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第五話 新しい生活? 後編

話だらだらで、ぐだぐだやなぁ


なぜか今日、朝早く起きた。

とくに監禁とかではなく自由だ

が、コールドスリープ前の記憶が残っており

出る気になれないが、とりあえず出てみよう


扉を開けてみると、大きい廊下が広がっている

僕のコールドスリープ前とは違い、構造が想像できない

ほど、近代化している

大河原順平「一体、どこにいるんだろう」

5分ほど歩いていると行き止まりになる。


大河原順平「そうか、僕はここまでの行動が許されているのか」

素直に戻ろうとした途端

械「ニンショウシマシタ。ドウゾ」

と共に壁のデザインに似せた扉が開いた。その先には皇龍人がいた

今にも吹き出しそうな感じで

「帰ろうとしたら、扉がひら…ぷ…くくく」

皇拓人「だから、言ったじゃん。独り言でもいいから一回は

呟いたほうがいいって」

拓人は想定できてたようで、何度か仕掛けを教えようっていったけど

龍人は教えないと一転張りだった。

皇龍人「いや、悪気はない。ただ暗い感じだったからしばらくはあの部屋から

でないと思ってた。だから、説明しなかった。まさかこんな面白いのが見れ…

ぷ…くく…ふふ…」

扉開いたときは、後ろ姿なので扉が開いて帰ろうとする図にツボってる事になる

大河原順平「扉というか、壁だったよ??」

皇拓人「そういう仕組みなんだよ。扉なんだけどデザインを壁にして機械で開く

ちなみに、順平君のDNAは登録されてて、それで開くんだ。それにしても

まさか、出てくるとは思わなかったよ」

まだツボってる龍人は放置して、もう少し時間がかかると予想していた彼らの予想が

外れた事になる

大河原順平「ふとね、僕の生きてた時代と違うっぽいしどんな感じかと」

皇龍人「そういう事ならいこうぜ」

皇拓人「ところで、どのエリアまで行けるの?」

突然だが、可能なエリアは鬼塚・板垣(風水)・龍人(発見者なので特例)

・神田浩一(宇宙艦隊総司令官で第一艦隊旗艦の艦長)しか知らない。

皇龍人「あー、一般人立ち入りエリアだったら全部いけるよ」と真面目顔

こいつはさっきまで笑ってたからな

皇拓人「そうなんだ。VIPに近い対応だね」

皇龍人「神田浩一総司令官の案でな。そもそも今回、俺がそれ知ってるのが例外処置だ」

大河原順平「緊急対応なんだねぇ」

と考え込む、コールドスリープ前もなあなあだったからいいかと普通に戻る

皇龍人「そもそも、君の生きてる今の時代は真新しいんだから、慣れなきゃだめだ」

皇拓人「そそ、秩序やルールも違うんだから、慣れないと」


そして、住居区を抜けて、資材搬送中継エリアに入ると真っ暗な空間が窓の外に広がる

そう宇宙だ。

すっかり忘れてた、今、大型宇宙戦艦の中にいるんだった

大河原順平「う、宇宙だ…、宇宙空間だ…、すげー」

物珍しいなんてレベルじゃない、まるで宇宙旅行のような状態なのだ

皇拓人「あのあたり、少し輝いてるじゃん。奥の方から光来ててそれが目に届いてる

の。しかも、時間差で何億年前の景色を今見てるんだぜ」

ただ、この反応でわかる事がある。

大河原順平のコールドスリープ前は、気軽に宇宙にいける技術はなかった

という事だ。

大河原順平「船が通った…。使い捨てロケットじゃないのか…、すごいなぁ」

同軍艦が通った時の反応から見るに、一回一回開発して打ち上げていた?

使い捨てロケットという表現から、在庫のようにたくさん作り、順番に打ち上げて

いたのか?という、2パターンを龍人は一瞬想像した

皇拓人は率直に「眠る前、宇宙って気楽に行けたの?、使い捨てロケットとか

いってたけど…」生きている時代で技術が違うから、認識の大きなズレがある。

この時代は、ロケットのようなものはなく、戦艦・補給艦・運搬艦等細かく分かれており

使い捨てではない。

作ってすぐ破棄という概念は技術上ない。

大河原順平「細かい大まかなパーツに分かれてて、打ち上げるとガショーン

ガショーンって切り離して宇宙までいってたの。専門職かお金持ちしか

いってなかったけど。」と身振り手振り付きで

話すので、兄弟はだいたいこの説明で大雑把に想像できた

皇拓人「ううむ、今の技術だと…想像はできるけどそもそも切り離すってのが

ないなー」

皇龍人「だな。順平君の話に合わせると、切り離さないで再利用するからな」

皇拓人「再利用…、さいり…、普通に車のようなイメージだよね?」と兄である龍人に

同意を求める

皇龍人「そうかもしれないな…」ロケット系が時代的に現存しない為、想像するしかない

大河原順平「なるほど…」と普通に車という表現と、同軍艦の素通りでイメージがわいたらしい

龍人・拓人「それで納得できるの?」と同時にハモるのだった…


そのあと、いくつかの店回って、飯食って帰ってきた

いつもの部屋でぼーっとする大河原順平

今日あれこれ回って、完全にコールドスリープ前の時代と違っている事を

思い知った。

乗り物というより技術そのものも違う

大河原順平「体も普通に歩けるし、見たものも全然違った…本当に違う時代に

いるんだ」

と、肝に銘じるのだった


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