目次 次へ 1/371 Prologue ―――――――――――――――――――――――― 人は語る――。 南の宿場町に現れた、一人の占い師のことを。 祈れば風が吹き、香炉に願えば光が宿る。 その小さな奇跡を、誰もが噂した。 やがて彼女は呼ばれるようになる。 「白の聖女」と。 その祈りが道を示し、国を揺らし、 世界を導いた存在として。 ……さあ、物語を始めよう 一人の少女が、「運命を詠む者」となるまでの 静かで優しい異世界記(ファンタジア)を ――――――――――――――――――――――――