“I・KS”
「兄さん。来てたのね。」
「……あぁ。」
ダッダッダッダ
「……取ってきたよ!……ハァ」
「ありがと、春」
「……ハァ…あいよ!」
「走りすぎだ(笑)」
ガチャ!ガラララッ
「じゃ、俺提出物終わってねぇからやっとくわ。」
俺はあるケータイゲームをやっている。俺が高校の入学祝いにスマートフォンを買ってもらった。高校生ながら、やはり新しいものは早く使いたいものだ。
みなさん、アプリってご存知ですよね?普通、インストールしなければ、使えないんですが、いくらか、最初にはいっていたりするんです。その、最初からはいっていたものに、
“イエス・ケズ・シルメム” 略して“I・KS”と、呼ばれている。 (呼んでいる)
そのゲームは恋愛シュミレーションゲームなのだが、【幼なじみルート】【先輩ルート】【後輩ルート】【姉ルート】それと、【妹ルート】がある。
普通のシミゲー(シュミレーションゲーム)なら、ゲームで仮想の恋愛をしていく。というものだが、イクスは違う。
現実の役に当たる人と、親密度を高めるほど、ゲームの中の彼女たちも、親密度があがるというものだ。
幼なじみルートなら、春。
妹ルートなら、早苗。
こうゆうこと。
で、俺はそれをやってるってこと。
謎のゲームなので、詳細はわからない。が、俺がそれをやる理由……
それはまた今度にしよう。
キーンコーンカーンコーンピロリロリーン(チャイムだよ)
今日も授業が始まる。
(イクス:IKS=親密度)
早苗:1/100IKS
春:3/100IKS




