表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
村から追い出された変わり者の僕は、なぜかみんなの人気者になりました  作者: あざらし かえで


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/75

20.お買い物をしよう

 男の人たちは僕たちのことを睨みながら、大人しくギルドを出て行ってくれた。

 僕も安心して、ふーっと息を吐いた。


「フィロ、なかなか勇気があるじゃないか」

「そうね。あいつら腕っぷしだけはまあまあ強そうに見えたもの。斧と剣をぶら下げてたものね」

「うん……三人とも強そうに見えた。でも、ラグお姉さんの方が強いんだね」


 僕がニッコリと笑うと、ラグお姉さんが頭を撫でてくれる。

 ルナちゃんも僕の肩をポンポンと叩いてくれた。


「子どもで力も強くないわりには頑張ったんじゃない? ほら、さっさと依頼を受けるわよ」

「ふふ。みなさんのおかげで助かりました。そうですね、この依頼なんてどうでしょうか?」


 男の人たちが出て行ったあと僕たちが依頼を見ていると、入り口に人たちも少しずつギルドの中に入ってきた。

 グラム村にいたときも、村の野菜を奪っていく悪い人たちが来たのを覚えてる。

 村長さんは盗賊って言ってた気がするけど、ゴロツキも似たような感じなのかな。


 +++


 今日もお届け物の依頼を何個か終わらせることができた。

 無事にギルドでお金をもらえたから、みんなでお買い物へ行くことになった。


「まずは装備を整えていくとするか。となると、武器防具を売ってる店を探さないとな」

「この通りは武器とか防具を売ってるみたいね。あ、まずはそこの店に入ってみましょうよ」


 ルナちゃんが指さしたのは、剣と鎧が書いてある看板が掛かっているお店だ。

 ラグお姉さんがお店の扉を開いてくれたので、僕とルナちゃんも後に続いてお店の中に入る。


「わぁ……いっぱいあるね」

「戦士になりたい訳じゃないからな。鎧は買わずとも武器は何かあってもいいかもしれないな」


 ぐるりとお店の中を見ながら、ラグお姉さんは剣でルナちゃんは杖を買うことに決めたみたい。

 僕はどうしていいかわからないから、二人に選んでもらった。


「ナイフ?」

「護身用というヤツだな。いざという時は身を守るために使うんだぞ」

「フィロみたいなお子様に使いこなせるかは分かんないけど」

「果物を向いたりしてたから、使えるよ?」


 普通のことを言ったつもりなのに、ルナちゃんがなぜか変な顔をして僕を見てくる。


「ホントこき使われてたのね。不憫すぎる」

「あの村のヤツらは……全く」

「色々あったけど、僕は今二人に会えて嬉しいから大丈夫」


 僕は気にしてないのに、二人は僕の代わりに怒ってくれてるみたい。

 僕が笑うと、ラグお姉さんもルナちゃんも笑ってくれた。

 

 武器を買ってからお店の人に洋服屋さんを教えてもらったし、今度はみんなで洋服屋さんへ行こうと歩き始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ