表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界〜神と私達のゲーム〜  作者: せいび
2/4

神宮さんと神宮くん×3と新米神様の出会い

「こ、ここどこ⁉」

私、神宮弥生。A高校の1年生!なんだけど?

なんか、目の前に広がる光景がちょっと・・・いや、かなりおかしい。

だって私、部活中に疲れて寝てたはず。(サボったわけじゃないよ!)

なのに、なんかここ音楽室じゃないし、(あっ、ちなみに私吹奏楽部でトロンボーン吹いてたの。)で、なんか目の前が光輝いてるし、地面フワフワだし。

あれ?もしかしたらもしかして、私死んじゃったわけ?もう死んでいる!的な?

いやいや、まだ私高1だぞ。ピッチピチの16歳だぞ。

「おい。そこのチビ。」

はいはい、私はチビですよ・・・って、えぇ⁉

私の他に誰かいる⁉

声のした方を向くと・・・。

「神宮先輩⁉」

そう、そこには私の高校の先輩、神宮五月がいたのだ。

苗字は一緒だけど、家族じゃないの。

ただの、苗字が同じ人。

でも私、神宮先輩としゃべったことないんだよね。

神宮先輩といえば、私の通ってる高校で1番の不良なわけ。

まぁ、何もしなかったら何もしてこないんだけど。

だから、今までかかわらず、まともに顔を見たこともなかった。

で、今日まっすぐ先輩の顔を見たわけだけど・・・。

か、かっこいい!

私、キュンってしちゃった。

でも・・・。

「お前、誰だっけ?」

そーですよね!

こんなパッとしない、平凡な女子なんてわざわざ覚えませんよね!

「えーっと、1年の神宮弥生です。」

神宮先輩に、自己紹介するなんて!

「あぁー!お前が神宮か。ダチから聞いててさー。」

あれ?意外とフレンドリー?

「で、ここどこだ?」

わ、私に聞かれても!

「分かりません。気がついたらここにいて。」

やっぱり、ここは・・・。

「死後の世界の入り口なのかー⁉」

えっ?

叫んだのは、私でも神宮先輩でもない。

「誰だよお前。」

せ、先輩怖いよ聞き方!

でも、その人は動じない。

「俺は、神宮睦月や。君らこそ誰や?」

か、関西弁やー!

って、そんなこと気にしてる場合じゃない。

「私は、神宮弥生です。」

先輩は口を開かない。

「で、この方は神宮五月です。」

なんで私が紹介を・・・。

「うわー、フワフワだぁー!」

誰?この可愛らしいしゃべり方は。

「あれぇ?でもここどこだろぉー?」

気づくのおせーな!

「神宮・・・?」

神宮さんがつぶやく。ってややこしいな。

五月の方じゃなくて、睦月の方がね。

「あれぇ?神宮くんだぁー。ここどこぉー?」

男子のくせに可愛く聞くな。

「あれぇ?君たちは誰ぇ?」

えっ?今っすか?

「私は、神宮弥生。で、この方は・・・。」

「神宮五月だ。」

おっ!先輩がしゃべった!

「僕もぉ、神宮なんだよぉー。」

知ってます。

「神宮葉月だよぉー。でねぇー、なんでこんなとこにいるんだろうねぇー?」

ほんとだねぇーって、しゃべり方うつっちゃうじゃん。

でも、本当。なんで、私達4人がこんなとこにいるのか。私達の唯一の共通点は・・・。

「全員苗字が神宮なんだな。」

あっ、先輩に先こされた。

そのとき、目の前でキラキラ輝いていた煙が消えて、中から人(?)がでてきた。

もしかして、お迎え?

あれ?泣いてる?

「グスンッ。私、クビだ。グスンッ。」

えっ?クビ?

「ミカさんも、助けてくれたらいいのに、自分で頑張りなさいなんて。」

ミカさん?

「これで2つの高校は、時間がおかしくなってるし、あぁー!どうしよう!」

2つの高校?ま、まさか⁉

「おい、ねぇさん。」

先輩が、その人に話しかけてる!

「グスンッ。どちら様でしょうか。同情なら結構です。」

「俺ら、何かしんないけど、ここに飛ばされちゃったんだよねー。」

「そうなんですか。・・・って、えぇ⁉」

その人、やっと泣き止んだ。

「もしかして、A高校と、M高校の方ですか?」

うわっ!目が輝いてる!

「そうだけど。」

「やったー!これで大丈夫だー!」

えっ?何が?

その人は、嬉しさのあまり踊ってるみたいだ。

「何が大丈夫なんだよ。」

先輩ー!頼りになる!

その人は、踊りをやめて私達に話しだした。

なぜ、このようなことが起こったのか。そして、これからどうすればいいのか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ