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【雷~イカヅチ~】-2

 家の前でマスクを外し、真っ暗な室内へ入る。もう遅い時間なのでテンは奥の個室で寝ているのだろう。電気をつけて、流れ作業のようにテレビをつける。


『現在、国会議事堂の立てこもり犯は依然として、戦争反対を主張しています。』


 近年デモなどが頻繁に行われているとは言え、国会議事堂に立てこもるとは前代未聞だと思いながら画面を見る。

 そこには、信じられないような身のこなしで警備をかわし国会議事堂の門を乗り越える様子を捕らえた防犯カメラ映像。

 僕は驚いて、画面を凝視する。同時に、無言のまま頭の中で思考を巡らせる。


『アンドロイドか神の子か』

 

 報道番組とは思えないテロップに、アクション映画さながらの身のこなし。

 しかし、僕が驚いたのそこではない。ピタリとしたスーツを着て、髪をなびかせ走る女性。


 奥で寝ていると思っていたテンは、室内のどこにもいない。代わりに、一枚の手紙が置かれていた。


 ~ 仁へ、短い間だったがありがとうございます。記憶を取り戻すことが出来ました。私は、やるべきことを果たしに行きます。信じられないかも知れませんが、私は——— ~



『国会議事堂上空に突然発生した巨大な黒雲。同様の雲が各地に同時に発生している模様。気象庁は、予想外の…』


 異常気象発生についてのニュースを最後まで聴かずにテレビを消して、外へ出る。


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