26-2 飛んで西国 2
ヤマト復活編、アマプラでやってるやないですかぁ・・・
俺ね、ブルーノアの活躍()とかめっちゃ見たかったんですよ
良いっすよねぇブルーノア、設定はロマンの塊
絶対リメイクヤマトで活躍するのが約束()されてる様な設定ですからね
波動防壁とかエグいことなってそう
SUSとかバチゴリ強化入ってそうやけども・・・
登場人物
浅間灯夜:本作の主人公、なんか知らないけど召喚された
フィリア・リース:トウヤの先輩ヒーロー、トウヤの召喚に巻き込まれた子
ラント:旧大陸で活動する召喚魔法師の冒険者、クレアの師匠
クレア:旧大陸で活動する召喚魔法師見習いの冒険者、ラントの弟子
「申し訳ございません!!」
混乱が収まり頭を下げる赤髪の女性、クレアの姿にトウヤは苦笑いを浮かべ、フィリアは不思議そうに辺りを見渡す
彼らの話によれば、ここは旧大陸と称される嘗て大帝国が存在した地との事だ
この2人は召喚魔法を扱う古式魔法の使い手であり、弟子であるクレアの召喚魔法の訓練中だったのだが誤って何故かトウヤ達が召喚されたとの事だった
「本当に申し訳ない・・・まさか召喚魔法を使って異国の方を呼び出してしまうとは・・・」
頭を抱えながら黒髪の初老の女性、ラントはトウヤ達へと謝罪の言葉を口にする
「あぁ・・・いえ・・・」
「それよりも、帰れるの?」
間違いは誰にでもある。だからこそ謝罪よりもフィリアは帰れるかどうかを問うた
今の状況では紙幣1枚分の価値もない謝罪よりかは重要な事ではあるからだ
だが、ラントからの返答は2人の期待した程のものでは無かった
「残念ながら今すぐは無理です。私達の用意した返還の術式は召喚獣ならまだしも生きてる人用では無いので・・・」
彼女の言葉にフィリアは短く「そっか・・・」と返した
「本当に申し訳ございません。本来ならこの術式は人ではない存在に対してのみ発動するのですが、どうやら手違いが起こってしまったようで・・・」
「あぁまぁ起こったことは仕方ないですし、戻るにはどうしたら良いんですか?」
「幾つかの素材が必要にはなるのですが・・・、多分ダンジョンに潜れば幾つかの素材は集まると思います」
「ダンジョン!?」
ラントの発したダンジョンという言葉にトウヤは反応する。新大陸では聞いたことのないまさに異世界情緒な場所に興奮を示したのだ
「そんなものがあるんですか!」
「え、えぇ・・・ちょうどこの近くにもひとつありますし行ってみますか?」
「行きます!」
この男、どうやら本気で気にしていない様子で、それどころか異世界に来て初めてらしい事を経験出来そうなことから興奮を隠せないでいた
その勢いに若干引きながらもラントが問えば元気一杯に答える
「あなたもそれで良いですか?」
「彼が行くなら私も行く」
「わかりました。では行きましょうか」
ダンジョン、その出自は定かではない
ある日突然森に、川に、山に、地下に、街に現れ、まるで冥府への入口のような暗い口をぽっかりと開けている
一説には大地の魔力が凝縮した結果、スライムとはまた違う変化を齎した一種の迷宮型の魔物なのではないかという話もあるが、この説はより魔力の豊富な新大陸にダンジョンが生成されないことから昨今ではあまり支持されていない
そんなダンジョンの中、僅かに湿り気を帯びた石畳で出来た通路の上を数匹のスライム達が蠢いていた
石畳の隙間から生える雑草を包み込むように取り込むと、体内を巡る魔力ですり潰し魔力を取り込んでいく
そこでふと気がつく
普段ならば暗いはずの通路の先に高濃度の魔力を放つ赤い棒状の光により照らされている事に
どんどんと近付いてくるそれは同胞であるスライムを切り裂きながら自身へと迫ると、手に持っているそれに照らし出された赤いスーツの男が振り下ろしてきた
そこでスライムの意識は途絶える
「何ですか、あれ」
ダンジョンに入るや否やトウヤが光に包まれたかと思えば次の瞬間には赤いスーツを身に纏い走り出したのだ
そんな彼を追いかけ漸く追いついたと思えば何やら高濃度の魔力を放つ光の剣を構えてスライムに斬り掛かっていた
目の前の光景にクレアは唖然とする
「新大陸ではあのような魔道具があるんですね」
「そう、博士が作ってくれた」
「博士・・・なるほど、噂の工房の魔道具ですか」
驚くクレアとは対称にラントはフィリアの言葉を聞き納得した様子を浮かべる
「気になるの?」
「えぇまぁ、ここではあの様な魔道具は見ることはないですからね」
新大陸と旧大陸には数世代の技術、文明格差が存在しているとされていた
新大陸で見るものは旧大陸には無く、反対に旧大陸でも教会間の対立もあり新大陸の製品を見ることは無い
だからこそ、トウヤのスーツやフレアソードの事が気になるのだろう
「そっか・・・」
私達にとっても珍しいとも思ったが、喋る気がなかったのか、敢えて言わないでいたのかわからないがフィリアはそこで言葉を止める
「ラントさん、目的の物ってこの先にあるんですか?」
「師匠!! 早く来てください、私には荷が重すぎます!!」
楽しげなトウヤの声と弟子の悲鳴な声を聞き、クスクスと笑いながらラントは彼らの元へと向かう
「はいはい、行きましょうか」
目指すはダンジョンの最深部に居を構えるダンジョンボスと呼称される主のいる部屋
彼らはそこを目指し歩き出したのであった
なお、ボスの行末はここでは敢えて書かない事とする
マジでオルクセン王国史最高よね
異世界であるが故の設定も交えながら、あそこまで練れるのマジ天才過ぎる・・・
あれって某国とやることやったら終わりなのかな?
ならあまりにも惜しいけど、変に引き伸ばすよりも作者様の理想の形でさっくり終わって欲しいと思う気持ちもある・・・なんならあと作中内時間で30年分くらいやって欲しいけど・・・!
あ、あと新大陸は勇者によりいろんな分野でブレイクスルー起こりまくりって感じなので格差やばいです
片や産業革命時代、片や第二次世界大戦前くらい()のイメージでやってます
ボスは迷い込んで勝手に縄張りにしてる中級魔獣(新大陸基準)なので、強くても下級怪人並なのでまぁ瞬殺です