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約束の糸は、今……

作者: 藜ヶ原

私はあなたに約束した


永遠に傍にいると

永遠に愛すると


約束は 私とあなたを繋ぐ

一本の赤い糸だった


それはとても細くて

ちょっと触れただけでも簡単に切れてしまいそうなもので


頼りなかったけれども


それでもちゃんと繋いでいてくれたのに


今、私の傍にあなたはいない


仕方ないのかも知れない


約束は私の一方的なものであったから


 あなたは

  約束していなかった


  永遠に傍にいることを


 あなたは

  約束していなかった


  永遠に愛することを


私には分からない


あなたと私を繋ぐ糸が

まだ繋がっているのか

切れてしまったのか


ただ一つ分かるのは


私の傍にあなたはいないのだという

現実だけだった

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― 新着の感想 ―
[良い点] 柔らかい表現 [一言] でもなんだか、僕は悲しくないです 彼は約束していなかった という現実をしっかり見据えているところが、 この詩に強さを与えているポイントだと思います
2012/02/18 16:23 退会済み
管理
[一言] 正直に申し上げます。 これは今読むのは本当につらかったです。 けれども、この想いは本当に消せない。事実は無情にも傍にあの人がいないことを告げているけれども・・ 永遠なんて存在しない。そう分か…
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