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厄災現る!

兵士「こ、国王様ー!!」

一人の兵士が慌てて王の間に入ってくる。

ベール国王「なんだそそっかしい。一体何をそんなに慌てている。」

兵士「け、渓谷の方が!」

その言葉を聞いた国王は城の見張り塔へと移動する。


~見張り塔~

兵士「あ、国王様!」

ベール国王「渓谷で何があったと言うのだ?」

兵士「とにかく、これを見てください!」

兵士は望遠鏡を王に渡して、王は望遠鏡から渓谷の方を見てみる。すると渓谷の方に何やら

謎の砂煙が立ち込めている。

ベール国王「なんだ?砂煙?」

兵士「ただの砂煙じゃあありません!よく見てください!」

よく見てみると、おびただしい数のゾンビ達が渓谷の谷を走っている。

ベール国王「なっ!?」

兵士「C級のゾンビがあの数です。これは明らかに・・・。」

すると無数の鳥たちが突然騒ぎ始め渓谷とは反対方向へ飛んでいく。

ベール国王「ば、馬鹿な・・・。奴はまだ動いていないはず・・・。」

するとそこへ雅一達がやってくる。

雅一「こ、国王様?どうしたのですか?」

するとラフェスタが武者震いをし始める。

レッド「ん?どうしたラフェスタ。寒いのか?」

ラフェスタ「い、いや・・・なんか突然武者震いが・・・。」

兵士「お前達、これはどういう事だ?ブロストキングは動いていないんじゃなかったのか?」

雷閑「わ、私達が見たのは30分前だから・・・。」

ベール国王「よせ、彼らを責める事はない。」

兵士「で、ですが・・・。」

ベール国王「それよりも、あの大群が30分でここまで来れるはずが無い。」

雅一「それはどういう・・・。」

レッド「あの大渓谷の更に奥地にブロストキングの住処があるんだが・・・、アンデット系の

魔物は全速力でも足が遅いんだ。」

レッド「だから本来30分で双眼鏡で見える範囲まで来れるはずがないんだよ。」

レイラ「そ、そんな事ありえるの?」

レッド「わからない。ただペイセルの魔法結果が間違っているとは思いたくはない。」

ベール国王「兵士達、大至急街中に警報を発令!住民を退避させよ!」

兵士「し、しかし、今警報を出せば、街は大混乱に陥ります!スムーズな避難誘導も

出来るかどうか・・・。」

ベール国王「大事なのはまず国民の命だ!グズグズしている暇はない!警報を発令!

急いで迎撃準備を整えろ!」

兵士「りょ、了解しました!」

兵士達は急いで大軍勢に対する対応をし始める。

レッド「あの、国王様。」

ベール国王「いや、君達の落ち度ではない。これは我々の対応が遅くなったのが原因だ。」

ベール国王「本当に申し訳ない。」

ベール国王は雅一達に頭を下げる。

雷閑「ちょっ!?」

雅一「そんな顔を上げてください。」

ベール国王「それと、君達に頼みがある。」

ベール国王「あの大群、ブロストキングの厄災からこの街を守ってくれないか!」

ラフェスタ「ま、また急ですね・・・。」

ベール国王「急な頼みで申し訳ない。ただ、今現状戦える戦力を十分に備えていない。

S級とは数年前から連絡が取れないし・・・。」

雅一「ど、どうする?」

ラフェスタ「そんなの決まってるでしょ。」

レイラ「この街を守るために共に戦います!」

ベール国王「い、良いのか?こんな急なお願いで・・・。それに相手は災害、命を落とす結果に

なりかねないというのに・・・。」

ラフェスタ「だって、このまま何もしなかったら蹂躙されて数え切れない人が死ぬことになる

んでしょ。だったら、今私達が行動して、少しでも被害を少なくする事こそ、最善だと思うの。」

レッド「まぁ、今後バイラズ帝国の連中と戦うことも考えたら、腕を上げるのに良い機会でも

あるか。雅一は?」

雅一「もう・・・そんな事言われたら行くしか無いでしょ。」

ベール国王「ありがとう。君達に心より感謝を申し上げる。」

すると一人の兵士がやってくる。

兵士「国王様。前線部隊の準備が整いました!」

ベール国王「おう、わかった!」

兵士「それで、どうこうどうすればよろしいですか!」

ベール国王「作戦指揮はここにいる冒険者達に任せる。」

レッド「え?」

兵士「えっと・・・それは何かの冗談ですか?」

ベール国王「いいや。」

兵士「し、しかし、彼らは最高でもB級です。とても今回のような事態に対処できるとは・・・。」

雅一「(そのとおりではあるが、なんか釈然としない・・・。)」

ベール国王「彼らはあのバイラズ帝国に戦いを挑もうとしている者達だ。生半可な覚悟で言える

ような事ではない。」

雷閑「ど、どうするよ。部隊の指揮なんてしたことないぞ・・・。」

レイラ「わ、私も・・・。」

雅一達は少し戸惑うが、一人名乗りを上げる。

雅一「あ、あの・・・。指揮なら出来る・・・と思います。」

ラフェスタ「うっそっ!?」

兵士「ほ、本当か?」

レッド「おい、いくらなんでも嘘がすぎるんじゃないか?」

雅一「だ、大丈夫、この光景、元の世界で少し経験したことあるから・・・。」

レイラ「ま、雅一にそんな経験が・・・。」

雅一「(まぁ、経験あるって言ってもゲームでの話だけどね・・・。通用すればいいなぁ。)」

ベール国王「ふむ、では雅一の指示に従い行動するように!」

兵士「わ、わかりました。では皆さんこちらへ!」

雅一達は前線部隊の待つ広場へと向かう。

その中レッドが雅一にヒソヒソと話しかける。

レッド「お、おい、本当に大丈夫か?この世界のことあまり知らないだろ?」

雅一「ま、まぁ・・・やれるだけはやるよ・・・。」


~前線部隊~

ライド司令官「前線部隊に集まってくれた冒険者ならびに兵士達。お前達はとても勇敢だ。

お前達の任務はただ一つ。迫りくる災害からこの土地を守るのだ!」

兵士「ライド司令官!」

そこに雅一達も到着する。

ライド司令官「お、ようやく来たな。」

雅一「えっと、あなたは・・・。」

ライド司令官「ライドだ。今回の部隊の司令官を務める。」

ライド司令官「では、早速今回の作戦を伝える!」

兵士は地図を用意し、ライド司令官は作戦内容を伝え始める。


~作戦内容~

ライド司令官「まず初めに、街から数キロ離れた地点に無数の地雷を設置する。その地雷で

奴らを粉砕させる。そこに遠距離攻撃のできる遠距離部隊が後方から攻撃をし、数を減らす。

更に進行してきた奴らは2箇所目の地雷で吹っ飛ばす。」

ライド司令官「最後に城門から1km地点でお前達が構えて戦う。城壁からは弓、魔法、機銃の

嵐で支援をする。」

ライド司令官「以上が今回の作戦内容だ。何か質問あるものは?」

すると雅一が手を上げる。

雅一「司令官。少しよろしいですか?」

ライド司令官「ふむ。」

雅一は地図の所へ移動する。

レッド「だ、大丈夫なのか・・・。」

雅一「まず、地雷の位置ですが、この地図でいうと、1箇所目が10km地点、2箇所目が5km地点

この2箇所にあり、その間遠距離攻撃をするという事ですが、おそらく効果がほぼ無いと思います。」

ライド司令官「なんだと?」

雅一「あ、えっと、つまりです。たとえ地雷で足止めをするのに近すぎるという事です。」

雅一「そして最終防衛線の1km。ここにいる戦力はおそらく数千人~数万人規模。」

雅一「全戦力の大半を最終防衛線に使うと突破された時のカバーができなくなります。」

淡々と話す雅一の様子を見て他のメンバーは少し感心する。

ラフェスタ「雅一、あんな事できたのか。」

ライド司令官「ではお主ならどうする?」

雅一「そうですね。私なら・・・考かんがえます。」

雅一は自分の考えた作戦を話し始める。

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