デューノが生まれた日
まず最初に父親が死んだ。
母親を庇って背中を斬られた。斬られた影響で部屋には父親の赤い鮮血が飛び散った。
それを見ても僕は何とも思わなかった。
次に母親が殺された。父親が死んだことの嘆き、何やら父親を殺した下手人の女性を睨みつけて、怒鳴っていたみたいだった。そんな母親を下手人の女性は悲しそうに首を斬って殺した。
僕は何でそんなに悲しいのだろうかと、気になり、隠れていたタンスの中から身を出して、下手人の女性に近づいた。下手人の女性は、子供の僕がいるとは思っていなかったのか、明らかに動揺した様子で、それでも仕事だからか、僕に父親と母親を殺した刃を向けてきた。
でも僕はそんなこと気にしないで、気になったことを下手人の女性に聞く。
「なんでそんなに悲しそうなの?」
僕がそう言うと、下手人の女性は僕を悲しそうな目で見て、向けていた刃を落とし、僕のことを優しく抱きしめた。
「ごめんね……ごめんね……」
何でそんなことをするのか、何で涙を流しながらそんなことを言うのか、僕にはわからなかった。
その後、僕は下手人の女性に拾われて、森の中にあった家から出て、下手人の女性に育てられた。
名前も変わって、デューノ、という名前を貰った。
そして十年以上の時が経ち、僕も成長し、十五歳になって、学園に入学することになった。
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