呼び起こされる太古の獣 4
自分ウマ娘の推しがトウカイテイオー何ですよ
天真爛漫な子って良いじゃないですか、何処か幼い感じの
で、思ったんですよ
テイオーのトレーナーバーニィ(ポケ戦)論
良くないですか!?
年上の近所のお兄ちゃんって感じで接して、車の中でマック食いながら笑い合って、年下だけどなんか凛としたお姉さんの風格ある会長に鼻の下伸ばしてテイオーに蹴られるバーニィ!
やっちまえテイオー!って言うバーニィ!
んでURA決勝でビデオレター送ってくるバーニィ
あ、前まで書きたい言ってた事これでした
異変は地上で待っているフィリア達にも伝わっていた
風がないにも関わらず木が揺れ動き、何事かと思いながらもサラを自身のそばへと引き寄せると、小石がカタカタと動き足の裏から伝わる振動に気がつく
「何・・・?」と呟くと、次第に揺れは大きさを増していく
「え? 何これ地震!?」
あまりの揺れに姿勢を崩し地面へと手をつけながらサラは慌てふためく
地下で一体何があったのかそんな疑問が彼女達の頭によぎるが、その最中も地面の下から伝わる振動は徐々に近付いて来ていた
遂には遺跡の中心、浮き彫りの柱達が石畳と共に踊り出すと柱は崩れ石畳は捲れ上がり、振動の主がまるで蛹を突き破る蝶のように地上へと出てくる
背中から岩と土を溢しながら彼女達の前へと姿を現した異形に、そいつが纏う膨大な魔力と漂わせてくる濃密な死の香りにフィリアは嫌な汗を出す
「何・・・あれ・・・」
それは正しく手の塊だった
閉じられた指の列は腹を、集まった手の甲は背中となって胴体を形造り、そこから突き出された捩れながら突き出された太い親指には、肌色の瞼の内側にもう一枚の赤い瞼と黒い眼球が鋭く彼女達を睨み付けている
まるで祈る様に重ねられた手を逆さまにして親指を立てたような見た目は正しく異形の怪物の姿であり、その姿を見たサラは顔を青くして身体を震わせた
「お姉ちゃん・・・逃げよう・・・」
恐怖のあまりフィリアの袖を掴み引っ張りながらそう言うが、彼女からの言葉はなく、変わりに機械音声が返ってくる
「変身・・・!」
『音声認識完了、エクスチェンジ!』
「何やってるのお姉ちゃん!」
変身したフィリアにサラはまさか立ち向かうつもりなのかと驚くが、フィリアは彼女に顔を向ける事なく前へと進み出て言葉を返す
「逃げて、こいつは・・・マズイ」
「そんなのわかってるよ! だからお姉ちゃんも、こんな奴に勝てる訳ないから早く!」
そんな事こそフィリアもわかっている。見るからに危険な存在で纏う魔力量も自分と比べても段違いに高い
だが、地下から出てきたと言うことはトウヤ達がしくじったという事である
ならば今この場で止められるのは自分だけだ、その事実が彼女を強くこの場に止まらせたのだ
「誰かが止めないと、村が大変な事になる」
「・・・! それは・・・」
「行って、みんなに伝えて避難させて」
武器を構える姉の姿にサラもまた理解した
目の前の異形はすでにこちらに気が付いている。放っておけば自分達を追い掛けて来て村にまで被害が及ぶ、だからこそ此処で誰かが少しでも足止めをする必要があると
そうして、サラは恐怖で足を絡れさせながらもフィリアへと祈りを込めた声を送り走り出す
「絶対帰って来てね、約束だよ!」
彼女の言葉に対して返事はない
ただサラが駆け出したと同時に、獲物を逃さまないと駆け出して来た異形へと構えた
真正面からのぶつかり合いは必ず自身が負けて潰される
ならば距離が離れている今が1番の仕掛けどきだと考えると、すぐ様両腕を異形へと向けて攻撃に入った
両手の指を窄めると作り出した水をまとめて異形へと放出する
一方向へと流れる魔力を混ぜた高圧の水流カッターは異形の身体へと直撃した
街の家屋保護結界をも容易に切り裂く一撃にフィリアは無傷では済まないだろうとほんの僅かに期待していたが、その期待は脆く打ち砕かれる
「・・・! 止まらない!?」
異形は水流カッターの一撃をものともせず、真正面から受けながらも真っ直ぐ突っ込んできたのだ
それを確認するや否やすぐ様魔法を中断して横に飛び退けると同時に、空中で腕を向けて異形へと水流カッターを押し当てる
流石に横からの一撃は異形にとっても無視できない威力なのだろう
僅かに蹌踉めくと苛立ちを含んだ目をフィリアへと向ける
それはダメージを与えたからではない、鬱陶しさからくる視線はフィリアにほんの僅かな無力感を抱かせたが、それでもサラの逃げる時間を僅かに稼げた事に安堵した
「ここから、どうしよう・・・」
初手で切ったジョーカーは強固な身体と膂力のみで無効化された
相手にすらならない、今の自分は夏の羽虫と同じであろう事はひしひしと伝わってくる
その事を理解すると「フー」と大きく息を吐いた
羽虫と同じであれば飛び回り撹乱しよう、少しでも村から離れるように誘導しよう
震える身体を何とか抑え身構える
そんな時、崩落した地下への階段の入り口から足音が聞こえた
「フィリア・・・さん・・・」
「トウヤ・・・!」
地下から這々の体で上がって来たトウヤが現れ、彼の無事に思わず意識が逸れる
その一瞬が命取りになった
「しまった・・・」
異形から高濃度の魔力収束と放射が行われたのだ
純粋な魔力の塊であるそれは、勇者の一撃と同様に熱を帯びて地面を抉り森の奥地までを焼き払っていく
そんな中にフィリアの姿は隠されていった
「フィリアァ!!」
今日頑張ってもう一個投稿します
本当はこれ投稿する時点で完成させたかったんですけどね・・・
遅なりそう・・・
焦って書いたせいかもうちょっと煮詰めたいけど・・・うーん
時間がない、早く書き切らねば