3話 初めての授業
更新が遅くてすみません
朝、どこからか小鳥の鳴き声がする。
そんな中、ジリリリリー!!という人工的な機械音に起こされた。
「ふぅ、もう朝か
学校行くにはまだ余裕があるな」
ピンポーンとインターンホンが鳴った。
この時間じゃあ多分由宇斗だな。
「お邪魔するよー」
「おう! 入って来い!」
「珍しいね。 朝霞がこの時間に起きてるなんて」
「たまには、おれも起きるさ」
「どうする? 朝食たべてから行く?」
「いや、途中で買って食べながら向かうか」
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「それにしても綺麗な桜だな~」
「だねぇ、散るのがむなしくなるよ」
「今日の1限目って何やるか覚えてるか?」
「うん、魔法学だよ」
「魔法ね。 俺に使えるのかどうか・・・」
「朝霞も魔法科に入ったってことは魔力があるってことだし
使えるんじゃないかな?」
「まぁ、今日は座学だと思うぞ」
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結局、のんびりしすぎて遅刻しそうになった俺たちは走って学校に行くはめになった。
そして授業の時間となりガラリっていう音とともに入ってきた先生は女性だった。
「私の名前は、藤原夏凛です
皆も知っての通り、魔法学を担当します」
藤原先生は、名前の夏‘凛’の漢字どうり真面目そうな見た目でポニーテールで黒色の髪型だ。
「それでは、自己紹介も終わりにし、
授業を始めたいと思います」
高校初めての授業が始まるのか、よく聞いておかないとな。
「まず、魔法学といいますが
ここでの‘魔法’ってのは何だと思いますか?
そこの席のあなた、名前を言って思ったことを答えてください」
生徒の自己紹介を聞かなくて名前をわかるのかなって思ってたが質問しながら聞くのか。
「はい! 私の名前は月野明ですっ!
魔法というのは・・・・・・よくわからないです!」
「「「「・・・・」」」」
「そうですね、よくわからないものです」
「「「「え?」」」」
「・・・え?」
「そもそも、‘魔法’というものは研究途中なので、
この魔法学は、今までわかってきた‘魔法’のことを学びます
なので、これから習っていくことがずっと正しいってわけではありません
では、詳しく説明しますね
まず、魔法にはいくつか種類があります
1つ目は、皆さんがこれから使っていく魔法で‘基礎魔法’、‘基本魔術’といわれてます。
2つ目は、稀に精霊が見える人が使う‘精霊魔法’と呼ばれるもの。
3つ目は、教会の神父や巫女が使う‘神官魔法’です。
そして最後に、神に愛された昔の英雄たちが使ったとされる‘神愛魔法’です。」
魔法って、意外と種類があるものなのか。
「先生ー 基礎魔法と基礎魔術って言うように、精霊魔術って言うんですか?」
「いい質問ですね。
魔法と魔術の違いは無くて、呼び方が違うのは一部の時代や地方で使われてた名残です。
それでは時間ですので今日の授業は終わります。」
魔法関係についての解説役登場です