4回生~就職活動~
4回生になるとしなければのが就職活動である。不安に駆られながら就職活動を開始した。
当時は、好景気で人手不足だったので就職活動はとても「楽(?)」であった。
今とは異なり、インターンとか合同説明会などにも全く行かなかった。教室の先生に「何処に入りたいか?」を伝えれ、先生の伝手で面接するという簡単なものであった。実際、面接に行った会社も数社のみ。そして、内定をもらった。同級生の中には何社も回って内定をもらっていた人がいるかもしれないが、仲の良い友人にはそのような人はいない。皆、1社から内定をもらってそのまま就職というパターンが多かった。
薬学部の特徴なのかもしれない。もちろん、実験の合間に行ったわけであったが、時間的なゆとりはあった。
ただ、固定日だけは設定されており、その日は就職するであろう会社が行うリクリエーションに参加しないといけなかった。参加してディスカッションしたりするわけではないのだが、何社も内定をもらっている人の振り落としが行われたのではないか?と推測している。
そして、いよいよ卒業が近づくと最難関の「国家試験」が待ち構えていた。
年末年始辺りから気合入れて勉強に打ち込んだ。
でも、企業に内定をもらっていたので免許がいるか?というと絶対必要条件ではなかったが、折角、卒業するので「手に職」という意味でも免許書は持ちたかった。
風邪を引かないように2月~3月まではほとんど家から出ずに勉強に打ち込んだ。
当時は、国家試験の日程が4月の上旬だった。ラッキーなこととに試験会場が母校だったので会場への交通手段などを考える必要はなかった。友人たちも同じだったので、試験終了後に打ち上げをする予定になった。
そして、試験も終わり夕食を食べに近隣の中華料理を食べながら打ち上げを行った。久しぶりに飲んだのではしゃいだのでとっても楽しかった。明日の入社式を忘れる勢いであった。