粗大ゴミの夜 鮫島組と神谷組
時間は18時。香水の香りが強い。歌舞伎町のキャバクラのVIPルームにて。
「兄ちゃんがノーネーム。のボスか??」
「はい。ノーネーム。のリーダーシェイドと申します」
「兄ちゃん、うちら神谷組の組長が兄ちゃんを偉く気に入っててな?うちの傘下に入らないかって話なんだけどな?」
「ノーネーム。がですか。」
「あぁ。そうだ。いい話だろ?金も入る。いい女も抱ける。何より俺たちの組が後ろ楯になる。良いことだらけじゃないか?」
「たしかにそうですね。」シェイドは笑顔で答える。
バンッ
ホールにて銃声が響く
「ノーネーム。出てこい!!」大人数のチンピラが店に入っていく。逃げ惑う人々。そして店の奥からチンピラが出てくる
「テメーらどこの組のもんだ」
「鮫島組だ!神谷組のカスども。テメーらもしね!」
バンッ
銃撃戦が始まる。
「兄ちゃん。少し待ってろ。」
「いえいえ、あなたが地獄で待っていてください」
バンッ
シェイドは笑顔で銃を放ち、弾丸は神谷組の幹部を貫いた。
「な、なぜだ、お、ま、えらにもいい話、だ、ったはず」
「確かにそこら辺のゴミなら尻尾を振ってついてくだろう。でも、俺たちには効果はない。金に腰降る阿波ずれや、欲望にまみれた金も、ましてやお前らの後ろ楯なんか要らない。」
「み、みのがしてくれ。。」
「ダメですよ?見ててください。あんたが忠誠を誓った組そして、歌舞伎町に存在する粗大ゴミの処理される様を。」
バンッ
弾丸は男の脳天を貫いた。
「オーバーウォッチ。」シェイドは止まった時の中、神谷組の構成員の死体をみながら進む。
「サク!行こうか?」
「はいボス!ただ鮫島組のやつらはいいんですか?」
「ああ。彼らには神谷組を殺した人たちになってもらうんだよ。」
「だからわざわざ鮫島組から銃を奪ってきたんですね?」
「そうだよ?そして、ゴミは歌舞伎町から消える。そうだな?粗大ゴミの夜とでも名付けようか。」
「はいボス。」
そして、戦争の火蓋は切られた。