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中国で映画を撮った日本人   作者: 羽渕 定昭
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<江南慕情>と金綾飯店ラウンジ

<江南慕情>と金綾飯店ラウンジ

 シーン111金綾飯店のラウンジ

        山田、竹田、小島、鈴木、美紗はステージの左前のソファーに座る。ラウンジフロアーは1時間に1回転をしている。ステージは固定されているので、ステージとソファーの位置がゆっくりと変わって行く。

        夜景。

        国際色豊かな客層でフロアーのダンスは本格的である。

        山田にダンスを誘われるが美紗は断る。

        仲間は他の日本人観光客グループに声をかけダンスを始める。

        場所が回転していることを知らせるコーナーで美紗を写す。美紗は物思いをしている風にステージを眺めている。

        アメリカの男性が声をかける。

アメリカ人「Will you dance with me?」

 回転ラウンジは36階に在ります。中央にステージがあり、その周りにダンシングスペースと客席が有ります。円形のステージを残して外側が回っているのです。ゆっくりと回っているので気が付かないくらいです。飲んでいるうちにステージが無くなっているのです。最初は酔っているのかなと錯覚します。しかし、この幻想的な経験は4分間のカットの中では上手く表現できませんでした。

 私が以前に見た時は国際的なダンスをしており感激しました。有りとあらゆる人種の、皮膚の色をした、そして民族衣装で着飾った人達が一同に踊っていました。まるでオリンピックの入場行進の様に、各国から民族衣装を着たペアが集まっているのでした。中国の、南京市に、こんな空間があるとは思っていなかったのです。どの観光客も本格的に踊れるのでした。日本人観光客は殆んど踊れないと思います。残念ながらロケ隊が訪中した1990年は、世界が観光ボイコット中で、観光客は台湾人だけだったのです。ダンスの撮影は出来なかったので、その代わり美紗がセリフを増やし、少しだけ国際色を出しました。「No. I can’t dance, sorry」



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