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夏生詩集2

颯爽と

作者: 夏生

泣きたくなるほど

寒い日でした


青々と笑う空から

いくら日がさしても

凍てついた風が

ぬくもりをさらって

しまいます


コートのポケットの中に

両手を突っ込んで

肩をすぼめてトボトボ

歩いていました


半袖に短パン姿の

女の子が自転車に乗って

颯爽と通り過ぎてゆきました


小麦色の肌に

長い髪をなびかせて

心地良さそうに


甘酸っぱい果実やら

ハイビスカス

眩しくて元気いっぱいの

太陽が

一瞬、現れて

きらきらと消えてゆきました


寒さがキョトンとして

振り返っていました





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