プロローグ
人生初投稿でございます。
あたたたたかい目で見ていただけると幸いです。
書きながら成長していければなと思っております。
よろしくね!
俺の名前はクレファナリア。
ここ神界において「習得の神」という称号を与えられた者だ。
称号の通り俺は一瞬で色んな事を習得できる。
だから剣術や魔法をいろんな神様に教えてもらっては、
一瞬で習得して神様をよく泣かせてた。
色んな事を習得して強くなるのはいいんだけど、
なんのために強くなるのかよく分からなかったから、
俺の幼馴染の「癒やしの神」ソラリアのために頑張ることにしてた。
あぁ〜ん♡かわいいソラリアちゃぁ〜ん♡
おっとすまない。本音が出てしまった。
ソラリアのことを考えるとどうもこうなる。
とまあこんな感じで日々神界ライフをエンジョイしてるわけだ。
自己紹介はこんなもんにしとこう。
さて、今日も元気にソラリアを舐め回し―――
俺の意識は唐突にここで途絶えた。
――――――――――――
気が付くと俺は宇宙のような場所に居た。
何故かソラリアと一緒に。
さっきいた神界の煌びやかな風景と打って変わって、
殺風景だがどこか神秘的な場所だ。
「なんだここ?」
「どこかわかんないけど、キレイなとこだねー!」
ソラリアからは緊張の「き」の字も感じられない。
まったく、そういうところが可愛いのだ。
辺りを見渡してみる。
ちょうど自分たちの後ろ側のところに机が見えた。
空中を歩くような感覚で近づいてみると、机の後ろに椅子に座る影が見えた。
敵か…?
少し身構えてソラリアを守るようにして机と椅子に座る影に近づく。
そこにはきれいな白髪ロングの女性が居た。
凛々しい佇まいで少し近寄りがたい雰囲気があった。
何やら机の上にある書類のようなものに目を通しているようだ。
しかたない、少し声を掛けてみるか。
「あ、あのー」
「ひゃいっ!!?」
……可愛い返事だな。
思ってたより腑抜けた返事が帰ってきて少し驚いてしまった。
続けて俺は言う。
「よく分かんないんですけど、ここってなんなんですか?」
「コホンッ。えーここはですね、
霊界に存在する魂の管理所でございます。」
さっきの腑抜けた返事を隠すかのように、
ハキハキと白髪ロングの女性は喋る。
俺はふと「霊界」というワードが引っかかった。
(霊界?霊界は死者の魂が存在するところじゃないのか?
まさか俺達は、死んだのか?)
「あのー、もしかしてなんですけど…
俺達、死んじゃってたりします?」
「そうなりますねー。」
…めっちゃ普通に答えるじゃん。
空いた口が塞がらなかった。
ソラリアと仲良く口をぽっかり開けていた。
神って死とか言う概念あるんだあと思う一方で、
俺の心の中は?でいっぱいだった。
「なんで死んだんですか!?」
「神界にエラーが起こっちゃったみたいで…」
「エラー?」
「はい…説明しようにもエラーとしか言えないものでして…」
なるほど。わからん。
わからんが死んだことは分かった。
どうしましょ…
「これからどうなるんですか?」
「あなた達には二つの選択肢が与えられています。
ひとつ、神界に転生し直す。
ふたつ、別種族に転生する。
この二つから選んでください。」
急展開すぎて脳みそがパーティしてやがるぜ。
ただこの質問、俺の中では既に答えが決まっていた。
俺は人族に転生してみたいのだ。
その理由に最近チキュウという惑星のニホンを観察するのにハマったのがある。
俺は観察して、人族はこんなにも面白い文明を築くのかと感動していたのだ。
ぜひとも、人族になってみてそういう文明を直で体験してみたい!
まあ、そのニホンに転生できるとは限らないが。
でも!やってみないと分からないじゃないか!
俺は答えた。
「人族に転生させてください。」
「え!?」
ソラリアが驚いている。
可愛いが仕方ない、俺は人族に転生したいのだ。
「じゃ、じゃあ私も!」
「ぁぇ?」
びっくりして間抜け声が出てしまった。
内心かなり嬉しい。が、必死に隠す。
「いいのか?」
「まあいいよ!クレファと一緒だったら楽しそうだしね!」
は?かわいいかよ。
今すぐにでも抱きしめて髪の毛を吸いたい欲望を抑え、
ニヤけそうな真顔で通す。
「分かりました。お二人とも人族に転生を希望ですね。
それじゃあ、ここをこうしてっと…
完了です!一分後に転生開始します!」
おお!人族に転生できるのか!
なんだかワクワクしてきた。
ふと横を見る。
ソラリアはワクワクを隠しきれていない表情である。
かわいい。と、思うのと同時に、
どんな世界が待っているのか…楽しみで仕方ない。
「あ!転生先でも記憶や能力は引き継ぎですからね―
ではいってらっしゃい!良い人生を!!」
ん?引き継ぎ?まあいいか。
新しい生活の始まりだ。




