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ステータスが見えない僕は、最弱で最強らしい  作者: ZEN-O
第1章 ステータスが見えない?!
3/8

第3話 謎の紋章と村人たちの視線

村長からの不思議な話を聞いた翌日、レントは村の外れにある古い祠へと向かった。

あの古代の紋章が光っていた場所だ。あの光景が頭から離れず、何か手がかりがあるのではないかと直感が働いたからだ。


祠の扉は長い年月のせいか、朽ちかけていたが、開けること自体は難しくなかった。中に足を踏み入れると、ひんやりとした空気が頬を撫でる。

奥には石碑があり、そこに刻まれた紋章は確かに先日見た光の中心と同じだった。

だが、その紋章は不思議なことに、触れると微かに温かさを感じさせた。

「何だこれ……ただの石なのに」


ふと気づくと、背後から足音が近づいてきた。振り返ると、幼馴染のミサキが立っていた。


「レント、こんなところで何してるの?村長さんの話、もう聞いた?」


レントは村長の話を簡潔に伝えた。ミサキは眉をひそめる。


「そう……あの古文書が消えたのはおかしいよね。村には何か秘密があるのかもしれない」


二人は祠の中で話し合い、村の歴史や伝説について調べることにした。

ミサキは村の古老に話を聞いてみると言い、レントは紋章の謎に集中することにした。


その時、レントの胸に奇妙な感覚が走った。まるで誰かが遠くから彼を見つめているような――。

「気のせいか?」と自分に言い聞かせながらも、心のどこかで緊張が走った。


夕方、村に戻ると、村人たちの視線が明らかに変わっていた。

「お前、やっぱり何か持ってるな」と囁く声も聞こえる。


だが、彼は気にしなかった。むしろ、それが自分の力の目覚めの兆しだと感じていた。


その夜、夢の中で再びあの紋章の光が現れた。

「選ばれし者よ、運命は動き始めた」


目を覚ましたレントは、決意を新たにした。

「俺は、この村の秘密を解き明かし、自分の力を知るまで動かない」


物語は静かに動き出した。

謎の紋章、失われた古文書、そして村を包む影。

彼の冒険はここから本格的に始まるのだった。

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