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140文字小説 その4

作者: 並木 道生

月が落ちる所を見に行った事がある。海の中に大穴が開いていて遊覧船で近くまで行くんだ、月は大穴に落ちて行ったよ。半日待てば太陽が落ちてくるとの事だったが、暑くて大変だというので辞退したんだけど。宇宙飛行士達はあの穴に飛び込んで行くんだよ、実際大した連中だね。



僕はね、蛙の産卵を見た事があるんだ、水中で雌が、ぶぶぶぶぶぶぶぶっと、卵を出して行くんだ。卵はすぐに大きくなって、ちょうど鶏の卵と同じくらいかな、2つに割れて中から蛙が出てくる。実に見事なもんだぜ、自然てのは凄いよ。子供にはそういうのを見せなきゃダメだよ



「さて、今日も頑張るぞー」ぐいっと空に向けて両腕を突き出し伸びをしたら、ガシっと攫まれ、そのまま雲の上に引っ張り上げられた。今は雷様の手伝いをしている。



頭に角が生えた翌日、背に翼が生えた。しばらくするとシッポが有った。口元がムズムズするので触ってみると牙だ。手を見ると鋭い爪。私はもはや人間ではないようだ。悲嘆にくれていると背中がモゾモゾするので触るとジッパーがあった。開けると見知らぬ人がお疲れ様ですと出てきた



国際宇宙ステーションでゴキブリ発見の一報を受けて、NASAはゴキブリで何か実験しようと提案してきたので、飛行士たちはトイレに流すとか宇宙に捨てるとかを実験に仕立てようとしましたが。繁殖させよとの事だったので、宇宙ステーションは地球に対して独立を宣言したのです




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