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うろな高校駄弁り部  作者: アッキ@瓶の蓋。
霧島恵美の章
72/93

12月21日 その気持ちは雪のように

 12月21日、天候晴れ。

『じゃあ、今日の昼に会いに行くよ』



 やった! 今日もデート! これならば、クリスマスの日には良い返事が貰えるかも!?



『うん、デートか。悪くはないな』



 期待以上の好反応! やった! 恵美ちゃん、大勝利!



『お前には色々と迷惑をかけているからな。ちょっとくらいならば、香苗も許してくれるだろうし』



 そうそう! 香苗の事なんて放っておいて、私と一緒に居ようよ! 恵美ちゃんのナイスバディまでもう目の前まで迫っているよ、柊人! きゃ、呼び捨てなんて恥ずかしいな! もうお互い、高校生なのに! 流石は恋を叶える黄金の弓矢だよ!



 ……ちょっと待って。



 今の状況はこの黄金の弓矢の魔力による効果なの? それとも私の実力? 黄金の弓矢を使ってからと言うもの、私の恋は思った以上に進んでいる。けれども、私はこの黄金の弓矢の正しい使い方を知っている訳ではないし、ただ『使った』と言う事を思い込んでいただけである。



 私が、本当に好きだった天塚柊人って、こんな人物?



 こんなにすんなりと、恋が運んでいいの? それとも、これが黄金の弓矢の力? 私が頑張ってきたから?

 一瞬の呪い的な産物? それとも長年の成果?



 分からない。……一体、何が正しいの?



 それを知る方法が1つだけあった。

 恋はいつでも自分の力で成し遂げる物であり、何かの呪い的な力で成し遂げるべきではない。そして、今回の場合ではそれが呪いなのか、自分の力なのか判明していない。

 そんな中で、彼女の気持ちはどこに行ったのだろうか?

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