁ。』故に憂鬱を発散するためならなんだってするが、怠いと判れば何もしない。
【自分勝手な俺様ウサギ】
……「腹一杯になるまでお前を貪らせろよ。」
帽子屋と共に行動する自分勝手な俺様ウサギ様。主人公を連れまわし、遊び倒し、飽きたらぽいは当たり前。気紛れすぎる三月ウサギだが本音を言うならば一人の女性を愛し抜きたいらしい
【静かなるカリスマ帽子屋】
……「うぅ。あんまり苛めないで下さいね?」
普段は苛められっ子ドMなんて云われるが、カリスマ的トップであり、様々なものを従える。ゲームには負け知らずな帽子屋。虚栄に満ちた孤高の王は、今日も空の道化師を携え欺瞞を踊る。
【闇夜を舞う刺客のトカゲ】
……「弱い者には興味はないが、仕事だからな。」
常に誰かを狙い命の駆け引きを楽しむ暗殺者。冷静なのかギャンブラーなのか良く判らない不思議な麗人。アリスが危険に晒された時、よく鉢合わせする。弱い奴の名は覚えず、殺すまで人の顔がわからない模様。
【ヘタレイモムシな情報屋】
……「俺は純粋にアンタを心配して言ってるんだぞ!!」
普段は森の奥深くで引き籠っているのだが、誰よりも心配性で涙もろく、人情深い。意外にも独占欲が非常に強いらしい、がヘタレな為何時も抗争負けする。大人だが中身は大きな弟。
【ドード鳥】
……「へぇ、悪い女だな。」
盗賊業を行っているらしい男。人をおちょくる事が大好きで、ちょくちょく人から恨みを買っている。現在は白ウサギに命を狙われているようだ。
【全ての悪夢の権化チェシャ猫】
……「ほら目を閉じて、俺に全部吐き出しなよ!」
世界のすべてに歪みと狂気をばらまき世界のあちこちに悪夢を蔓延らせるためだけに生まれた存在。故に虚無的で皮肉屋で退廃的、悪夢の権化として存在する。
【ⅩⅢの目隠しをする死刑執行人】
……「気を付けて。君が道を踏み外した瞬間に首を狩らなくちゃいけなくなる。」
初めは何の感情もなく、何も話さない子供。まるで人形のようだったそれは何時しか自我に目覚め始め自らを『ジョーカー』と名乗る。与えられた役目は死刑執行人。首を狩る為に巨大な刃を引きずっている。
【ルールブックのツインズ】
……「ほらほら!楽しいゲームが始まるよ!」
自らをルールブックと名乗る道化師の格好をした双子ディーとダム。主人公を茶化したり、悪戯したりと本当にルールブックなのかは怪しい所。