第11話 冒険の前日談
「ふざけんなよ」
一度ならず二度までも再び外に追い出される。
しかも、今回はタマキと一緒に行う計画的犯行、グル、完全にはめられた。
「てめぇらぜってー許さなねぇ」
良くもせっかく頑張ろうとする人の心をもて遊びやがって、後悔させてやるよ。
俺はバンッと音を立て力強く扉を開けた。
「カオル! そんな乱暴に扱わないで下さい。立て付けが悪くなるかもしれないじゃないですか」
少し機嫌が悪いのか昨日のリヤマを狩る姿を彷彿させるような鋭い目つきをしていた。
「すいませんでした」
謝罪怒れる女性に対しての早期対応、鮮やかな直角お辞儀、謝罪のお手本とも言えるような姿勢を繰り出した。
「実際に事が起きたら、謝って済む話じゃあないんです」
どうやらフユも朝に弱いらしい。
今もキツイ視線が付き刺さっている。
「いやぁさっきはゴメンね、カオル君」
俺をハメた諸悪の根源が部屋から現れた。
「タマキ、よくも人の事をおちょくってくれたな」
「何のことかな? 僕はさっぱり分からないな」
こいつ、とぼけやがって。
「まぁまぁ少し落ち着けって今からそんなにカッカッして、体力使ってたらいざとゆうとき動けなくなるぞ」
大変鼻につくことだが、確かにこれ以上怒っても体力の無駄遣いなのも事実。
「何を揉めてるんですかカオル、タマキさん、朝からこんなに騒がしくして」
「フユもホントに朝弱いね、今日は沢山動くから早く機嫌直して」
俺はいったい何をしているのだろうか。
昨日俺は冒険に望んでいたのに朝から何してんだろう。
完全に手抜きですいません




