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開戦!大厄災

一方城では避難誘導がうまく出来て居ない事をしった国王や兵士達は慌ただしく動いている。

兵士「そっちの準備を急げ!」

兵士「避難にどれくらいかかる!?」

ペイセル「あの・・・国王様・・・。」

ベール国王「ペイセル。大丈夫だ。我々が必ずなんとかして見せる!」

ペイセル「そうではなく・・・私も戦いの場をこの目で見ておきたいんです。」

ベール国王「なぜそんな事を。」

ペイセル「今日の事を私達が後世に伝える必要があると思ったので・・・。」

兵士「国王様!まもなく対ブロストキング用の大砲準備が整います!」

ベール国王「君の好きなようにしなさい。大砲の準備今すぐ確認する!」

国王は大砲の確認へ行き、ペイセルは見晴らしの良いところへと行き、大渓谷の方を眺める。

ペイセル「ここからならよく見える。」

大渓谷の方には巨大な砂煙が立ち込めている。

ペイセル「皆さん、どうか無事で!」

ペイセルはこの戦いで無事に戻ってくることを願う。


そして前線では司令部より伝令が伝えられる。

ライド司令官「皆の者!この戦いは、人類の未来がかかった戦いになる!

ここで守るのは国だけではない、家族や友人、大切な人を守るために、この戦い、なんとしてでも

勝ってみせるぞ!」

兵士達&冒険者達「うぉおおおおおお!!」


~司令部~

観測手「司令官、まもなく、敵の最前線が最初のトラップ位置にたどり着きます!」

ライド司令官「爆破が観測されたら第1部隊、第2部隊を攻撃態勢に移す!支援攻撃も行わせろ!」

観測手「残り。500m!300m!100!」

ゾンビの大群はついに雅一とレイラが仕掛けた爆弾トラップに差し掛かる。

観測手「ゼロメートル!!」

ついにゾンビの大群が爆弾トラップに入り込み、仕掛けていた魔法陣に触れる。

次の瞬間、凄まじい大爆発が連鎖的に発動する。その圧倒的な火力の高さに最前線にいる部隊にも

爆風が飛んでくる。


~最前線部隊~

レッド「うっ!」

ラフェスタ「くっ!」


~城の屋上~

ペイセル「す、すごい爆発・・・。」

その爆発であたりが暗くなった大渓谷を真っ赤に染め上げ、激しい炎が燃え広がっている。


~最前線部隊~

レッド「い、今の爆発・・・大丈夫なのか・・・二人は・・・。」

雷閑「・・・。」

ラフェスタ「大丈夫。二人ならきっとうまく回避しているよ!」

雷閑「あぁ、そう思うしかないか。」


~一方雅一サイド~

雅一とレイラは爆発の瞬間爆風に巻き込まれ、穴に落ちていた。

雅一「いてて・・・。」

レイラ「う・・・」

雅一「だ、大丈夫か?レイラ・・・。」

レイラ「な、なんとかね・・・。」

二人は穴から出てきて爆破した方向を見る。

レイラ「すごい燃え方・・・。ここまで熱気が。」

雅一「想像の数十倍もの威力だったな。」

雅一「そうだ、こうしてはいられない!早くレッド達と合流しないと!」

レイラ「えぇ、そうね。」

雅一達がレッド達のいる方へ進もうとするが、眼の前に謎の影が現れ、二人の行く手を阻む。

レイラ「なっ!?」

雅一「ウッソだろ・・・。」


~一方司令部~

観測手「爆破確認しました。」

ライド司令官「わかってる、あの爆破の威力は凄まじいな。発破鉱石にこのような使い方が

あるとは・・・。」

しかし、安心はつかの間だった。

観測手「司令官!炎の中から敵が出てきました!」

大炎上している炎の中から大量のゾンビ兵が一気になだれ込んできたのだ。

観測手「しかも、一部は全身炎で燃えており・・・。」

ライド司令官「うろたえるな。作戦通りに防衛戦を開始する!

第1部隊、第2部隊、戦闘開始!」


~最前線~

レッド「よし、やるか!」

雷閑「あぁ!」

ラフェスタ「ここで可能な限りたくさん倒すよ!」

3人が先に動き始める。

メサル「我々も攻撃命令が出た!全員攻撃を開始する!第2部隊続け!」

第2部隊隊長「第2部隊了解!」

ついに大群のゾンビ兵達との戦いが始まる。

後方からは魔法での遠距離攻撃と大砲の支援攻撃が始まる。

レッド「オラァ!」

ラフェスタ「クラッシュ・インパクト!」

雷閑「せいやっ!」

3人と第1、第2部隊はしっかりと討伐出来ている。

レッド「これは雅一の案で正解だな。あの爆発と炎でこっちに来る数がかなり激減してる!」

雷閑「すごく戦いやすい!」

しかし、ゾンビたちも攻撃を仕掛けるが、レッド達や他の部隊も順調に敵を倒していく。

ラフェスタ「ハァッ!」

ラフェスタ「雅一とレイラ、まだ戻ってこないけど大丈夫かな。」

レッド「この群衆の中に紛れちゃって迷っちゃった可能性はあると思うが、大丈夫だろう。」

雷閑「それよりも、早い所大元の位置を特定してさっさと終わらせるぞ。」

レッド「あぁ、そうだな。敵を倒しながら少しずつ前に進むぞ。」

ラフェスタ&雷閑「了解!」


~一方後方第3,4部隊~

第3部隊の兵士A「すごいな。あの爆発でこっちに全然敵が来ないな。」

第3部隊の兵士B「戦力を保持できるのは良いけど、早いとこ前線部隊が大元の位置を特定

してくれればね。」

第3部隊の兵士C「全く少し油断しすぎじゃないの?相手は災害。何が起きても

不思議じゃないんだよ。」

第3部隊と第4部隊、更に後方の第5,6部隊には敵が来ていなく、少しリラックスした表情も

うかがえる。しかし、どこからか魔物の声が聞こえ始める。

第4部隊隊長「魔物の鳴き声?一体どこから?」

第4部隊の兵士B「前線にいる魔物じゃないですか?後は渓谷にいるやつとか。」

第4部隊の兵士C「そうか?俺はなんか下から聞こえた気がするが?」

第4部隊の兵士B「下?地面だぞ?魔物の声なんて聞こえるものか。」

そんな話をしていると、一部土が少し盛り上がる。

第3部隊の兵士A「ん?なぁ、あんな土山なんてあったか?」

第3部隊の兵士C「本当だ。いつ出来たんだろ?」

第3部隊の兵士B「あ、見ろ。あちこちに出来てるぞ。」

その奇妙な土山は後方第5,6部隊も確認している。

第6部隊隊長「モグラが驚いて土山を作ったのか?」

しかし、そんな話をしていると土山から姿を表したのはなんとまだ渓谷にいるはずのゾンビ兵達

だった。

第4部隊隊長「んなっ!?」

第5部隊隊長「嘘だろっ!」

第3部隊隊長「敵襲ーーーー!!」

まさかの不意打ちに第3~第6部隊は突然戦闘が始まる。その事はすぐに前線部隊や司令部にも

行き届く。


~前線部隊~

ラフェスタ「嘘ッ!いつの間に突破されたの!?」

レッド「いや、前線にいる敵は変わってない・・・だとすると・・・。」

雷閑「まさか、こいつら土の中をわざわざ掘って移動したのか?」

レッド「ゾンビ兵にそこまでの知能はないと思ったが・・・これはまずいな。

完全に不意打ちを食らったな。」


~司令部~

観測手「司令官!地面から大量のゾンビ兵が現れ、不意を付かれました!」

司令官「これはまずいぞ・・・。すぐに支援を第3~第6部隊にも急げ!!」


~ペイセルサイド~

ペイセル「まさか、ゾンビ兵が・・・。」

兵士「ペイセルさん。ここは危険です。あなたも早く避難を。」

ペイセル「・・・。」

兵士「あの、ペイセルさん?」

ペイセルは自分がこのまま逃げて良いものか少し葛藤する。

ペイセル「(計画が総崩れ・・・。陣形はめちゃくちゃ。敵はどんどん数が増えてる・・・。)」

ペイセル「(前線部隊も前に進めてないのを見ると・・・このままじゃ、突破されるのも

時間の問題・・・。)」

ペイセル「(私に出来ることは・・・ただ一つ!)

兵士「ペイセルさん?どうしたんですか?さっきから」

ペイセル「兵士さん・・・。私・・・。」

ペイセル「私も前線部隊まで行って、戦ってきます!」

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