虚構の沼地の戦い
ラフェスタは奇襲攻撃を仕掛ける敵の場所へと急ぐ。
ラフェスタ「早くあいつを倒さないと、先に進めない!」
するとまた糸を引っ張る音を捉える。
ラフェスタ「(またこの音!今度は・・・3回!)」
しかし次の瞬間、その3回は雅一の方ではなく、ラフェスタの方に攻撃が
放たれる。
ラフェスタ「くっ!」
ラフェスタは間一髪の所で奇襲攻撃を避ける。
ラフェスタ「危なかった・・・。」
ラフェスタ「いきなり私の方にヘイトを向かせてきた・・・。」
ラフェスタ「近くなってきたんだな!」
ラフェスタは再び目的地に向かって進んでいく。進めば進むほど奇襲攻撃の量が増えていく。
ラフェスタ「攻撃の手が増えてきたっ!」
ラフェスタは次々に飛んでくる奇襲攻撃の数々を交わして先に進むが更に攻撃の手が
激しくなり、次第にその攻撃量は凄まじい数となっていく。
ラフェスタ「くっ!またっ!」
ラフェスタは必死に攻撃をかわすが手数に負けてしまう。
ラフェスタ「いっ!」
ラフェスタの背中に矢が3本刺さってしまい、その反動で連続で丸太攻撃を食らってしまう。
ラフェスタ「ガッハ・・・。」
ラフェスタはついに地面に落ちてしまう。
ラフェスタ「うっ・・・くっ・・・。」
ラフェスタは矢を引き抜き、なんとか回復薬や治癒魔法で傷を癒やす。
ラフェスタ「はぁ、はぁ・・・。」
だが、攻撃は手を緩めずにラフェスタに襲いかかる。
ラフェスタ「(このままだとっ!やられる・・・。)」
ラフェスタ「(動けっ!私の体!動けっ!)」
ラフェスタは傷だらけの体に鞭を打つように動く。
ラフェスタ「(い、息が続かないっ!薬や治癒魔法で治療するタイミングがないっ!)」
ラフェスタ「い、一体・・・どうしたらっいっつぅ・・・。」
ラフェスタは一度近くにあった大岩に身を潜めることにした。
ラフェスタ「ひ・・・ヒールっ!」
ラフェスタはようやく治癒魔法を自分にかけて回復する。
ラフェスタ「(攻撃が来ない・・。今のうちに回復をっ!)」
攻撃が来ないタイミングでラフェスタは可能な限り治療をする。
ラフェスタ「よし、これでなんとか・・・。」
ラフェスタは再度場所を音を頼りに確認する。
ラフェスタ「かなり近くなってる・・・。でもあの攻撃の嵐をどう切り抜けたら・・・。」
ラフェスタはこの現状を変えるために頭をフル回転させて考える。
ラフェスタ「(なにか・・・なにか・・・。)」
するとラフェスタは訓練の時にやった
足に魔力をためて移動速度をあげる方法を思い出す。
ラフェスタ「あの方法と・・・いくつかの魔法を組み合わせれば・・・。」
しかし、ラフェスタの隠れていた岩陰に再び奇襲攻撃が始まる。
ラフェスタは攻撃を避けつつ、先程思いついた方法を試してみる。
ラフェスタ「(魔力を下半身に集中して溜め込んで・・・。)」
ラフェスタ「ウィンド・ハンズ!」
ラフェスタ「(風魔法で移動の力を溜め込む!)」
ラフェスタ「(最後はそして最後は!)」
ラフェスタ「(炎魔法を発動し、その反動スピードで一気に進む!)」
ラフェスタ「バーニング・ジェット!」
ラフェスタはものすごい勢いで敵のいる方角へと飛んでいくが、
奇襲攻撃の数や威力も格段にあがり、ラフェスタに集中砲火が飛んでくる。
ラフェスタ「このまま!押し通る!」
ラフェスタは勢いを衰えさせることなく次々に飛んでくる丸太や岩、矢等を
薙ぎ払いながら先に進む。
そしてついに奇襲攻撃を仕掛ける敵と対面する。
ラフェスタ「(いた!こいつか!)」
ラフェスタ「トラップシャーマン!覚悟!」
トラップシャーマン「ギャギャ!?」
トラップシャーマンは必死にラフェスタから逃げながら応戦する。
ラフェスタ「逃がすか!」
しかし速度はラフェスタの方に軍配があがり、ついにラフェスタは
トラップシャーマンにめがけて攻撃を仕掛ける。
ラフェスタ「ジェット!バースト!!」
トラップシャーマン「ギャギャギャ!!」
ラフェスタはトラップシャーマンの体を真っ二つに切り裂いた。
ラフェスタ「やった!倒した!」
しかし、その直後、発動していた魔法の効果が切れ、急に減速し始める。
ラフェスタ「っ!早く体制をっ!」
しかし体制を立て直す事ができずに勢いよくひどいぬかるみの地面に激突する。
ラフェスタ「うっ!」
そのままの勢いで周囲に大量の泥が飛び散りながら、ラフェスタは大きい泥沼に
勢いよく入ってしまう。
ラフェスタが起こした行動は雅一のいる所にまで轟音が鳴り響いていた。
~雅一サイド~
雅一「なんだ・・・。雷鳴か!?」
雅一「ラフェスタ、大丈夫かな・・・。」
ダボンドは再び雅一に攻撃を仕掛ける。しかし先程から奇襲攻撃が来なくなった事に
雅一は気づく。
雅一「(奇襲攻撃が来なくなった・・・。ラフェスタがやったのか!?)」
雅一「どのみちありがたい!これで戦いやすくなった!」
雅一は奇襲攻撃がなくなったことでダボンドの攻撃を回避しやすくなり、
戦いに専念することができるようになった。
雅一「一気に蹴りをつけてやる!ダボンド!」
~ラフェスタサイド~
トラップシャーマンを倒したラフェスタは泥沼に入ってしまった。
現場では少しだけ静けさが漂うが、泥沼の中からラフェスタがゆっくりと抜け出してくる。
ラフェスタ「うぅ・・・。ゲホッゲホッ!」
ラフェスタは全身が泥人形見たく泥まみれとなって這い上がってきた。
ラフェスタ「うわぁ・・・全身泥だらけだ・・・。」
ラフェスタ「魔力は・・・う・・・使いすぎた・・・。」
魔力を無理やり使いすぎた事で全身にひどい疲労感が襲ってくる。
ラフェスタ「で、でもこれで・・・奇襲攻撃の心配は・・・なくなったか。」
ラフェスタ「雅一の所に一回戻ろう・・・。うぅ、泥だらけで気持ち悪い・・・。」
ラフェスタは全身泥まみれの状態でゆっくりと雅一のいる方向へと進んでいく。
ラフェスタ「早く、泥を・・・落としたい・・・。」
~雅一サイド~
一方雅一はダボンドとの戦いがまだ続いていた。
雅一「くっそ・・・。こいつの弱点どこだよ・・・。」
いくら攻撃しても再生するダボンドに苦戦する雅一、未だに弱点を掴めずにいる。
雅一「こんだけ体と思わしき所攻撃しても手応えがない・・・。」
雅一はダボンドの攻撃を避けながらダボンドの動きを観察し始める。
するとダボンドは最初の位置から一回も動いていないように見える。
雅一「そういえばこいつ・・・あの位置からずっと動いていないような・・・。」
雅一「もしかして、動けないのか?」
雅一「あれ?待てよ・・・確か元の世界で遊んだRPGに似たようなやつがいたような・・・。」
雅一は元の世界で遊んだゲームに登場する敵に似ているような感覚を覚え始め、
その記憶を思い出してみる。
雅一「えっと、たしか・・・あの時も同じような液体系の敵で・・・。」
雅一「そいつの弱点は・・・。」
すると雅一がそのゲームの敵の弱点の位置を思い出す。
雅一「そうだ、こういった敵は弱点が体内じゃなく、地面の中心にあるんだったな。」
雅一「でも・・・ダボンドも同じような感じなのかな?」
雅一「これ以上長引かせるわけにはいかないし、やってみるしかないか。」
雅一はダボンドがいる場所の中心部にめがけて攻撃を仕掛ける。
雅一「ソニックブラスト!」
雅一は泥沼の中心部にめがけて攻撃をしかける。すると明らかにダボンドが
今までと違う動きを見せたことで確信する。
雅一「そこか!お前の弱点は!」
雅一は弱点の位置を特定し、弱点にめがけて猛攻を仕掛けはじめた。
雅一「おらあああ!!」
ダボンドとの長い戦いの末、ついにダボンドを倒すことに成功したのであった。




