早苗《さな》
ありがとうございます。
【リアルとゲームが繋がったなら】です。これからがんばります。
よろしくです!
“2:56”
俺の机の上にあるデジタル時計を見た。
「やべっ、もうこんな時間!?……明日…学校か…。」
2回ほど瞬きをして………
「…寝るか。」
そう呟き、10年ほど前に買った木製のベッドに入る。
赤ちゃんのベッドのような柵があり、そこらじゅうに傷が入っていた。
そのひとつには、文字傷があった。
そこには、こう書かれていた。
【妹を泣かせる】
…と。
これは、悪意的なものではなく、喜怒哀楽、良い感情を、さらけ出してほしい。というものだ。
両親は、本当は娘が欲しかったらしい。が、こうして息子が生まれたので、俺が6才になった頃、養子として女の子を迎えることになった。
そこについては俺も不満は無かった。何故なら、俺も姉か、妹が欲しかったからである。
それに、もぅ両親が娘を選んでいたからである。
俺たち家族は、その子を迎えにいった。ある児童養護施設の駐車場に車をとめると、その子が門前で待っていた。
顔の整った可愛い子だった。いや、可愛いというより、綺麗といった方がいいかもしれない。
その子は日本人とは思えない綺麗な赤髪で、鼻は高く、まるで、人形のようだった。
けれども、目だけは違った。形は整っていたのだが、深い深い闇のような瞳をしていた。
「……北岸……早苗…です…よ…よろしく…おねがいします…。」
彼女は、か細い声を捻り出すようにして挨拶をした。
「よろしくね。今日からあなたは日多義早苗よ。…ほら、真海汰も挨拶しなさい」
母が優しい声でいった。
そして俺も
「日多義 真海汰っていいます…よろしく…」
「じゃあ、我が家へ帰りましょうか。」
母もよほど嬉しいのか、満面の笑みで車に早苗を乗せた。
施設からの見送りは一切無かった。
そして、4人はホームセンターに行った。
ここで、早苗の家具を揃えるそうだ。
ついでっていうのもなんだが、ベッドはここで買った。そぅ、早苗と出会った日に。
そして、早苗以外は楽しそうに。早苗は俯きながら我が家へと向かった。
早苗の心が気になりますよね?よね?(笑)
ま、息子がいるのにも関わらず、娘いる!?って感じですけど、この家族。見守ってあげてくださいね!
ありがとうございました!




