第十話:『痛いよ痛いよ!』
今回短い
(そ、そうだ、俺は勝たないと、妹を見つけるんだ)
留の手にはナイフがあった
(今目の前にいるにはおそらく本物だ、ここでやる)
留は決心し、ナイフを握りしめる
「死ねぇぇ、ミハエル!!!」
血が噴き出る、留の血が
留の体からはウニの様な何本もの針だ飛び出た
「う、うぁぁぁぁぁぁぁぁ、痛い、痛い、痛いぃぃぃぃ」
「俺の能力がただ分身を作るだけだと思ったか?バカが、最初話した時に俺の操った泥をお前の耳へ潜伏させていたんだ」
「な、なん、で」
「殺そうと思えばお前なんていつでも殺せたんだ。勝てると思って希望に満ち溢れている奴が絶望する顔は最高だぁ、そそるね〜」
ミハエルはゆっくりと留に近づく
「安心して、急所は外してある、君には答えてもらう事があるからね」
そう言ってミハエルは留の目玉をゆっくり潰す
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」
「はいはい、叫んでも助けは来ないよ」
「た、助けて、し、死にたくない、嫌だ、み、美与ぉぉぉぉぉ」
ミハエルはゆっくりと爪を剥ぎ、歯をを折り、ナイフを刺していく
留の悲鳴は何十分、何時間にもわたって響き続けた




