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偶像 3

あのシーン何処に入れよう、このシーン何処に入れよう

迷いに迷った結果作った出来ましたのがこちらの綾鷹になります


って感じで書いてました

翌々日、トウヤ達はウツコウからの依頼を果たすために街の外に建てられたライブステージへと来たが、目の前の光景に圧倒されていた


「まさかウツコウから依頼が来るとはな」


「すごい人」


「ですね、こんなライブ会場も作れるなんて・・・良いなぁ」


見渡す限りの人で溢れ返ったサーカスのテントの様なライブ会場と屋台の立ち並ぶ光景は見ていて楽しくもあるが、つい巡ってみたいとトウヤの心は惹かれてしまう

だが、自分はこれから仕事に行くのだと自身を律して今は見るだけに留める


会場外周にあるスタッフ入り口から中に入れば、ライブの準備の為にスタッフ達が忙しなく走り回っている


そんな中でトウヤの姿を見つけた1人の女性が彼らへと走り寄って来た


「アサマさんお待ちしていました。こちらの方が・・・」


「本日は護衛の依頼を勤めさせていただくセド・ヴァラドだ」


「フィリア」


「あなた達が、本日は依頼を受けていただきありがとうございます! 私はウツコウのマネージャーをしているリエと申します。では、こちらです」


そう言ってリエに案内されたのはとある部屋の前であった


彼女が扉を叩き「失礼します」と中に入ると、そこにはウツコウの2人が衣装に着替えて座っている


「今回護衛を担当するヒーローさん達をお連れしました」


「トウヤさん! 来てくれたんですね!」


「あぁどうも・・・」


「フィリアさんも、そんなに緊張しないでください」


「・・・ありがとう」


嬉しそうに反応するウツツに対して、トウヤの顔は何処か緊張した面持ちを見せたが、それはどうやらフィリアも同じ様だ


彼女も事前にトウヤから話は聞いていたのだが、いざ顔合わせをしてみればまさかここまで似ているとは思っておらず、僅かに眉を顰めながらもコウの言葉に返事をする


「さて、それでは今回の依頼について説明させていただきますので、どうぞお掛けください」


マネージャーの一声により、3人が席に着くと彼らの前に一枚の紙を置く


そこには今回の依頼内容について書かれていた


「今回の依頼は組織からの犯行予告があったので、ライブ中ウツコウの2人を守ってもらいたいというものです」


「ライブの中止・・・はあり得ないって事で良かったんですよね?」


再確認の為にと発されたトウヤの言葉にウツツとコウが頷く


「私達はこの街のみんなに元気になってもらいたいから、今日ここに来たの」


「それを得たいもしれない人達に脅されたからって理由で辞めるわけにはいかないからね」


そう言う彼女達の目には強い意志を感じた

自分達の使命を遂行しようとする強い意志


それを見たセドは頷くと共に懐から一枚の紙を取り出し、彼女達によく見えるように置く


「貴方達の意志はわかりました。配置についてだが、事前にこの様に対応させていただいている。確認してもらってもよろしいか?」


セドの言葉にウツコウの2人とマネージャーは机に置かれた紙を手に取り、内容を精査していく


時に話し合い、真剣な眼差しで持ってライブを成功させようと考えているのがわかる


その様な姿を見て、トウヤとフィリアの胸中には2つの疑念が湧き出て来た

本当に彼女達は組織の人間なのだろうかという疑念と、都合良く似た様な見た目をした人物が現れるのかという疑念


だが、いくら悩んだところで疑念の答えは出ない


「トウヤ、フィリア」


そう悩んでいるとセドが顔を向ける事なく小声で2人に声を掛ける


「お前達の疑念はわかる。だがな、だからこそ今は目の前の事に専念しろ、俺たちの為すべきことをするんだ」


考える事も悩む事も良い、しかし、答えが出ないのであれば一度立ち止まり、自分が今為すべき事を振り返るべきなのだ


「うん、それじゃこれでお願いします!」


真っ直ぐな視線を向けてくる2人の少女


「わかりました。それでは私達はそれぞれの持ち場に向かわせていただきますので、これにて失礼します」


「はい、お願いします!」


「みんなの為のライブ、絶対に成功させてみせるから、お願いします」


他者の為、自身の責任と力で持って力を尽くそうとする2人の少女の姿を見て、先程のセドの言葉を理解したトウヤは力強く2人に向けて宣言した


「任せて下さい、お2人のライブ、絶対に俺たちが守り切ってみせます!」


彼の言葉にフィリアもまた力強く頷く

もう2人に迷いはない

あとがきで書きたいことあったけど・・・忘れました

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