第四話:『幼女救助作戦その②』
午前0時前、トイアナランドパーク跡地。
かつて子どもたちの笑い声で満ちていた場所は、今や廃墟と化していた。
「……ここか」
匿名Aは目を凝らし周りを確認する。
暗闇の中、一人のロリ反応。
おそらく敵は十名以上。
それにすぐさま気づく匿名A。
ロリ制圧班の総班長、彼はダークナイツでも上部の存在。ロリの力を使い、ロリを愛し続けた男。
「班長、どうします?」
背後で声を上げたのは、ロリ制圧班第一部隊員の安藤 留。
まだ若いが、第一部隊では匿名Aの次にえらい。
匿名Aは短く答える。
「……時刻を見ろ」
三人の視線が同時に腕時計を見る。
針が静かに進む──
11時59分。
11時59分59秒。
「行け」
秒針が0を指した瞬間、匿名Aの合図で三人が同時に動いた。
匿名Kが能力を発動する
【創造神・偽】
匿名Kの能力"創造神・偽"は無から有を生み出すことができる。その手が空を掴めば、何もなかった場所から物が生まれる。しかし、簡単な物もしくは見たことのあるものしか作れない。それに加えて30分立つと消えてしまう。
匿名Kの手のひらから銃が3個出てくる。
「おい!何者だ!」
「撃てぇ!」
怒号と銃声が混ざり合う。
音もなく背後に回り込み、二人の首筋を一撃で落とす。
「留、左の通路を封鎖しろ!」
「了解!」
匿名Aは一人、奥の部屋へと走る。
「留、お前は外で敵が来ないか確認を、俺は中で出来るだけ敵を減らす」
「了解!じゃあ、また後で」
二人が逆方向に走り出す
ナニコレ




