第二章(2)
とっくの前に授業がおわった学院です。学校の入り口では3人の聖ルーイズ中等アカデミーの学生を除いて、クロス1人しかいません。
この声は、もちろんクロスに向って飛んできたのです!
クロスはしかたなく、足どりをとめ、落ち着いて向きを変えました。やはりあの赤毛の少女は指で自分を指し、高慢な口ぶりで言いました
「あんた!ちょっときなさい!」
クロスこの少女の態度が嫌いでした、しかし、帝国で、貴族が平民に対する態度はずっとこのようだったのです。彼も貴族ですが、祖父代から大衆化していました。だから、彼は憤慨を感じませんでした、ただ、自分とこの少女は知り合いでない上、会ったこともない。なぜじぶんをよんだのか?まさか…さっき自分が彼女を見つめてしまったから…
クロスは小さいときから冷静な子でした。だから、例え彼の心の中では不愉快ではありましたが、やはり顔色ひとつ変えず前へ3歩を歩みでて、少女から5歩離れたところで止まりました。儀礼とし、平民と貴族の話をする時、必ず先にお辞儀をしなければならないのです。しかし、クロスはそれをせず、ただ落ち着いて言った
「いかがいたしました?」
紅発の少女の右側の白髪の少年はすぐに怒鳴りました
「どういう口づかいしてるんだ!この卑しい平民め!貴族と話をする前に、必ずお辞儀をしなければならないことをしらないのか。」
少女の左側にいる、暗い髪の毛をした少年も軽蔑するような眼差しをこっちに向けました。
「こちらのお方は帝国の重臣ブラン伯爵の娘で、気高い女性魔法使いのアニーさんだ。あんたみたいな平民は、ひざまずいてしゃべろ!」
クロスも貴族です。彼はお辞儀をしない権利がありました。ただここういう状況だと、彼としても釈明することができません。わざと聞こえないふりをしで、ただ少女だけを見て、彼女が話すのをまちます。
白髪の少年はクロスが依然としてお辞儀をしていないことをみて、思わずむっとして顔色を変えて怒った。左手は空中で記号を描き、魔法を使って、無礼な平民を懲らしめようとしました。
しかし、このとき赤毛の少女が手を伸ばして止めました、クロスを軽蔑な眼差しで見て、白髪の少年にいった。
「エル、こんな儀礼なしの田舎者を懲らしめるなんてやめなさい、自分の身分を辱めるわよ。私達は大切な用事があるのよ、この平民と時間を無駄にすることないわ。」
その白髪の少年がまだ怒っているのをみて、そばの暗い髪の毛の少年すぐ言いました
「そうだ!卑しい汚らしい犬になにか教えてもなんの意味がある??魔導書を見つけないと学院に帰れないぞ。ここでぐずぐずする時間はない!”
少女もそれに賛成し、クロスのほうに言った
「あんた、ここの花屋の息子のクリスってやつ知らない??」




