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あの夏のこと…

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小説初心者

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夏の日差しが肌を突き刺す。あの頃も同じように光が照らされた。船の上であの子と出会った。あの頃はいつにも増して熱く,日差しが強く、そしてイライラしていた。その不機嫌な状態だが、今日は修学旅行だ。いつもより早く起きた。だがすることもないのでひたすらスマホをいじりメールを返す。僕は女の子が嫌いだ。あのクソみたいな髪を揺らして、男に近づいてヘラヘラとしている。それが嫌いだ。人に察してというばかりなのに、自分では空気を読まず、人のことを侮辱する。それが嫌いだ。もちろんスマホには女の子の名前は一切ない。いつものように安座間{友達}に愚痴を言う。カタカタと消音モードにしていないので静かな部屋からカタカタ音が鳴っている。安座間には散々「そんな怖い女の子なんでいないよ」「考え過ぎ」と言われてしまう。だがこれは事実かもしれない。僕は考えすぎなのかもしれない。だが嫌いになってしまったものはしょうがない。諦めるしかない。もうメールを交換している友達はみんな知っている。そんなことを思いながら時計を見る。もう出る時間だ。少し早足で重いボストンバッグを取り、肩にかけ、そとに出る。少し冷たく,乾燥した風が体を通り抜ける。修学旅行は船に乗る。少し珍しいらしい。僕にはまだ二回目の修学旅行なのでわからない。スマホを持ち電車を乗り継いで,集合場所に着いた。安座間が見えた。「安座間!!おはよう!」と声をかけ、船に乗る。少し小汚いがまあ、しょうがない。入り口に着くと先生がいて鍵をもらった。少し面白い形をしていた。トランプのような記号が書いていて、鍵の中心が綺麗なガラスでできていた。「すごい綺麗…!」思わず声を漏らしてしまった。安座間も同じようなことを思っていたのだろう。目を輝やせて鍵を見つめている。カギに見惚れていたら、「ちょっと男子!!何してるの!!!」船の中に響き渡る高く響く声。多賀町さんだ。正義感が強くて、自己主義なひと。あの子もあまり得意ではない。「そんなのと言わないでよぉ…男子が可愛ほぉう…」と甘ったるい声が聞こえた瞬間吐き気がした。真坂さんだ。あの人はぶりっ子で僕の中で一番大嫌いだ。吐き気がするのでそそくさと部屋に入り、外に出た。外に出た瞬間太陽が肌を突き刺すくらいにメラメラと当たるのにそれと同時にとても心地よい風が吹いた。この時を船が待っていたような気がした。綺麗な水平線が見え、少し塩っぽい匂いが鼻をつき、涼しい風が吹く。まるで天使の心の中に来たみたいだった。安座間にこれを見せたくて振り返った瞬間。勢いよく風が吹き、瞬きをした。その瞬間目の前には天使のような綺麗な子をみた。あれは天使のような子ではなく、天使そのものだった。僕は惚れてしまった。見た瞬間体が包み込まれるような感覚を味わった。しばらく動けなかった。もう僕はこの子のことしか考えれなくなった気がした。


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