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特別特訓:基礎戦闘訓練後半とアクアペルムの巨影

~2ヶ月後~

雪が降る中雅一達は綾香の基礎戦闘訓練を始めようとしていた。

綾香「じゃあ、行くよ。」

雅一達「お願いします!」

綾香はいつもどおり、目にも止まらぬ速さで動き回る。

しかし、訓練最初の頃と違い、雅一達は焦ることもなく、落ち着いている。

レイラ「そこだ!」

綾香が仕掛ける前にレイラが綾香の居そうなところを攻撃する。すると綾香の動きが止まり、

木刀で動きを止められていた。

綾香「随分読めるようになったね。」

すかさず他のメンバーも綾香に仕掛けに行く。剣を振る速度や、反射神経、

移動速度等軒並み能力が向上していた。

雅一「はぁぁぁ!!」

綾香「うん、いい動きだ!その調子でどんどん来い!」

綾香は雅一達の攻撃を交わしては受け止めを繰り返し、更に小さい隙を見つけて攻撃をする。

雷閑「おらぁっ!」

綾香「甘いっ!」

綾香が雷閑の隙を見つけて攻撃をする。

ペイセル「ハァッ!」

なんとペイセルがその間に入り、防御魔法を発動させて雷閑を守る。

ペイセル「やった!間に合った!」

雷閑「ありがとう。助かった。」

その動きを見た綾香はペイセルの行動の速さに感心する。

綾香「いいね。まさか、あのタイミングで入れるようになったか。」

ペイセル「剣の方はダメダメだけど、魔力コントロールだけは人一倍努力してきたから!」

綾香「じゃあ、その調子で他のメンバーも守ってみなさい!」

ペイセル「はいっ!」

訓練は更に過酷を極め、雅一達が綾香の速度に少しずつ追いついてきた。

ラフェスタ「はぁっ!」

綾香「素晴らしい!ほら!どんどん打ってこい!」

雅一「くそ、まだ一太刀入れられない・・・。」

するとレイラがみんなに一言伝える。

レイラ「私が一太刀入れてみせる!」

ペイセル「で、できるの?」

レイラ「できる!私を信じて!」

力強いその言葉に仲間はレイラに一太刀の役目を託すこととした。

レッド「絶対に決めろよ!」

レイラ「わかってる!」

綾香「ほう、まさか役割を一人だけに託すか・・・。この状況で判断を決める事ができる・・・。」

綾香「数ヶ月で随分と変わったな。」

綾香は小言を行ったあと、雅一達に再び攻撃を仕掛ける。

雅一達はレイラの言葉を信じ、綾香に食らいつく!

レイラ「(闇雲ではだめだ・・・。魔力の流れをよりもっと鮮明に!)」

レイラは更に意識を集中させて綾香の魔力の流れを感じ取ろうとする。すると魔力の流れが

より具体的に感じ取れるようになり、綾香の動きが更にわかるようになってきた。

レイラ「(感じる・・・。綾香の魔力の流れ!)」

レイラ「(雅一達の動きと綾香の動きを見極めるんだ!)」

レイラはついに木刀を構える。レイラは深呼吸をし、最大限まで集中力を高める。

レイラ「ふぅ~・・・。」

するとレイラの体から赤く光る炎のようなものが出てくる。

その光景を見た雅一達と綾香は目を奪われる。

雷閑「お、お嬢様!?」

綾香「へぇ、これは見事だな。」

綾香は一目散にレイラの所へと向かう。

ペイセル「まずいっ!レイラ!」

レイラ「一刀流!」

レイラ「豪鬼!火焔千(ごうき、かえんせん!)」

レイラと綾香はお互いに同じタイミングで攻撃を発動する。

お互いに攻撃が終わり、レイラの炎は消えもとに戻っていた。

レイラ「うっ・・・。」

レイラは地面に倒れ込んでしまい、雅一達はレイラの所へと駆け寄る。

すると綾香が雅一達の所へと向かう。

綾香「見事!君達は私に一太刀いれることができたね。」

ラフェスタ「ほ、ホント!?」

綾香「えぇ、ほら、ここ服が破けてるでしょ。これは正真正銘、君達の努力の成果だ。」

綾香はレイラの攻撃で破けた服の場所を雅一達にみせる。

ペイセル「じゃ、じゃあ、基本戦闘訓練は・・・。」

綾香「合格だ。次に進んでいいよ。」

その事を聞いた雅一達はようやく安堵し、一息ついた。

レッド「やったぁ・・・。」

雅一「本当に・・・行けたんだな・・・。」

ラフェスタ「でもこのあとまだまだ訓練内容残ってるからね。また頑張んないと!」

するとレイラが目を覚ます。

雷閑「お嬢様!」

レイラ「みんな・・・。訓練どうだったかな?」

雅一「合格だってさ。良かったな。」

レイラ「良かった・・・。」

雷閑「本当に良かったですねお嬢様。」

するとレイラが雷閑に対して一言言う。

レイラ「あのさ、雷閑・・・。」

雷閑「ん?なんでしょうかお嬢様。」

レイラ「その・・・ここまで長く旅をしてきたのにまだお嬢様呼びなのは・・・。」

雷閑「し、しかし、お嬢様はお嬢様なので・・・。」

レイラ「今度からお嬢様じゃなくて、レイラって呼んで。」

雷閑「きゅ、急にそんな事言われましても・・・。」

レッド「そういえば、雷閑はレイラだけにはずっとお嬢様って言ってたもんな。」

ラフェスタ「まぁ、違和感は確かにあるかも・・・。」

雷閑「じ・・・尽力いたします・・・。」

安堵している雅一達にアランがやってくる。

アラン「お前たち、訓練終わりで疲れている所ちょっといいか?」

アランは他のS級も集めてあることを報告する。


~広間~

雅一達と他のS級冒険者は広間へと集合した。

レイシン「なにィ~、昼寝を叩き起こされたんだけどぉ~・・・。」

アラン「アクアペルムで他の冒険者の報告に動きがあった。」

アイリス「ほう、どんな動きが?」

アラン「まず、アクアペルム近海での巨影の目撃証言だが、こいつの正体がわかった。」

アラン「そいつの名は【デバントサーペント】海の災害と呼ばれる怪物だ。」

また災害が姿を現した報告を受けて雅一達は驚く。

雅一「デバントサーペントって・・・。」

レッド「あぁ、バイラズ帝国が持つ怪物の一体だったな。」

風花「またあの国が絡んでるのね・・・。」

アラン「ただ幸いなことに奴はまだ海域を泳いでいるだけでまだ何も仕掛けていない。」

フロッグ「じゃあ、今そいつを倒せば解決するのだな。」

するとアランは首を横にふる。

アラン「いや、フロッグ。確かに倒すことは大事なんだが、問題はここからなんだ。」

ホワイト「まだなにか?」

アラン「監視を続けていた他の冒険者から妙な報告を受けているんだ。」

レイラ「妙な報告って一体なんなんですか?」

アラン「どうやら、デバントサーペント以外にも2体の巨大生物がいるという報告だ。」

雅一「さ、災害以外にもまだなにかいるのか!?」

ペイセル「で、その巨大生物の見当は付いてるの?」

アラン「あぁ、1体は海面からものすごく巨大なタコの足が確認されている。」

アラン「もう一体は、海面からジャンプをした時に姿を見たと、見た目はクジラとの報告だ。」

その報告を聞いた一同はどよめく。

綾香「アラン・・・。もしかして・・・。」

アラン「あぁ、このアクアペルム近海にいるんだよ。クラーケンとリヴァイアサンが!」

ラフェスタ「クラーケンと・・・リヴァイアサン・・・。」

レイシン「それおかしくない?その3体は犬猿の仲。縄張り意識がものすごく強くて、

そもそも対峙することすらなかったのに・・・。」

アラン「あぁ、俺もそこが気になっている。クラーケンとリヴァイアサンもほぼ災害クラスの

怪物であることも踏まえると・・・。」

雷閑「災害3体を相手にしないといけないってことかよ・・・。」

アラン「バイラズ帝国が大人しかった理由はおそらくこれだろ。伝説の怪物を集めて、

機会を伺っていたんだろう。」

雅一「そんな・・・一体どうすれば・・・ブロストキングみたいな怪物を3体も同時に

相手にするなんて・・・。」

雅一達はものすごく不安を抱える。

綾香「大丈夫。災害は私達でどうにかするから。」

アラン「よし、それじゃあ緊急の作戦会議を始める。雅一達もよく聞いておくように。」

雅一達「は、はいっ!」

そういうとアランはアクアペルムに現れた怪物3体を討伐する作戦会議を始める。

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