イベント!―前編―
キーンコーンカーンコーンピロリロリーン
昼休み、昼食を食べたり、そとで遊んだり、課題をしたり、図書館へ行ったり。
それぞれが自分の昼休みを楽しんでいるなか、俺は保健室にいた。
第一保健室:久留米 美代子
ちなみに、この学校には2つ、保健室がある。
「はい、これで大丈夫。もぅ痛いとこ無い?」
「あ、はい。大丈夫です。ありがとうございます。」
「お礼なんていいわよ。私はね、学生時代、保健係で、【完治の美代子】って呼ばれてたのよー!」
この先生はいつもこんなことを言う。気にしない。それがいちばん。
「それにしても……。あの……春は大丈夫なんでしょうか。」
「えぇ、大丈夫よ。少し疲れてたのね。今は眠ってるだけよ。帰るまでには目が覚めてるわよ」
「そうですか…。」
時間は遡ること20分前……。
俺が、教室でI・KSをしていると
「めーめたー!!ご飯食べよー!」
学年のなかでも可愛さは、上位に入る春だ……。
つまり、俺に友好的な春が、俺と二人でいると大概の男子が俺に、スーパーサ○ヤ人になる前のような目でみてくる。
……。
簡単に言うと睨んでくるのですよ。
「めめたのために、お弁当作ってきたんだよー?」
「あのな…、学校では俺に近寄るなっていってるだろ?」
「なんでー?いいじゃーん。私達の関係なんだしー」
ギランッ!
「その、発言はいかんとですよ!春さん!」
「なにがー?」
「だから、その…私達の関係…とか…」
「例えば、“昨夜はめめた凄かったよー!あんなに上手だったなんて!今日もしようねー?”…とか?」
ギラギランッ!
「ちょっと待て!昨日は格ゲーやってただけだろ!そんな言い方しなくてもいいだろ!」
「はい、あーん❤」
「だから、話を聞けー!」
そんなこんなで、春に遊ばれているとスマホが鳴った
《I・KSイベント情報:幼なじみが催眠術師にいろいろされる。》
!?
なんだって!こんなの初めてだぞ!どうしたらいい……。とりあえず、春を守ろう。
……てか、“いろいろされる”ってなんだよ!こえーよ!
「めめた、ちょっとお花を摘みに行って来ますわね。」
「あ、俺も行く。《トイレ》にな。」
「もー!」
トイレに向かい、廊下を歩いていると、何故か占いがやっていた。
「占いやってるよー、めめた、占ってもらおーよ!」
「なにをだよー。」
「私とめめたの、相性!」
「そ!そんなの占わんでよろしぃ!」
「えー、占おーよ!」
俺はそのまま強引に春に手を引かれ占ってもらうことになった。
「今回は何を占いますか?」
「私と、彼の相性について占ってください!」
「わかりました。」
「まず、お二人のお名前を教えて下さい。」
「私は、仁科 春!彼が、日多義 めめたです!」
「いや、真面目に間違えてんの?真海汰な!ま!み!た!」
「では、春さんと、真海汰さん。相性を占うために、片方が目をつむってください。」
「じゃあ、めめたつむって!」
「はいはい。」
俺は言われるがまま瞼をとじた。
次の瞬間
バタンッ!
俺が目を開けるとそこには春が倒れていた。
「春!大丈夫か!目を開けろ!春!……おいお前!なにをし…た…。」
そこに、やつの姿はなかった。
イベント―前編―(終)
I・KS
早苗:1/100I・KS
春:3/100I・KS




