第26話 飛んで西国
今回あらすじみたいなの試しに書いてみました
ここから第三章です
女神デアテラの創り出した加護宿る世界
浅間灯夜はこの異世界とも言うべき世界で様々な事を経験した
新大陸のベオテの森でサラという少女に救われこの世界でヒーローとして戦う決意をし、ヒーローとしてベガドの街で戦い続け多くの別れと出会いを経験する事になる
それは時に辛く、時に楽しい経験であったがその末に3体の大怪人の頭髪に成功したのだ
だが、この世界には新大陸の他にも多くの大陸が、国が存在する
「師匠! 召喚術式出来ました!」
これは旧大陸と呼ばれる嘗て栄華を極めた地域のお話
その日バーエオーネに揃った一同は珍しくカウンター席に座るトウヤと前に置かれた三重に積み重ねられた肉の山を訝しげな様子で眺めていた
「なぁ、あいつあんな食う方だっけ?」
その量に若干引き気味にラーザが言うと同じテーブル席に座る茜と雫は静かに首を振るう
「あの子いつもは焼き魚1匹で音を上げるのに・・・何かあったのかしら」
何故トウヤが急にそれほど食べる様になったのか、シスは疑問から首を傾げながら不思議そうに言う
彼らの中で思い当たる事があるとすれば、町長ラスが火災事故に巻き込まれ死亡したという事件くらいであり、確かに慕っていたとはいえそれが暴食の原因になるとは思えなかった
だが、食べる量からして何かあったのは確実だろう
「よっしゃ、俺ちょっと聞いてくる・・・」
「何か・・・あった?」
ラーザが相談に乗ろうかと思い立ち上がった直後、トウヤの隣に座っていたフィリアが声を上げたのを聞きラーザは静かに座り直すと彼らの会話に耳を傾ける
「え、いや特に何もないですよ」
「嘘、元気がない」
身体を彼へと寄せながら問い詰める様にフィリアは顔を近付ける
「何かあったんだ」
まるでトウヤの心の中を覗き込むかの様に見つめてくる彼女の視線に、思わずトウヤは逃げる様に顔を背けた
「・・・フィリアさんには・・・関係ないですよ」
「ある」
否定しても尚もフィリアは食い付いてくる
「まぁまぁフィリア、トウヤが言いたくないって言ってるんだからあんまり詰めちゃ可哀想よ」
そんな2人の状況を見るに見かねてか、エオーネが声を掛けて来た
「エオーネ・・・でも」
「心配になるのは確かにわかる。でもね、何かを言うには時に心の整理が必要なの、その上で言っても良い事か、やっぱり言いたくない事なのかは彼自身が決めることよ」
「エオーネさん・・・」
「トウヤ、私達もあなたの様子が普段とは違うのには気付いてるし心配なの、でも無理にとは言わないわ、もし決心がついたならその時は私たちにも相談してね?」
まるで父や母の様に優しく暖かな眼差しを向けながらエオーネはトウヤへと言う
そんなエオーネの心意気にトウヤは歯を噛み締めながら感謝する
「すみません、ありがとうございます・・・」
「良いのよ、私達仲間じゃない」
「そうだぞトウヤ!」
「何かあれば言ってよね、水臭いじゃない!」
エオーネの言葉に同調する様にラーザとシスが声を上げ、茜と雫は顔を見合わせると静かに頷く
その姿を見て本当に自分は良縁に恵まれたなとトウヤは思った
店の中にいる一同の顔をひとりひとり確認しながら顔を向けると、トウヤは下方向からの光の中で笑顔を浮かべ頭を下げる
「すみません、ありがとうございま・・・ん?」
自身の座る椅子の足の下で光る魔法陣に気がつくと凝視し、次の瞬間には店の中から2人の姿が消えた
「やった。召喚成功・・・」
景色が変わり薄暗い洞窟の中、椅子に座る自身の前で何かが成功したのか喜び笑顔を浮かべる少女の顔がトウヤの目に映る
「やっ・・・たぁ・・・?」
ほんの僅かな時間2人の視線が交わるが、見る見るうちに少女の顔から血の気が引き顔色が悪くなっていく
「えええええぇ!!?」
「えええええぇ!!?」
驚き叫ぶ少女に釣られて同じく驚き叫ぶトウヤ
その隣では何が起こったのか分からず呆然とした様子のフィリアがトウヤと少女の2人が奏でる合唱から逃れる為に耳を手で覆っていた
新章の導入もうちょっと何とかならんのかなとは思いながらも投稿
仮面ライダーで言うと第26話辺りってどんなんだろうって思ったけど、鎧武ならミッチ裏切りと戒斗さんがゲネシスドライバーで変身した回でドライブやったらチェイス回かぁ・・・
すぅ・・・チェイスいっすよねぇ・・・
剛くんとチェイスの絡みがなんだかんだ自分めっちゃんこ好きなんすけど、外伝映画のさ・・・あのシーン良いよねぇ、赤い炎の中でね・・・
それ言ったらハート様とブレンも良き・・・
ハート様はまぁね、熱く清いもう好きってくらい好きな怪人
てかハート様みたいな怪人出しとけばよかったってめちゃ今なら思う・・・ダライチとかそのポジ行けたんじゃね?
ダメだ、最終的には仮面ライダーにしないと行けなくなる・・・