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英雄伝説と剣

グランドコングとの死闘を終えた雅一とラフェスタは順調に回復傾向に

向かっており、入院から数週間後定期検診を受けていた。


医者「ふむ、これぐらいなら日常生活程度は大丈夫ですね。」

医者「ただし、まだ激しい運動や戦いはできませんので、

くれぐれも無理をしないように。」

レッド「良かったじゃないか、思ったよりも早く回復できて。」

雅一「いや・・・。でも数ヶ月も意識戻んなかったんだろ?」

雅一「なんというか、すごく申し訳ないな。」

ライフ「何言ってるんじゃ。まずはお前達の安全が大切じゃ。」

ラフェスタ「でも、バイラズ帝国に向かう日にちはものすごく後に

なっちゃったよ。」

レッド「ま、今はしっかりと休めておきな。いざという時戦えないからな。」

ラフェスタと雅一はずっと看病してくれたレッドとライフに感謝を示した。


雅一「レッド、ライフ。本当にありがとうな。」

ライフ「良いってことよ。」

次の瞬間、病室にメルが入ってくる。


メル「あ、雅一、ラフェスタ。ちょうど良かった。」

ラフェスタ「メルさん?どうしたの?」

メル「実は、ギルドマスターから話があってね、雅一が持ってた剣の事なんだけど。」

雅一「剣?」

雅一とラフェスタはギルドマスターが待つ部屋にお邪魔する。

そこにはメルの他にレッド、ライフ、ガイルの姿もあった。


~ギルドマスターの部屋~

フレッド「ようこそ、冒険者雅一、冒険者ラフェスタ。」

雅一「えっと、あなたがギルドマスターですか?」

フレッド「そうだね。こうして会うのは初めてだね。」

フレッド「はじめまして、私はフレッド。このギルドの管轄している

ギルドマスターだ。よろしく。」

ガイル「フレッド。話は手っ取り早くな。」

フレッド「そうだね。前置きはなしにして、本題から話していこう。」

そういうとフレッドは剣の事と英雄伝説について話し始めた。


フレッド「単刀直入に話すと、雅一。君が持っていた剣はある伝説に出てくる剣と

そっくりな事が判明した。」

雅一「ある伝説?」

するとレイルが部屋の中に入ってきて一冊の本をテーブルの上に置いたのだった。


ラフェスタ「これは・・・。」

フレッド「英雄伝説。この本はその物語が書かれた古代の本さ。」

雅一「英雄伝説・・・。」

フレッド「扱いには注意してくれ。相当ボロボロだからね。」

雅一が慎重に本のページをめくり始める。


雅一「わぁ・・・。なんだこれ・・・内容が全く理解できん・・・。」

フレッド「そうだろうね。この本にかかれている内容ははるか昔の話だからな。」

レッド「ギルマス。英雄伝説と雅一の剣がそっくりな事がなにか関係あるのか?」

フレッド「あぁ、その本のページをめくると、剣の絵が描かれているだろ。」

言う通り本のページをめくると剣の絵が描かれているページを発見する。

そしてその剣の絵の模様、形、装飾等が雅一の持っている剣を瓜二つな事に気がつく。


ラフェスタ「すごい・・・。本当にそっくり・・・。」

フレッド「その伝説にはこう記されている。

”世界が危機に瀕した時英雄の剣を扱える者が降臨する。

彼らに剣は力を与え、その力を使い人々に希望と平和をもたらし悪を滅する。”」

フレッド「その本にはそう記されている。」

フレッド「君達が気を失っている間にレイルに調べてもらって

雅一の持っているその剣も、ものすごく強い魔力を蓄えている事が判明した。」

メル「じゃあ、二人がグランドコングを倒せたのは、その剣のおかげって事?」

フレッド「現状はそう判断するのが妥当だろう。」

フレッド「雅一、ラフェスタ。グランドコングと戦った時、なにか違和感はあったか?」

フレッドの質問に対し雅一とラフェスタは少し考え込むと、ある事を思い出した。


雅一「そういえば・・・グランドコングを倒す時、やけに力が湧いたような・・・。」

ラフェスタ「そうだ、あの時剣は光ってて、その時に・・・。」

二人が話した内容を機器フレッドは考え始める。

フレッド「なるほど・・・剣が光ると力が湧き出てくるか・・・。」

レッド「その剣自体に何か強い魔力的なものでも入ってるのかな。」

フレッド「それはもう少し調べる必要があるが・・・。昨今の状況を鑑みれば

調べるのは後回しになりそうだ。」

そしてフレッドはグランドコングの一件や雅一の剣の結果、更に英雄伝説の内容を

つなげ、ある一つの仮説を立て始めた。


フレッド「バイラズ帝国が君達のことを狙う理由は、やはりこの英雄伝説に

近いからだろう。」

フレッド「英雄伝説に出てくるのは一人の異邦人と少女。そして英雄の剣。

そして世界の危機になると現れる存在」

ガイル「確かに・・・状況がとても酷似しているな。」

フレッド「この英雄伝説は多くの者が知っている。バイラズ帝国のトップが

知らないという事も無いだろうしな。」

その話を聞いた途端雅一は消沈してしまった。


雅一「って事は・・・ま、毎日・・・命狙われ続けるって事かぁ・・・。」

ラフェスタ「でも、逆に言えば彼らからしたら私達は最も恐れるべき存在。」

ラフェスタ「もしかしたら・・・。」

フレッド「あぁ、その剣から放たれる謎の力を使いこなさればおそらく

バイラズ帝国を打ち倒すこともできるかもしれん。」

フレッド「だが、ここから先の旅路に二人だけでは心細いだろ。だから君達に

新しい仲間を一人紹介しよう。」

するとフレッドが雅一とラフェスタに一緒に旅をする仲間を一人紹介し始める。


フレッド「君達の新しい仲間のレッドだ。」

レッドの名前を聞いた途端、雅一とラフェスタは驚きの表情を浮かべた。


雅一「レッド!一緒に来るのか!?」

レッド「あぁ、結構前から決めてたことだからね。」

ラフェスタ「B級の現役の冒険者が一緒に来てくれるのは心強いわ。」

ラフェスタ「ありがとう。」

レッド「新人冒険者がここまで大きい目的のために動くんだもん。

先輩冒険者としても協力しない手はないだろ。」

フレッド「そんなわけだからこれからは3人で行動することになる。」

雅一「これからよろしく。レッド。」

レッド「あぁ、こちらこそ。」

3人は硬い握手をかわし、ついにレッドが雅一達のパーティーに参加し、

早速レッドは雅一とラフェスタと共に別室へ移動し、

バイラズ帝国へ向かうためのルート案を雅一とラフェスタに共有し始めた。


~別室~

レッド「それでは、ここから先のルートを説明する。」

レッドは机の上に地図を開き、説明を始めた。

レッド「二人の怪我の具合を見るに、出発は3週間後。その間に必要な装備や

食料等を十分に用意しておく。」

ラフェスタ「それで、最初はどこへ向かうの?」

レッド「ここは辺境の地だからな。基本的に馬で移動する。エルダを出て北西に

進んで、ベーレントへ向かう。そこでバイラズ帝国に関する情報を各自で集める。」

レッド「その後、ダーゴ渓谷沿いを通り、渓谷都市パランディへ向かう。」

レッド「とりあえず、今はここまでだな。その後のルートは実際にパランディに

到着した後、決めていこうと思うが、異論はあるか?」

レッドの示したルートに二人は特に異論はなく同意した。


雅一「まぁ、地図と今の状況を見れば最適ルートではあるか。」

ラフェスタ「ちょうどバイラズ帝国の軍事支配下ではない所を通るから

狙われにくいわね。」

レッド「よし、異論は無さそうだ。ではこのルートで

まずは渓谷都市パランディを目指すぞ!」

雅一&ラフェスタ「おー!」

こうして、雅一&ラフェスタ&レッドの3人は本格的にバイラズ帝国に向かうための

長い長い旅路が始まるのであった。

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