第二話 ミイラ???人形???
修正するかもしれないかもしれない
板垣風水「何もない何もない言ってますけど、調査終わってませんよ」
研究職人なので、全部終わらないと気が済まないらしい
何もないとはいいつつ、ビルだったようなものとか、家だったようなもの
とかの残骸はちょくちょく見える。
皇拓人「それにしてもうちらの宇宙域にこんな惑星があったなんてなぁ」
と周りの瓦礫のような何かをどかしていく
皇龍人「これで何もありません。なんて嫌だなぁ」
鬼塚隆三「でも、先月の惑星高次元スキャンで謎の空洞があったんですよ」
第4艦隊ではなく、宇宙艦隊総司令官がのる旗艦である第1艦隊の
補助旗艦に惑星まるごとスキャン(CT検査のような感じで)できる高度艦隊が
あり、スキャンした結果に謎の空洞ありというデータがあった
皇龍人「謎の空洞? まさかその空洞がこの辺り?」
と鬼塚隆三を見つめる
すぐさま、「その通りです」と答えるが
「うん、なんだろう。このいい加減な感じ」と不満そうに答える皇龍人
板垣風水「ただの空洞ではなく、どこかに入口っぽい影もあったんです
なので、地下の保管庫か落とし穴の可能性が」
と言いながらも、スキャンデータからの地図を見ながら、その地下を探す
皇龍人「そもそも、平和で暇だからって俺呼ぶなよ」
と、そこらへんの瓦礫の山を思いっきり殴る
しかし、そこは例の空洞の入り口だったようで
ズドドドドカドカとすごい音しながら、一部が崩れていった
皇龍人「…………………………」
そのまま灰になって今にも崩れそうなくらい茫然としてる
魂が抜けて戻ってこーいのあれもぴったりかもしれない
皇龍人「おい、なんだよこの大穴、どーなってんだよおい」
入口の階段等も経年劣化で崩れてるのもあり、文字通り大きな口が
開いてる感じになってる
鬼塚隆三「ここかもしれません」
板垣風水「空洞だ、空洞があった」
皇拓人「これどーやっておりるー?」
珍しい大きな穴発見でその姿は野次馬である
皇龍人「お前ら、調査に来たこと忘れてんじゃねーだろうな」
ちなみに、鬼塚隆三は皇龍人の上官だが、しっかり言ってくれる
所に信頼を寄せており、こんな態度でもあまり怒らない
というか、龍人本人も普段は温厚なので怒ってるってのはめちゃくちゃ
な事してるって事である
板垣風水「調査に来たことはわかってますよ。まさか豪快に崩れたうえに
座標もぴったりなんて思いませんもの」
と、高度座標計測装置と地図を見比べる
鬼塚隆三「とりあえずおりましょう。降りないことには始まりません」
とトップバッターといわんばかりに飛び込む
板垣風水「あのー、梯子もってきたんですけどって、いっつも先いくんですから」
皇拓人「いくしかないでしょ」
と同時にゆっくり梯子で降りていく
皇龍人「まったく、人型系がいないって確定してるからって無警戒すぎんだろう
がよ」
一か八か運転ダメ絶対!!!!
そんなわけで、ゆっくり梯子で降りていく
スキャンと机上計算を比べた時もほぼ同じだったが
改めて実物を見ると巨大な空洞…
というより、保管庫か何かだろうか、いろいろなロストテクノロジーが
散らかっている
皇龍人「なんで、瓦礫に八つ当たりしたんだろう俺…、完全にやらかした」
よくいう後悔先に立たずといわんばかりに
瓦礫がたくさん落ち、保管庫のようなスペースに石や鉄が散らかってる
謎空間を演出してる
板垣風水「入口らしき所は広くとってるみたいですね」と周りを見渡し、
「旧世界の機械に傷はなし。経年劣化はあるでしょうけども」とそれぞれの
機械をゆっくり見る。
電力がなくなっており、機械はすべて機能停止している
鬼塚隆三「旧世界のものにしては異様ですね、何に使われたのかまったく
わからない」
皇拓人「ふっふっふ、これなんだろう」
と、それぞれあれこれいじくりまわしてる
皇龍人もいじくりまわしてたが
突然「ぎょえーーーーーーーー」
と変な声あげる
すぐさま視線は集中し
板垣風水「保管庫は保管庫でも…」
鬼塚隆三「まさか、こういう保管だったとは…」
皇拓人は何かの板を見つけ「惑星滅亡前に解凍する予定だったってこ…と?」
そうでてきたのは、大河原順平の機能停止したコールドスリープポットだった
無駄に厳重のポット
調査にきた面々は、想定外のものに驚きを隠せなかった
当たり前である、今まではただの廃墟後や、謎のただの空洞
もしくは、完全に朽ちて崩れた奥屋等であり、人が入った何かなんてのは想定外
だからだ
鬼塚隆三はすぐさま、旗艦に連絡をする
「旧世界のポットを確認、回収準備をしてください」
野魔徹
「鬼塚艦長、ポットですか?」
と、第4艦隊の副艦長が応答をする
鬼塚隆三「人が入っています」
野魔徹「え???」
いくら副艦長と艦長の両資格とってても
混乱するのは当たり前である。
野魔徹「わ、わ、わかりました。回収準備を開始します」
回収すると命令きた以上、準備するしかないが
一体なんなのかわからないまま回収するのだった
だんだん、システム慣れてきました