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私達の本当の敵

スクワイドとネイベントは殺されると思い目を瞑る。

少し立つと、全く痛くない事に気づいたスクワイドとネイベントは

ゆっくりと目を開ける。すると、目の前に二人を守ったラフェスタの姿があった。

雅一「ラフェスタ!!」

ラフェスタ「うっ!・・・」

ラフェスタは素手でレイラの刀を受け止めており、手からは血がたれてきている。

この事をずっとみていた車掌さんは状況がなにも掴めずにいた。

車掌「(な、なんだ?一体何が起きてるんだ!?)」

車掌「(こ、この人達、仲間割れでもしたのか?)」

レイラ「なんで・・・こいつらをかばう!ラフェスタ!」

ラフェスタ「この二人をここで殺した所で、事態は何も解決しないよ!」

レッド「おいおい、まずいってこれは・・・。」

レッド「ペイセル、すぐに回復できる準備を!」

ペイセル「わ、わかった!」

レッド「雷閑!レイラを止めろ!」

レッドはレイラを止めるように説得する。

雷閑「いや、無駄ですよ。」

レッド「な、なんでだよ!」

雷閑「姫様があんな風になったら誰も止めることはできない。誰の声も聞かなく

なってしまうんだよ。」

雅一「じゃ、じゃあ、この状況どうすれば良いんだよ。これから敵の本陣に

向かうって時に!」

レイラは力を込めてラフェスタを押し切ろうとするが、ラフェスタがそれを

力を込めて止める。

レイラ「止めるな!ラフェスタ!私の手でこいつらを!」

ラフェスタ「絶対にやらせないっ!」

スクワイドとネイベントはラフェスタに問いかける。

スクワイド「な、なぜ私達を・・・。」

ネイベント「私達は、彼女に散々ひどいことをしてきてたというのに・・・。」

ラフェスタ「あなた達がやったことはっ・・・。決して許される事じゃないっ!」

ラフェスタ「でも、あなた達のやったことは裁かれる所で裁かれるべきだよ!」

ネイベント「裁かれるべき所で・・・。」

ラフェスタ「レイラ、この二人を殺したいと思うほど憎んでいるのはわかる!

でも、だからといってここで私刑を容認すれば、この先同じことを繰り返す事になる!」

レイラ「だからどうした!今はこの二人の首を跳ねないと気がすまない!」

レイラは更に力を込める。ラフェスタから流れ出る血は少しずつ増えていく。

ラフェスタ「レイラ、雷閑・・・あなた達がどれだけこいつらを憎んでいたとしても、

死んだ人達は生き返らないし、すべてが元に戻る事もない。」

ラフェスタ「大切なのは・・・これから先の未来っ、この戦いを終わらせた後の・・・。

平和な時代が訪れた時、あなたはっ!新しいブレスト王国を担うことになる!」

ラフェスタ「そんな人が・・・私刑を執行したと知られたら国民はどう思う!?」

レイラ「黙れっ!ラフェスタッ!良いからっそこをどけっ!」

ラフェスタ「(力が強いっ!なんとかしないとっ!)」

すると次の瞬間、背後からレッドがレイラを捕まえてラフェスタから引き剥がした。

レイラ「なっ!レッド!どういうつもり!?」

レッド「雅一!ペイセル!今だ!」

すぐに雅一とペイセルはラフェスタの所へ駆け寄る。

雅一「ラフェスタ!大丈夫か?」

ラフェスタ「だ、大丈夫。これぐらいの傷。なんてこと。」

ペイセル「そんなわけないっ!傷口見せて!」

ペイセルはラフェスタの治療。雅一はスクワイドとネイベントに縄をつけて縛る。

雅一「よし、車掌さん待たせて済まない。この二人を王都まで運んでくれないか?」

車掌「か、構わないが・・・。その後はどうすれば?」

雅一「とりあえず、この二人を警察の所まで連れて行ってくれ。」

車掌「わ、わかった。」

雅一「お二人さん。警察の所に行ったら、正直にすべてを話しな。」

スクワイド&ネイベント「わ、わかりました・・・。」

二人は思いっきり反省したのか、先程までの威勢が全くなくなっていた。


一方レイラはレッドにガッチリ動きを固められているが必死に抵抗する。

レイラ「レッド!離して!あいつらは私が・・・この手で!」

レッド「やめろっ!レイラ、冷静になれ!俺達の相手はバイラズ帝国だろ!」

レッド「お前はブレスト王国復興をしたくないのか!」

レイラ「王国は復活させる。でも、あいつらだけはなんとしてでもっ!」

レッド「(くっそぉ、力つっよ!)」

レッド「ええい!いい加減に・・・。大人しくしろっ!」

レッド「雷閑!いつまで突っ立てるんだ!いい加減に力貸してくれよっ!」

すると雷閑はレッドのことを気にすることなく

スクワイドとネイベントの所へと向かった。

雷閑「最後に二人に聞きたいことがある。」

スクワイド「な、なんでしょうか・・・。」

雷閑「姫様の刀は今どこにある?」

ネイベント「刀・・・。あぁ、代々受け継がれてきたあの刀・・・。」

ネイベント「あの時、刀を折った後、一流の鍛冶職人の所で直してもらったよ。」

雷閑「直してもらった?」

スクワイド「正確には、その鍛冶職人の人が王国の武器廃棄場で偶然見つけて、

あまりにも素晴らしい代物だったから勝手に直したんだって・・・。」

雷閑「なるほど、じゃあ、修理依頼は出していないと。」

スクワイド「ま、まぁ、その時にはもうどこに行ったのかも

わからなかったし・・・。」

雷閑「それで、その刀は今どこにある?」

ネイベント「えっと・・・この街で唯一の武器屋の倉庫に・・・。」

雷閑「わかった。」

そういうと雷閑は二人に何もせず二人から離れる。

レッド「え?雷閑?どこに行くんだ?」

雷閑「武器屋に行ってくる。」

雷閑はそのまま武器屋に移動していった。

その後雅一の誘導で縄に繋がれたスクワイドとネイベントを列車内に移動させた。

雅一「よし、では車掌さん。お願いします。」

車掌「わかりました!では出発します!」

車掌は再び列車を動かし、クロリスを後にしたが、レイラは列車を追いかけようとする。

レイラ「くっそ!離せ!列車を追わせろ!」

レッド「やめろ!くっそ・・・どうしたらっ!」

レッドは未だに怒り狂うレイラをどうすればいいか悩んでいたが、一つある方法を思いつく。

レッド「(この方法は・・・男として色々失いそうではあるが・・・。)」

レッド「レイラ!すまん!」

そういうとレッドはレイラの胸に手を当てすこしだけ触る。

その光景を見ていた他のメンバーは流石に驚いてしまう。

雷閑「!?」

雅一「おまっ!」

ラフェスタ「あー・・・これは・・・。」

レイラ「ど・・・。どこ触ってんだ!この変態がああああ!!」

するとレイラはその感覚に気づき、顔を真赤にして反応する。

レイラはレッドのほっぺに強烈な右ストレートをかました。

レッド「ぼへぇ!?」

雅一「レッドオオオ!!」

レッドは勢いよくぶっ飛ばされる。

レッド「いってぇ・・・なんとも強烈な一撃・・・。」

するとレッドにレイラが近づき、追い打ちをかけようとする。

レイラ「レッド~・・・・?」

レッド「いや、待て!あれはお前を落ち着かせるために仕方なく!」

レイラ「だからといって、無断で女の子の胸を触るとは・・・。

いい度胸してるねぇ・・・。」

雅一「(あれ?今度は別ベクトルで収集つかなくなってないか?)」

レッド「と、とにかくだ!今の俺達の目的はバイラズ帝国を打ち倒す事!

そのためにここまで来たのに、これ以上あぶらうって良いのか?」

その言葉を聞いて、レイラは少しだけ冷静になる。

レイラ「っ・・・。」

レイラ「わ、わかったよ!もうこれ以上時間潰すわけにもいかないし・・・。」

レイラ「でも・・・レッド!後で絶対にお仕置きだから!」

レッド「あ・・・アハハハ・・・。」

こうして雅一達は少しだけトラブルがあったものの、なんとか抑えることができ、

一行はクロリスの街中で物資調達を始めた。

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