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第25話

第25話とは書いてますけど、閑話的な感覚で書いてます

てか迷ってます。閑話にすべきかそうでないべきか


題名は敢えて入れてません

鳥の囀りと共に日の光が薄いカーテンの向こう側から部屋の中を照らしてくる


そんな優しい光に当てられ男は1人、ベッドの上でモゾモゾと布団を頭まで引き寄せながら唸った


階下から誰かが呼ぶ声が聞こえるが、もう一度夢の世界へと旅立ちたい男は女性の声を強く握りしめて巻きつけるが、次の瞬間には扉が勢いよく開かれ男の抵抗は無駄に終わる


「早く起きなさいってば!!」


先程まで調理していたのだろう茶色の髪をした女性はエプロン姿で部屋に入るや否や男の被っていた布団を力任せに剥ぎ取った


「なんて事をするんだ、俺はまだ眠いんだよ・・・」


「早くしないと、遅刻しますよ?」


目をこすりながら抗議の視線を向ける男は、逆に睨み返してきた妻の睨みにより一気に縮こまる


「わかった。わかったよ、すぐいくから」


まるで宥める様に手を動かしながらうすら笑みを浮かべた男の姿に、妻はため息を吐き呆れ返ると部屋を後にしようとした


「早く来てよ、もうあの子達は学校に行ったんですから」


そうして彼女が出ていくのを見送った後、男は身支度を整えてキッチンへと向かう


机の上には妻のと合わせて2つ朝食が並べられており、ひとつは妻が、もうひとつは自分が食べるべく互いに席に座る


落ち着いた朝の時間

子供達が学校にいった後の夫婦だけの静寂な時間が一時流れた


いつも通りの朝の光景、だが、時としてとても貴重で大切な時間に思える光景に、男は堪らず込み上げてきた感情のまま妻の名を呼ぶ


声はない、ただ口をパクパクと動かした感覚だけが残っているが、彼女はその声に反応するかの様に優しい笑みを浮かべながら飲みかけのカップを机へと置き口を開く


「なぁに、ラス?」






「ラス様、ラス様」


「う・・・ううむ」


夢の中と同じベッドの上で、同じ様に唸りながら重い瞼を開くと自分をゆするイダチの姿が目に映る


「ラス様、ご予定の時間でございます」


「ダライチ・・・いや、今はイダチか、すまんなありがとう」


「いいえ、これも御側役としての務めですので、それよりも今日は・・・」


何かを言いかけ暗い顔をするイダチではあったが、ラスは構わずベッドから立ち上がると口を開きカーテンを開ける


「わかっている。事を成すには良い日だ」





それから暫くして身支度を整えたラスはイダチを従え屋敷の中を歩いていた

屋敷中には人間体の怪人がメイド服や執事の様な格好をして忙しなく動いている


「スーラ様」


そんな中でメイドの1人がラスの側まで近寄る


「本日の夕食についてですが・・・」


「わかっているだろう、今日の夕食は大丈夫だキャサリン、今までご苦労だった。ありがとう」


もう慣れてしまった事だが、この怪人達はラスの命令により働いているのではない

何度か断ったにもかかわらず自主的にラスの屋敷で働きたいと申し出てきて、その結果今に至るまで働いている


だが、それもおそらく今日で終いだろう

そう思いメイドへと言葉を送るが、彼女は首を横に振るう


「いいえ、あなた様は必ず返ってきます。負けるはずがございません。仮に本当に要らなくなったとしてもまた返って来た時に困らぬ様に作らせてください」


ほんの僅かに目頭に涙を浮かべそう言うメイドに、ラスは思わず小さく笑ってしまう


「ならば、今日は・・・そうだな、魚料理を頼む、手の込んだものではなく塩で焼いただけの魚をな」


「畏まりました。どうかスーラ様ご武運を」


妻が好きだったんだ、という言葉を呑み込み発された注文にメイドは仰々しく礼をすると足早に立ち去っていく


その姿を見送りながらもラスは階段を降りて目的地である玄関に辿り着く


既にそこには屋敷中の多くの怪人達がラスを見送るべく待っていた


そんな彼らの中を歩きイダチが扉に手をかけ開くと、ラスは振り返り言う


「皆、今までご苦労だった。ありがとう」


彼の言葉に怪人達は思わず歯を噛み締め涙ぐむ


「スーラ様・・・万歳・・・!」


1人の怪人がラスを讃えるべく声を張り上げると、まるで波紋の様に周囲の怪人達へと伝播ていく


「スーラ様万歳! どうか、どうかご無事で!」


「俺はあなたがいてくれたから救われたんだ、スーラ様万歳!」


多くの怪人達が声を張り上げ万歳三唱する中で、ラスはただ一言だけ彼らへと言葉を返した


「行ってくる」

ガンダムって良いですよね

二次創作として第二次世界大戦の戦闘機をイメージしたガンダムを昔考えたらしてました


マスタング:ガンダムポジ

コブラ:量産機ポジ


内容:国際テロリストグループによるテロ事件対応の為に開発された新型量産試作機の輸送を行っていたが、突如テロリストグループに襲撃され量産機であるコブラに乗っていた主人公も応戦するが、数の暴力により圧倒される

撃墜後は試作機へと搭乗してテロリスト機を撃退するって感じで始まって、最後は隊長が裏切って主人公を残してMS隊は全滅して世界大戦勃発で終了

第二期からは新型試作機セイバーに乗る新主人公が、終盤で仲間を失いヤツレタ第一期主人公の部隊に配属

第一期主人公は量産機であるライトニングに登場していたが、元隊長が新型機に乗った襲撃してきた為に撃墜されてしまうが、色々あって嘗ての相棒たるマスタングの強化装備追加型に搭乗してエースとしての威厳を見せる的な感じの流れ


創作って楽しい!!

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