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大峡谷都市パランディ

雅一達は森の中を進み続けていった。途中でアンデットとの戦闘が交わったが、

大きな障害もなく、パランディのある大渓谷【ダーゴ渓谷】へとたどり着いた。


~ダーゴ渓谷~

ダーゴ渓谷にたどり着いた雅一達は馬を止めて周囲を確認するが、

周囲はとても濃い霧に覆われており、視界がかなり悪くなっていた。


ラフェスタ「ここがダーゴ渓谷・・・。」

雅一「真っ白で何も見えないな。」

雷閑「レッド。この先、どの方角に行く?」

レッド「うーん・・・そうだなぁ。」

レッド「正直ここまで霧が濃いと馬を使って移動は危険すぎるし、

かといって、徒歩で移動しようと思ってもこの濃霧じゃなぁ・・・。」

レイラ「困ったわね・・・。元々霧が出やすい土地ではあったけど・・・。」

雅一達は濃霧により足止めを食らってしまった。

このままでは進むことはできないと判断したレッドは一度全員で馬から降りて

一度待機することになった。


一度休憩を挟んだ雅一達は森の中で出会ったアンデットとの戦闘を思い出していた。

レッド「しかし、あれだけアンデット系モンスターがいるとなると・・・」

レイラ「やっぱり気になるわね。大厄災の動向・・・。」

雅一「そういえば、その大厄災が動き出す前は、アンデットが増えるって

言ってたよな。あの量って通常のどれくらいなんだ?」

レッド「まぁ、日によって出てくる差はあるが・・・。」

レッド「俺達が対峙してきた数百体にもなる規模となると・・・。」

レッド「平常時の5倍はあるかな。」

雅一「ご・・・5倍!?」

あまりの差の多さに雅一は驚きを隠せなかった。


ラフェスタ「確かに多いとは思ってたけど・・・5倍って・・・。」

雷閑「かなり警戒した方がいいかもしれないな。」

雷閑「本当に大厄災が目覚めた時はこの時とは比べ物にならないほどの

大軍勢が襲ってくるわけだし。」

雅一「(まじかよ・・・。多勢に無勢だろ・・・。)」

雅一「(本当に生き残れるのか?俺達・・・。)」

休憩している雅一達だったが、どこからか足音が聞こえ始めてきた。


ラフェスタ「ん?足音?だれかこっちに来る。」

雅一「また魔物か?」

ラフェスタ「いや、ちゃんとした足取りだし・・・甲冑が擦れる音が聞こえる。」

音のなる方をラフェスタが指を指し、全員が注目する。

すると霧の中から甲冑を身にまとった人物が現れた。


???「君達、こんな所で何してるの?」

ラフェスタ「あ、あなたは?」

???「あぁ、おれはパランディの兵士ビルドってんだ。」

ビルド「見た所、お前達、冒険者だな。運が悪いな今日はとても霧が濃いみたいだ。」

ビルド「で、どうして君たちはどうしてここに?」

レッド「あぁ、それなんだが・・・。」

レッドは兵士に対し、パランディに向かおうとしていることを伝えた。


ビルド「なるほどな。じゃあ、俺についてきな。」

ビルド「パランディまで道案内してやるよ。」

レイラ「い、良いんですか?」

ビルド「あぁ、良いぜ。このままここに居たらアンデットの餌になっちまうからな。」

雅一「(平然と怖いこと言うなよ・・・。)」


雅一達はビルドの手助けによって、パランディに向かうこととなった。

そんな中雅一達はビルドに旅の目的について話した。


ビルド「そうか、君達が噂で聞いていた冒険者達だったんだね。」

雅一「噂?」

ビルド「そりゃあ噂にもなるさ。あのバイラズ帝国に戦いを挑もうってんだ。」

ビルド「しかも複数の連合国軍でもS級でもない新人冒険者のパーティーがだぞ?」

ビルド「今頃お前達の事はバイラズ帝国の方にも入ってるだろうさ。」

雅一「まじか・・・。そんなにもう話広がってるのか。」

レイラ「まぁ、想像はしてたけどね・・・。」

雷閑「だけど、相手も我々の存在を知っているとなると・・・。」

レッド「あぁ、どこかのタイミングでまた狙ってくるかもしれないな。」

ビルド「ま、警戒するに越したことは無いけど、ずっと警戒しててもしょうがないだろ。」

ビルド「ここからパランディまではまだ時間がかかる。」

ビルド「街についたら一度ゆっくりと旅の疲れを癒せばいいさ。」

雅一「そうさせてもらうよ・・・。」

雅一達は濃霧の中をひたすら進んでいった。そして数時間後、

霧が晴れあたりはすっかり暗くなってしまった。


ビルド「見えたぞ。あれが峡谷都市パランディだ。」

雅一「おぉ~・・・。」


夜になってもパランディはとても明るく活気あふれる巨大都市だった。

人口もとても多く、文明がかなり発展しており、所々ではバスや車、列車等も

見受けられた。


~峡谷都市パランディ~

雅一「すっげぇ都市だ・・・。」

ビルド「都市人口140万人。ここらの周辺の都市では最も大きい都市だ。」

ラフェスタ「ここまで大きい都市だとは・・・。」

雅一は車や列車が走っているのを見て驚いてしまう。


雅一「この世界にもバスとか列車があるんだな・・・。」

ビルド「あぁ、あれはただの乗り物じゃない。あれは魔光車と呼ばれるもので

魔力が集まった鉱石が動力源なんだよ。」

雅一「電気とかじゃないんだ。」

レイラ「一時は電気系統も力を入れていたけど、コスト的にも安価で安全な

運用ができる面で魔鉱石を採用したのよね。」

雅一「へぇ・・・そうなんだ・・・。」

ビルド「さて、王には君達の事は俺から伝えておくから

君達は宿で休むと良い。」

雅一達「ありがとうございます。」

雅一達はその後、ビルドに教えてもらった宿に泊めてもらい、長旅の疲れを癒やし始めた。


一方パランディにある城、ベンガル城では少し慌ただしくなっていた。


~ベンガル城:王の間~

兵士「国王様ご報告が。」

ベール国王「どうした。」

兵士「はい、先程、例の冒険者一行がやってきたとの報告がありました。

ベール国王「バイラズ帝国に戦いを挑もうとする冒険者パーティーか。」

ベール国王「誰が見つけたんだ?」

ビルド「私ですよ。国王様。彼らは今宿で疲れを癒やしています。」

ベール国王「ふむ。大切な客人だ。丁重に扱うように。」

ビルド「えぇ、もちろん。」

兵士「それともう一件ありまして・・・。」

兵士「ビクト様の弟子がある予兆を発見しまして・・・。」

兵士がその予兆というのを国王に伝えると国王は深刻な顔になり次の司令をだした。


ベール国王「なるほど、では今日到着した冒険者達を彼女に

合わせるように手配しろ。」

兵士「え、し、しかし・・・彼らは今・・・。」

ベール国王「わかっている。今はその準備だけで良い。明日出発するように

彼らに伝えろ。」

兵士「わ、わかりました。」

ビルド「国王様。どうして彼女に合わせる必要が?」

ベール国王「彼女の力を彼らの冒険に役立てたい。ただそれだけだ。」


その日の夜はあっという間に過ぎ、次の日の朝になった。

雅一達は久しぶりの宿でしっかりと体の疲れを取ることができたがそこに

兵士から一通の手紙を受け取っていた。


雅一「えっと?「町外れにある森にいる大魔法使いの弟子に会いに行きなさい。」だって。」

ラフェスタ「すごく単純な文章ね。どうゆうつもりなんだろ。」

雷閑「地図も乗ってますね。中々の距離ありますし、近くまではバスで移動ですね。」

レッド「ま、悪いことじゃないだろ。そこは大魔法使いビクトって奴の小屋だしな。」

雅一「大魔法使いの小屋か・・・。」

雅一達は準備を済ませ、地図に乗っていた小屋を目指し移動を開始し始めたのだった。

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