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謎のメモと地図の正体

レイラ「それで早速本題に入るよ。」

レイラは解読した内容をみんなに見えるように机の上に広げる。

雅一「これは・・・。」

レイラ「このメモはおそらくアクアペルムの住民が書き残した最後のメッセージ。」

レイラ「右から薬、変化、研究と書かれていた。」

レイラ「そしてこのデハート城の赤丸。おそらくここが研究施設かなにかに使われている

可能性が高い。」

ラフェスタ「研究施設?」

レイラ「薬と変化はおそらく、投与した後の生物的な変化を示している。」

雅一「生物的な変化・・・。」

雅一とラフェスタは列車でクルドが怪物に変化したことを思い出す。

雅一「そういえば、アクアペルムに向かう道中の列車でクルドが力を得たとか言ってたよな。」

ラフェスタ「もしかして、その力がその薬による影響だとしたら、すべて合点がいく。」

風花「バイラズ帝国の使者の一人として警戒していた人物ね。合ったことあるの?」

雅一「まぁ2回ほど・・・いい思い出なんてないけどな。」

フロッグ「ふむ・・・一度レイシン達にアクアペルムの人々に振る舞われた炊き出しの

成分を調べてもらうか・・・。」

雅一「なんで炊き出しなんかを?」

風花「このメモを残した人は多分なにか気づいたんだと思う。

ただ本人も薬を混ぜ込んだ食べ物か飲み物を接種していたということでもしかしたら。」

レイラ「でも、数週間前までは確かに人はいたよね?」

ラフェスタ「私達がアクアペルムについた時には・・・。確かに・・・。」

風花「薬をごくごく微量な量をちょっとずつ接種させたんだと思う。」

風花「その摂取方法がどんな方法だったかはまだわからないけど、時間経過と共に

体に確実な変化をもたらした。」

フロッグ「人がいなくなった時にちょうどデバントサーペントが現れた事をみるに、

おそらくデバントサーペントが現れる直前、薬の効果が現れた可能性がある。」

フロッグ「そして、綾香達がデバントサーペントと戦っている時に

突如として現れた魔物・・・。」

その言葉を聞いて雅一達は一気に背中に寒気が走る。

雅一「ま・・・まさか・・・。あの・・・魔物達は・・・。」

風花「・・・。元・・・人間・・・。」

レッド「なっ!」

ラフェスタ「そ、そんなっ!」

風花「だけどこれはまだ仮説の話。そうでないことを祈りたいけど・・・。」

フロッグ「だが、この説はあまりにも筋が通り過ぎている・・・。」

雅一「じゃ、じゃあ、俺達・・・人殺しをしたって事に・・・。」

レイラ「みんな、落ち着いて、今はペイセルを救出することが最優先事項でしょ?」

レイラの一言で動揺していた雅一達は少し落ち着きを取り戻す。

レッド「そ、そうだったな。その事は他の人に調査を任せれば良い。」

ラフェスタ「それでペイセルの居場所の目星はついているの?」

レイラ「雅一とラフェスタの証言、それにクワッドとアリスが見た豪儼(ごうけん)という男」

レイラ「確か、切れ間に入っていったって言ってたよね。」

雅一「あ、あぁ。でもそれがどこにつながっているかまでは・・・。」

風花「いや、ある程度の目星がつくよ。」

ラフェスタ「ほ、本当!?」

風花「えぇ、その切れ間はおそらく空間転移魔法の一種。転移魔法の上位魔法ね。」

雅一「普通の転移魔法とは違うのか?」

フロッグ「転移魔法はそこまで遠くまでの移動ができないが、空間転移ともなると、

その距離は短くても数十km、中には数百kmの長距離を移動することができる。」

フロッグ「ただ、転移魔法でも空間転移魔法でも膨大な魔力を消費する。それは

距離が伸びれば伸びるほど・・・。」

風花「相手があの豪儼(ごうけん)でも流石に数百kmの移動はできないと思う。」

風花「ましてや人を抱えて移動するならなおさらだよ。」

ラフェスタ「じゃあ、ペイセルはどのあたりに・・・。」

するとフロッグが地図に指を指しペイセルの大まかな位置を割り出す。

フロッグ「そうだな。アクアペルムの協会で発動させたのなら、長くても数十km。」

フロッグ「ただ、この範囲で人を拉致しつつ自分の存在を隠せる場所は限られる。」

レッド「確かに、周囲にはそこそこ大きい街がいくつもあるからそこは除外・・・。」

レイラ「建物が少ない地域でも基本草原や荒野、そこだとすぐにバレる・・・。」

フロッグ「そんな中、誰も住んでいなくてなおかつ、近づかない。」

フロッグ「さらに、身を隠したり人質も隠せる場所は・・・。」

ラフェスタ「そうか、デハート城!そこなら自身の身を隠せるし、拉致した人も

隠すことができる!」

風花「その通り。だけど、このデハート城のある地域は現在バイラズ帝国の支配下。」

風花「ただでさえ調査があまり及んでいない地域をあのバイラズ帝国が支配している

ともなると、ペイセル救出は一筋縄じゃいかないよ。」

その事をきいて豪儼(ごうけん)がバイラズ帝国の一員の可能性を雅一が聞く。

雅一「ちょっとまて、このデハート城がある土地がバイラズ帝国の支配下なら

その豪儼(ごうけん)というのもバイラズ帝国の一員の可能性はあるのか?」

フロッグ「確かに、可能性はあると思う。今バイラズ帝国が支配している土地に

わざわざ無関係な者が行くはずないからな。」

そこに雷閑が買い物から戻って来る。

雷閑「今戻ったぞー。」

レイラ「雷閑!ちょうどいい所に!今大事な話をしてるの。」

雷閑「ん?大事な話?」

レイラが雷閑にこれまでの話を完結に雷閑に話し、雷閑は現在の状況を理解する。


~雷閑に説明した後~

雷閑「そうか、じゃあ、そのデハート城に行けばペイセルを救うことが。」

風花「あくまでも消去法だけどね。」

フロッグ「だが行くにしてもデハート城まではそこそこ時間がかかる。」

フロッグ「それに、デハート城のある土地は「別名:虚構の沼地」と言われていて、

そこまでに続く道はまず存在しないから途中まで馬で行くことになる。」

風花「それに虚構の沼地は足場がかなり悪いから大人数での移動は困難よ。」

ラフェスタ「それにバイラズ帝国の支配下・・・。戦闘は可能な限り避けたい。」

フロッグ「それで、誰がこのデハート城まで行く?俺達はこれからギルドに行く用事が

あるからすぐには迎えない。」

レイラ「最大何人までなら行けるの?」

風花「そうだねぇ。最高で2,3人といった所かな。」

レッド「2,3人か・・・。ペイセル救出の時を含めると二人までだな。」

するとラフェスタが率先して挙手をし、ペイセル救出に参加の意を示す。

ラフェスタ「私が行きます!」

ラフェスタ「目の前で大切な仲間を助けることができなかった・・・。」

ラフェスタ「だから、今度は必ず助け出したいんです!」

その言葉に続いて雅一も挙手する。

雅一「俺もラフェスタと同じ気持ちだ。目の前で助けられなかった。

だから・・・。」

フロッグ「ま、良いだろう。では二人には先にデハート城に向かうように。」

フロッグ「レッド、レイラ、雷閑の3人は一度俺達と来い。お前達には別件を任せたい。」

雷閑「わ、わかりました。」

風花「雅一、ペイセル。用事が終わったら後で私達も向かうから。」

風花は後ほどついていく事を伝え、ペイセル救出作戦の会議が終了する。


そして気付いた時にはすでに日が暮れており、出発は明日の朝にすることとなった。

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