25-3
会社の人と話を合わせるために初めて競馬とスロット行ったんですけど、あれやばいですね
マジで裏バイトの八木さんとかパチンカスになってたカイジの気持ち理解できました
あれは沼ですね
もう行かんとこ・・・
そう考えたらサザエさんのマスオさん凄いな、1000円だけやって帰れるんだから
それからどれくらい走っただろうか、いつもより長く感じる公園までの道のり
漸く自宅から公園までの距離が残り半分といったところまで来た時だった
「待て、アサマトウヤ」
再び掛けられた呼び止める声に、今度は誰だと思い振り向いて見ればそこには白い隆々とした身体と拳に向かいに連れて太くなっていく腕を持ち、烈勢面をつけた様な顔をしている怪人ダライチが立っていた
「ダライチ・・・お前何をしにきた」
スーラに忠誠を誓う怪人を前にトウヤは警戒する
今からスーラと戦いに行くトウヤの前にこの忠臣が姿を現した
彼の纏う雰囲気から迎えに来たというわけでもない事を悟るとブレスレットへと魔力を込める
「アサマトウヤ、今からスーラ様と戦いに行くのか」
「・・・そうだよ」
通りの真ん中で立ち尽くすダライチはトウヤの返事を聞くと、「そうか」と小さく呟きゆっくりと彼へと近付く
「貴様は・・・それで良い、ヒーローとして、スーラ様の仰った通り正義の味方であると良い・・・だがな!」
瞬間、立ち止まるや否や彼の全身から発された闘気にトウヤは思わず後退りをする
「俺たちにとってスーラ様とは恩人であり父の様なものなのだ、幾らあの方の望みとはいえこれだけは譲れない!」
「ダライチ・・・」
ダーカー博士と同じスーラを父として見るもの、だが2人の気持ちは全く相反するものだった
子として父の願いを叶えたい、一方は父と慕う相手だからこそ少しでも長く生きてほしい
その気持ちに何も間違いなど無い、気持ちの強さに差などない
ダライチは構えをとると強く吼える
「変身しろアサマトウヤ、貴様は俺がここで止める!!」
これまで出逢った怪人達の中でも一際強い気持ちの乗った闘気が空気をビリビリと揺らす
その感覚を肌で感じながらもトウヤは自身の心が何故か落ち着いていくのに気がつく
初めはその事に疑問に思ったが、ダライチを見ていると何故自身が落ち着いているかの理由がわかる
忠義を越えた先にある親愛
彼の気持ちの籠った言葉にトウヤの震えていた心は発される闘気への恐れから尊敬の念へと変わっていたのだ
何処までもラスを思い戦おうとする漢の姿を見せつけられ尊敬の念でトウヤの心は震え、落ち着きを取り戻していた
そんな姿を見せられたからにはトウヤも答えずにはいられない
何も語る事なく魔力を込めたブレスレットを擦り合わせ声高らかに言った
「変身!」
『音声認識完了、アクシォン!』
身体に纏わりつく光を振り払いながら、目の前の忠臣と相対し構えをとるとダライチは満足そうに頷く
「そうだ・・・、それで良い!」
言葉を発すると共に身を屈め一気にトウヤの元へとダライチは駆ける
ビヨロコとクーラを倒したパワードになられては勝負にもならない
そう考えた彼は渾身の一撃で持って一瞬で勝負にケリをつけようとする
トウヤの目の前で方足を伸ばし制動を掛けると駆けた勢いのまま全身の力を使い顔目掛けて拳を振るう
亜音速にも達する渾身の一撃
だが、これまで戦闘経験を積んできたトウヤもまたそれに反応してみせた
顔に当たる前に魔力の流れを纏わせた腕を拳と顔の間に滑り込ませて振り払う
「グッ・・・!」
焦り過ぎた。払われてトウヤの顔の横を通り抜けていく拳と崩れていく体勢からダライチは自身の軽率さを恥じた
今度はトウヤがお返しとばかりにダライチの顔目掛けて魔力の流れを纏った拳を振るってくるのを見ると、ダライチは崩れた体勢をさらに崩す
「まだだぁ・・・!」
振り払われ行き場の失った拳の勢いに乗り敢えて横に飛んだのだ
トウヤの拳が空を斬ると共にダライチは地面を転がるがすぐさま攻撃に転ずる
身を低くした状態でこちらへと顔を向けたトウヤの下顎を狙いアッパーを繰り出すが、彼が上半身を逸らした事で躱されると、今度は身体の重心を変え足を戻し拳を顔の前で構えるとジャブを繰り出す
流れる様な高速の連撃を前にトウヤは防戦一方の戦いを強いられた
「まっずい・・・!」
顔を掠めていく拳の雨霰は徐々にトウヤを壁際へと追い詰めていく
必死に躱し受け流す事しかできない焦りがトウヤを拳と共に襲うが、一方のダライチもまた焦りを募らせていた
ーーまだだ、まだまだ!
自身の得意なインファイトの距離に持ち込み、拳を打ち込んでいくがその全てが当たらない
話には聞いていたが、たった数ヶ月前会った時よりもこの男は格段に強くなっている
ゲキコウを倒した時の様な武器頼りの戦い方ではなく、魔力操作の技術を学び、身体の動かし方を知り比べ物にならないくらい強くなっていた
その事実が焦った事を反省していた筈の彼に の心に再び焦りを募らせさせていく
ーー早く倒さねばスーラ様に気付かれる。早く倒さねば逆にこちらが倒されかねない、そうなれば・・・嫌だ、それだけは嫌だ!
焦りはやがて敬愛するラスの未来を脳裏によぎらせ、ダライチはさらに焦り拳の勢いを強めていく
「グゥオッ!?」
突如強まった勢いに反応できず、トウヤは僅かに体勢を崩し掛ける
それに気が付いたダライチは拳を強く握りしめた
「ここだ・・・!」
僅かによろめいた事で出来た隙、そこに全力を込めた一撃を打ち込むべく、トウヤの顔に向けて拳を振おうとする
大きな、それは大きな振りを伴って
「しまった・・・!」
大振りの攻撃はそれだけで隙となる
よろめいた勢いを使いトウヤは彼の顔目掛けて足を蹴り上げた
反射的に避けようと仰け反った姿勢になったダライチは次の瞬間ブレスレットを擦り合わせ拳を握り締めたトウヤを見て自らの失敗を悟る
『オーバーパワー、アクティベーション!!』
「セイヤー!!」
トウヤの拳がダライチの腹を貫く
魔力を纏わぬ一撃、それでもスーツの安全装置解除状態から放たれた拳はダライチを悶絶させる
「グゥッ・・・グッ・・・」
『腕部集中! 一撃粉砕!!』
呻き声を上げくの字に折れるダライチに向けてトウヤはトドメの一撃を放つ
「セイハァーー!!」
続け様に放たれたトウヤの下から突き上げた拳はダライチの額を的確に捉え彼の身体を打ち上げた
暫し宙を浮いたダライチの身体は、そのまま重力に従い地面へと叩きつけられる
「・・・やったのか?」
ピクリとも動かない、だが爆散もしないダライチをトウヤは暫し警戒しながら見つめる
しかし、一向に動く気配を見せない彼の姿を見て、トウヤはスーラの元へと向かうべく走り出した
「ま・・・て・・・」
そんな彼の背中に向けて、僅かに唇を動かしながら呟かれた言葉が空に漂い消えていく
ヤマトモチーフの魔法少女の小説、ここにちょろっと書こうかと思いましたが長くなりそうなので辞めました。
話変わるんですけど、ステラリスって面白いですよね
俺ヤマトMODで遊びまくってます
何故かGEってMODのマイクロワームホール使って新しい星系開拓できる機能が死んでるのでそこがちょっとあれですけど、マジ楽しい!
あとマイクラのうまぴょいっていうウマ娘MODの完成度エグすぎてマジ鳥肌立ってます
お前がウマ娘になるんだよMODなんですけど、育成機能とかあって完成度高すぎ・・・
YouTubeに解説あります