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ついに開幕!冒険者試験!

雅一とラフェスタの研修開始から2年の月日が経ち、ついに冒険者試験当日を迎えた二人。

緊張した趣で試験準備を整えていた。


~宿舎~

雅一「よし、これで全部だな。」

雅一「ラフェスタ。準備できたか?」

ラフェスタ「大丈夫。こっちも終わったよ。」

雅一「それじゃあ、行くか。」

ラフェスタ「冒険者試験に!」

二人は宿舎を後にし、試験会場へと足を運んだ。


~冒険者試験会場~

会場についた二人はガイルから試験の内容について説明を受けていた。

ガイル「試験は主に筆記と実技の2つがある。」

ガイル「採点采配が多いのは実技だが、筆記も手を抜くなよ。冒険者に必要な知識の

問題ばかりだからな。」

ガイル「そして実技では試験用の人形を相手に制限時間内に倒すことが最終目標となる。」

ガイル「レベルでいうとC級クラスの強さに設定してあるから初心者にはかなりハードな内容と

なっている為、油断はしないように。」

ガイル「説明は以上だ。それでは、冒険者試験開始!」

ガイルの合図でラフェスタと雅一の冒険者試験がいよいよ始まった。筆記では

冒険者に必要な知識が乗ってあり、雅一とラフェスタは試験問題を次々と解答用紙に書き込んでいった。

その後筆記試験を終えた雅一とラフェスタは実技試験の会場へと進んだのであった。


~冒険者試験会場【外】~

実技試験会場には久しぶりの新人冒険者の試験ということもあり、多くの冒険者や観客が

見守っていた。


雅一「なんだ、この観客は・・・。」

ラフェスタ「まるでお祭りみたい・・・。」

ガイル「そりゃあ数十年ぶりの実技試験だからな。それにお前達の冒険者になる理由が

広まった事も相まってここまでの観客を呼び寄せたんだろうな。」

その観客の中にはレッドやライフさん、そして雅一が最初に助けた冒険者も見に来ていた。

レッド「二人共ー頑張れー!」


すると会場に実技試験専用の人形が姿を表し始めた。

その巨体に雅一とラフェスタは圧倒される。


雅一「で、でけぇ・・・。」

ラフェスタ「これと戦うのか・・・。」

ガイル「では実技試験を開始する。制限時間は1時間。

その間に雅一とラフェスタはこの試験用の人形を倒すこと。」

ガイル「では、実技試験初め!」

ガイルの合図と共に実技試験がついに始まった。人形は合図と同時に雅一とラフェスタに

襲いかかってくる。


雅一「来たっ!とりあえず散ろう!」

人形は雅一とラフェスタにめがけて攻撃を仕掛ける。雅一とラフェスタは二手に分かれて、

人形の攻撃を回避する。

雅一「(良かった。避けれた!)」

ラフェスタ「(でも避けるだけじゃ駄目。こっちから攻めないと!)」

次の瞬間、ラフェスタは姿勢を低くし、スピードを付けて人形の足元へと走り出した。

ラフェスタ「喰らえっ!」

ラフェスタの拳が人形の足に炸裂する。人形は少し体制が崩れるが、すぐに体制を整えた。

ラフェスタ「(バランスを崩そうとしたのに、元に戻した!?)」

ラフェスタに続いて雅一も剣を構え人形に攻撃を仕掛け始めた。


雅一「おらぁ!」

雅一の一撃で人形は少し怯んだ。2年間の研修によって強くなってるのを実感する。

雅一「(威力が上がってる。これなら実技の方も行けるかも。)」

雅一「ラフェスタ!一気に終わらせるぞ。」

ラフェスタ「わかってる!」

雅一とラフェスタは試験用人形にさらなる追撃を放ち続ける。人形の攻撃も激しくなる中、

二人の連携に更に磨きが掛かっていく。

その様子を見ていた観客からは驚きの声が聞こえてきた。


観客A「なぁ。ちょっとすごくないか?」

観客B「えぇ、こんな即興でここまでできるものなの?」

ライフ「最初に会った時よりもかなり成長しておるな。それに息もピッタリじゃ。」

レッド「すげぇな。2年でここまでの動きができるのは。」


試験は順調に事を進めていたが、未だに決定打になる攻撃を放てなく、時間のみが浪費していく。


~実技試験終了まで残り30分~

雅一「はぁ・・・。はぁ・・・。ちょっとやばいかも。」

ラフェスタ「はぁ、はぁ。後一撃入れられたら行けそうなのに・・・。」

ラフェスタ「この人形。だんだん私達の動きを学習してきたっ!」

長期戦を強いられた雅一とラフェスタに疲労が見え始める。二人はなんとか一撃いれようとするが、

人形の学習能力によって動きが読まれ始める。


雅一「おらぁ!くっそ、またっ!」

雅一が攻撃を放った次の瞬間、人形は後ろに回り込み雅一に攻撃を仕掛ける。

ラフェスタ「雅一後ろ!」

雅一「人形が背後取るな!気色悪い!」

雅一はなんとか防御し、ダメージを最小限に抑えることができた。


ラフェスタ「雅一、大丈夫?」

雅一「はは、なんとかな。だけど状況は悪くなる一方・・・。」

ラフェスタ「どうにかしてあいつの動きを止めることができれば・・・。」

雅一「だったらあいつが予測できないほど加速してその一撃で倒すしか無い。」

ラフェスタ「そんな事一体どうやって?」

雅一「わからないけど、どうにかするしか無いだろ。次来るぞ!」

人形の強力な攻撃が次々と二人を追い詰めていく。戦況が変わった事に観客もどよめき始める。


観客A「おいおい、なんか形勢逆転されてないか?」

観客B「あんな連携取れてたのになんで倒せないの?」

レッド「二人共中盤までは調子良かったのになぁ。まぁ人形に与えてるダメージが

二人の思っている以上に低いって事なのかもしれないな。」


~実技試験終了まで残り10分~

ラフェスタ「このっ!人形のくせに!待ちなさい!」

雅一「あんな巨体で俊敏に動きすぎだろっ!」

雅一「(人形相手だと、ガイルにやった方法は使えないし・・・。どうしたら。)」

雅一が策を考えているとラフェスタが雅一に声をかけ始めた。


ラフェスタ「雅一。あいつの足止めできる?」

雅一「ラフェスタ・・・。なにかいい案でも思いついたのか?」

ラフェスタ「案というよりも、復習かな。今までに勉強した内容の中で応用を利かせれば

できるかもしれない。」

雅一「応用・・・。なんだかよくわからないが、時間稼ぎぐらいはやってやるよ。」

雅一「だけど、制限時間も後少ない。決めるならこれが最後のチャンスだぞ。」

雅一は走り出し、単身で人形の足止めに専念し始めた。


ラフェスタ「(予測できないほどの加速・・・。普通に走るんじゃなく、

全身の力を足に溜め込むイメージで・・・。)」

ラフェスタは重心を低くさせ、意識を集中させる。そしてラフェスタはある日の研修の内容を

思い出す。


~半年前~

ガイル「良いか。移動速度を上げる方法は、魔法、スキル、薬の他に、筋力だ。」

ガイル「足に全身の力を流し込むイメージを持ち、重心を低くさせる。感覚としては

走るではなく、地面を蹴るイメージだ。」

雅一「魔法とかはわかりますけど、イメージと筋力だけでそう上手く行きますか?」

ガイル「この世界に生きるものは多かれ少なかれ魔力を秘めている。その魔力と筋力を

組み合わせれば、より強力な技を出せたり、より早く移動が可能になったりするぞ。」


~現在~

ラフェスタ「(私の今持ってる魔力をすべて足に流し込むイメージ!)」

ラフェスタの足元に力が入り込み、地面に亀裂が現れ始める。

ラフェスタ「(あいつ(人形)が終えない速度で!)」

ラフェスタ「神速!!」

ラフェスタの移動速度が急激に上昇し、目にも止まらぬ速さで人形にめがけて飛んでいく。

ラフェスタ「ブラスト!スマッシュ!」

ラフェスタの攻撃が人形に直撃する。ラフェスタは更に拳に力を込める。

ラフェスタ「はぁぁぁぁぁぁ!!」

人形は必死にラフェスタの攻撃を受け止めようと踏ん張り始める。

ラフェスタ「(くっ。威力が足りないっ!)」

押し戻されそうになった次の瞬間、雅一が人形に追撃を食らわせる。

雅一「さっさと、倒れろやぁぁぁぁぁ!!」

雅一の渾身の一撃により、人形の体制が崩れ、ラフェスタの攻撃が人形の体を破壊し、

破壊された人形はその場で機能を停止し崩れ落ちていった。


ラフェスタ「ハァッハァッ・・・。」

雅一「ぜぇ・・・ぜぇ・・・。」

ガイル「そこまで!人形撃破確認。これにて実技試験を終了とする!」

ラフェスタと雅一は疲労困憊になりながらも実技試験を時間内に終わらせる事ができた。

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