3月8日 1番勝負! 結果発表
3月8日、天候曇り時々晴れ。
―――――――――そして曇りが晴れて、そのまま日が射して落ちた日の夕方。
温泉津=ヒューバート=来夏と田中映写の2人による、降矢くるみと降矢みるくの双子の撮影勝負が終わった。
「難しいMatchでしたが、Good fightしました。Judgmentをお願いします」
「本当に難しい勝負でしたけれども……。来夏さんよりかは善戦したと思いますので、判定をお願い致します」
来夏と映写はそう言いつつ、僕に1枚ずつの写真を渡して来た。そしてそれを僕は1枚ずつ確認していく。
来夏が撮影したのは降矢くるみと降矢みるくの2人が仲良く話し合っている姿。そして映写が撮影したのは降矢くるみがコーヒーを飲んでいる所を撮影している姿。それぞれこの2枚が、2人が撮影したとっておきの写真みたいである。
「コーヒーを飲んで、大人ぶっている子供。タイトルは『子供な大人』でございます」
「こっちは降矢くるみと降矢みるくのTogetherしているPhotoです。みるくとくるみのTwinが一番Shineしているのは、2人で居るTimeだと思いましたので」
2人はそう言って、それぞれの写真の説明をしていく。ふーんと言いつつ、僕は水鏡栗花落に渡す。水鏡栗花落は2枚の写真をさっと確認する。
「2人ともよく撮影出来ています。……と言うのが、あなたの望む水鏡栗花落ですか?」
「それを言わなければ、完璧だったんだけどなぁ……。まぁ、良いや。さて、審査員に判定して貰おうかな?」
と僕はそう言って、撮影した2枚の写真を水鏡栗花落から取る。そして取った写真を審査員である降矢くるみと降矢みるくに渡しておいた。2枚の写真を渡して貰ってそれを確認し合う双子。
「「えっ……?」」
「撮影者本人達が一番分かるものだよ。だったら、くるみさんとみるくさんに見て貰う方が一番じゃないか?」
他人の事は分かりにくいが、自分の事は良く分かる物だ。だから、やっぱり双子の写真は双子が一番分かる物である。僕はそう思って降矢くるみとみるくの2人に、モデルと審査員をお願いしたのである。
「まさか……モデルと審査員の両方をお願いしてたとは……」
「でも、SchoolchildのTwinが好むとしたら……。VictoryのGoddessが微笑むのは……」
2人の予想通り――――――――この双子勝負の勝者は仲良さそうな双子の写真を撮影した来夏の方であった。
引き続き、パッセロさんより、降矢くるみと降矢みるくの2人をお借りしました。