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特別訓練:基礎戦闘編

アラン「ほら、あと一息だぞ!」

雅一達「ぬおおおおおお!!」

雅一達は巨石を指定の位置まで移動させることについに成功する。

雅一「よ、よしっ!ついたっ!」

ラフェスタ「こ、これで体力づくりの訓練は!」

アラン「見事にやりきったな。じゃあ、次の訓練に行っていいぞ。」

レイラ「よ、良かったぁ・・・。」

雷閑「ペイセルもよく頑張ったな。」

ペイセル「うへぇ・・・。しんどいぃ~・・・。」

レッド「えっと、次の訓練は確か・・・綾香担当の基礎戦闘訓練だったな。」

雅一「一体どれだけの内容になることか・・・。」

アラン「まぁそう身構えなくてもいいだろ。」

そしてアランからはアクアペルムの情報についても少し話が出た。

アラン「そうだ、先に君達に話しておくとするか。アクアペルムの一件。」

雅一「わ、忘れる所だった・・・。」

アラン「君達の交代制による聞き取り調査、及び周辺の調査、そして近隣の冒険者及び、

我々S級の調査をここ数ヶ月行った結果だが、海に巨大生物がいる可能性がより濃厚となった。」

レイラ「巨大生物・・・。それは災害なの?」

アラン「災害かどうかはまだわからないが、この数ヶ月での湾岸都市に対する

被害額は相当なものになっているらしい。」

ラフェスタ「じゃあ、早くそいつを追い払ってどうにかしないと・・・。」

アラン「だが、相手は深い海にいるんだ。いくら俺達S級でも深海の圧力には叶わない。」

レッド「じゃあ、手のうちようが無いって事なのか?」

アラン「今現状はね。それに万が一刺激させて被害を更に拡大させるわけにも

いかないからな。」

ペイセル「中々うまくいかないものね。」

アラン「今別の冒険者やギルドの方で今回の件がバイラズ帝国絡みかどうかの調査も

行われてる。しばらくしたら結果がわかるはずだ。」

アラン「とまぁ、今はこんな感じだな。」

雅一「解決には時間がかかりそうだね。」

アラン「だから今この時間を使ってお前達を強化する。

いざという時に強敵と戦えるようにな。」

アラン「ささ、綾香が待っているぞ。さっさと行ってきたらどうだ?」

雅一達は腰を上げて綾香が待つ場所へと向かった。


~基礎戦闘訓練場所~

綾香「じゃあ、早速始めていくよ。」

すると綾香は全員に木刀を渡す。

雅一「えっと・・・。木刀で何を?」

綾香「簡単な話。君達の攻撃が私の体に一回でも当たればそれで次に行けるよ。」

レッド「え?それだけ?」

訓練の内容があまりにもシンプルすぎて少し拍子抜けする雅一達。

綾香「確かに内容はシンプルだけど、そう簡単に行けるとは思わないほうがいいよ。」

雅一達は木刀を持って、準備完了する。

ラフェスタ「では、お願いします!」

綾香「よし、じゃあ、始めようか。」

基礎戦闘訓練がついに始まった。すると同時に綾香の姿をすぐに見失ってしまう。

雅一「あれっ!?どこへ行った?」

ペイセル「えぇ!?姿消すなんてあり!?」

雅一達は周囲を警戒する。

綾香「ほら、隙だらけだよ。それじゃあやられ放題だよ!」

綾香は目にも止まらぬ速さで雅一達に何度も何度も一発を入れていく。

ラフェスタ「がッ!」

レイラ「くっ!」

雷閑「だ、だめだ、どこから来るか目で追えないっ!グハッ!」

雅一「くそぉっ!ここか!」

雅一は木刀を降るが残念ながら的外れだった。

綾香「どこに打ってる?」

雅一「ぐへぇっ!?」

ペイセル「ギャッ!」

レッド「いっ!」

綾香「ほらほら、休んでる暇はないよ!どんどん行くよ!」

その後も綾香による戦闘訓練が続き、木刀で完膚なきまでにやられてしまった。


訓練開始から2時間後・・・。

綾香「はぁ、仕方ない。今日はここまでにしよう。また明日やるからね。」

綾香はそう言うと建物へと戻っていく。

雅一「ボッコボコだわ・・・。」

レッド「あ、あんな動きついていけるかって・・・。」

ペイセル「うぅ・・・痛い・・・。」

雅一「と、とにかく、早く回復させて明日に備えないと・・・。」

ラフェスタ「そ、そうだね・・・。ポーションでも飲んでおくか・・・。」

雅一達はポーションを飲んで傷を癒やし、そのままぐっすりと寝て次の日を迎える。


~次の日~

綾香「ほらほら、どんどん行くよー!」

雅一達は前日と同じように綾香に手も足も出ない状態だった。」

レッド「畜生、相変わらず早いな・・・。」

ペイセル「一太刀の威力も桁違い・・・木刀でもめっちゃ痛いんだけど・・・。」

綾香「全く、君達は体力づくりの時に何も学ばなかったの?」

綾香「そんなんじゃいつまで経っても先に進めないよ。」

レッド「くっそぉ・・・。」

雅一「体力づくりの時・・・。」

雅一達は体力づくりの時にやったことを一通り思い返してみる。

綾香「さて、次行くよ!」

綾香は再び目にも止まらぬ速さで雅一達を翻弄する。

するとラフェスタが体力づくりの時に教わった魔力の圧縮と自身の身体への強化の事を

思い出す。

ラフェスタ「(もしかして・・・。)」

綾香「(やはり私のことが見えてない。これじゃあ全然駄目ね。)」

綾香は雅一に狙いを定めて木刀を降る。雅一はそれに全く気づいていない。

綾香が木刀を振り下ろし、雅一に当たろうとしたその時!

綾香「へぇ、ようやく一歩前進だね。」

雅一「いつの間に!?」

雅一は綾香の声のする方を見るとラフェスタが木刀を使って綾香の攻撃を止めていた。

ラフェスタ「くっ・・・。」

その光景を見た他のメンバーはその光景を見て驚く。

レイラ「すごい!全く目で追えなかった綾香の攻撃を・・・止めてる!?」

綾香はラフェスタから距離を取り、攻撃を受け止めた事を褒める。

綾香「すごいね。よく私が雅一を狙ってたってわかったね。どこでわかった?」

ラフェスタ「動きは早すぎてよくわからなかったけど、体力づくりの経験を思い出して。」

ラフェスタ「集中力を高めると魔力の移動や圧縮ができるのであれば、

相手の魔力の動きを察知する事にも使えるかなって思って。」

レッド「そうか・・・。目で見るんじゃなく、相手の魔力の動きで相手の動きを・・・。」

綾香「なるほど、確かに魔力の動きを察知できれば、【次相手が誰を狙うのか】や、

【攻撃が来る方向】【相手の動き】を知ることができる。」

綾香「冒険者でもここまでの事ができる人はそうはいないし、習得しようと思っても、

なかなかできるものじゃない。」

綾香「君達の成長は想像以上だよ。」

綾香「でも、私に一太刀いれるにはまだまだだね。」

再び綾香は目にも止まらぬ速さで動き回る。

ラフェスタ「みんな!基礎体力づくりでやった魔力コントロールの事を思い出して!」

ラフェスタ「絶対に、目で追っちゃ駄目!判断が遅れる!」

雷閑「よしっ!」

レッド「了解だ!」

ペイセル「わ、わかった!」

雅一達はラフェスタが先程やった事と体力づくりの時に教わった魔力コントロールの事を

思い出して、意識を集中させる。

ペイセル「(目で追うんじゃなく・・・魔力の動きを見る!)」

レッド「(移動速度を爆発的に上げるのなら、下半身に魔力を集める!)」

綾香「さぁ、まだまだ行くよ!」

綾香が今度は連続で雅一達に攻撃を仕掛ける。

雅一「ギャッ!」

レイラ「くっ!」

綾香「どうやら、まだまだ成功率は低いようだね。それを常時できるようにしないとね!」

雅一はその後も、魔力コントロールを試みては綾香の攻撃を受けては止めを繰り返していった。

結果的にかなり時間がかかってしまい、2ヶ月が経過し、寒い冬が訪れた。

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