閑話 大規模反攻作戦
はい、今回はおまけ回ってかやりたい事をやる回でした
まぁこんな感じで戦ってるよー感出してる感じなので、用語とかそう言うの間違えてたら未来の自分に託します
本筋とは違うので気楽に書いてますしね
ガハハ
とある夏の日
中央戦線には暑い日差しが照り付けていた
わた雲が流れる空を見つめ、兵士達は去年の夏の記憶を辿り物思いに浸っている
そんな彼らの後方ではとある艦隊が集結しつつあった
大陸同盟軍第一艦隊
旗艦フェイルを中心とした大陸の誇る強大な力を持った艦隊が、とある作戦の始動を今か今かと待っていたのだ
「時計合わせ」
旗艦フェイルのブリッジではオペレーターが各部隊に通信を送りながらも時計を合わせる
「5、4、3、2、1、作戦時刻です」
その声と共にアラームが鳴り響き、艦長が叫ぶ
「作戦開始だ! 各艦攻撃開始!」
ここに大陸同盟軍による反攻作戦が実施された
旗艦フェイル麾下の艦艇は前線へと向けている主砲を斉射し、強襲揚陸艦は爆装した有翼人種飛行隊を発進させていく
最も敵の反撃が苛烈と考えられていた戦場である中央戦線、主砲着弾と共に魔王軍対空陣地からはムロイーー熱線を放つ大型魔獣ーーの攻撃を中心とした対空砲火が艦隊に向けて放射されるが、艦隊前方で旗艦アーノルド、ワン含む第三艦隊により展開された大規模防御結界の前に阻まれる
地上では勇者を筆頭に陸軍部隊がMRAを駆り前進を行う
「スゲェな! まるでSFみたいな光景じゃないか!」
「まったくだ、これじゃナルニアなのかHALOなのか分からないな!」
アルベルトとクワバナの2人が興奮気味に話す中、いつもなら話に乗ってくるはずの天華は緊張した面持ちを浮かべ黙り込んでいる
「緊張してますの? 天華」
「あはは、バレた? さっきまでは大丈夫だったんだけど、砲撃音が始まると一気に戦場にいるんだって実感が湧いて・・・」
鎧の奥で苦笑いを浮かべる天華に、オリヴィラは優しく微笑む
「それは仕方が無いですわ、あの2人は興奮している様ですけど普通なら初の戦場だと緊張はするものです」
多少の実戦は経験していても、と彼女は付け加える
ベガド攻防戦での戦い以降、彼女達は僅かな休息の後北に向かい戦場に投入された
勇者の部隊は第一から第三特務大隊に別れ、幾つかの随伴MRA部隊を伴い先鋒として敵前線へと攻撃を仕掛け敵防衛線を食い破るのが役割である
やがて飛んでくる防衛火器ーー射撃ゴーレムーーからの攻撃を鎧の勇者たる天華は受け止めながら掻い潜ると、見えてきた敵塹壕に武器を構えた
塹壕内に突入するといるのは主に甲式ゴーレムーー全身金属製のゴーレムーーとスライムローパーであり、一気に入り込んだ彼らは瞬く間にそれらを殲滅して行く
「勇者だと!」
それらを指揮していた魔人の1人が、天華達を見て驚きの表情を浮かべるが、アルベルトとクワバナが武器を構え、オリヴィラの援護射撃、天華が盾として攻撃を押さえ込む事ですぐに制圧する
その後彼らは、続々と駆け込むMRA達と共に司令部の制圧へと向かう
「第一艦隊フェイルより報告、敵塹壕制圧! これより司令部の制圧を開始!」
「第二艦隊レンカより、敵司令部陥落との知らせあり!」
「第五艦隊アラダから報告! 敵砲兵陣地破壊に成功したとの事です!」
各艦隊司令部から送られてくる報告に司令部は沸き立つ
「ええ感じやな、海軍の方はどうなっとる?」
「先生気が早いですよ、海軍は今から戦闘開始です」
「あぁそっかそっか」
丸メガネを掛けた30代の参謀は、参謀補佐の愛弟子の女性にそう言われケタケタと笑いながら頭を掻く
「まぁ今んところ勇者らのおかげで、ええ感じに攻めれとるな」
「まだ何があるかわかりませんけどね」
こうして大陸同盟軍の大規模反攻作戦が実施されたのだ
それはある意味で悲惨な日々の始まりであり、栄光への道の始まりでもあった
元は私の未完作品を元に考えられた攻撃方法で、さらにその大元はFF零式ですね
あれの空中艦隊に脳を焼かれました。そこにHALOをひとつまみされたからMRAとか出来ちゃってもう大変
マジで未完作品の方も影響されまくってますし、そもそも第4勇者からしてそうなんですけどね
ガハハ
あと旗艦級戦艦の名称についてですけど、歴代勇者の名前から取られてます
1番艦フェイル
初代 初代剣(推定)の勇者
2番艦レンカ
2代目 初代棒の勇者
大飢饉解決のために呼ばれる
3番艦アーノルド 防御戦艦
3代目 初代長銃の勇者
強大な魔獣災害の解決のために呼ばれる
4番艦ワン 防御戦艦
3代目 初代盾の勇者
アーノルドと同じ
5番艦ロア
4代目 初代鎧の勇者
初の魔王軍との戦争で呼ばれる
6番艦アラダ
5代目 2代目剣の勇者
大規模魔獣災害解決のために呼ばれる
7番艦アウローラ
5代目 初代双剣の勇者
アラダと同じ
8番艦ソジュン
5代目 初代拳の勇者
アラダと同じ
9番艦ヤマモト
5代目 2代目鎧の勇者
アラダと同じ
以後の設定は未来の自分に任せます
防御戦艦は大規模結界魔法展開機能を付けた戦艦って感じです