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大罪と魔女シリーズ

人類愛と氷の魔女:終

作者: リィズ・ブランディシュカ




 生きものが好き。


 生きているものが大好き。


 だって皆、温かいから。


 今まで私の周りには冷たいものしかなかったから、温かいものが好き。


 もっと温かいもので満たされたい。


 だから私、温かい生き物を集める事にしたの。


 たくさんいれば、きっと満ち足りるかな?


 でも、人間は魔女を怖がる。


 自分にはできない事ができる魔女を。


 私を見たら、きっと逃げてしまうかも。


 近づいてくれないかも。


 じゃあ、檻をつくって閉じ込めておけば良いわね。


 私は、捕まえたそれを、檻に閉じ込めておくことにしたわ。


 ほら、逃げられないわよ。


 もう、それ以上は離れられないわよ。


 一緒にいれば、だんだん私の存在になれてくれるわよね。


 これから、たくさん捕まえて、たくさん満たされたいな。


 この世界にある温かいものは、全てほしい。


 でも終わりはどこにあるんだろう。


 全部捕まえた証明って難しいもの。


 まあ、地上で100年くらい人間を見かけなくなれば終わりよね。



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