表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/134

VSグランドコング戦

雅一の言葉を効いたクルドは雅一に対し反論し始めた。


クルド「お前達が・・・コングを倒すだって?」

クルド「調子に乗るなよ!つい最近冒険者になっただけの弱小ごときに

A級最上位種のグランドコングを倒せると思うなよ!」

クルド「大体、お前さっきこいつの攻撃直撃して一撃でダウンしてただろ。」

クルド「それにこいつの表皮は大砲を使っても貫通しない程の強度を持つ。」

クルド「切り傷すら与えられないくせに夢見てるんじゃねぇよ!」


クルドの反論に雅一は一切言葉を話すことはなく、ラフェスタに聞こえるように

この窮地を打開する策を話し始める。


雅一「ラフェスタ。俺がコングの動きを止める。タイミングを見計らって

やつの懐に入り込んで一撃で仕留めろ。」

ラフェスタ「動きを止めるって・・・一体どうやって・・・。」

ラフェスタ「それに、一撃で仕留めるなんて・・・。」

ラフェスタ「(私もかなりのダメージ食らって動けないのに・・・。)」

すると雅一はラフェスタに手を差し伸べた。


雅一「俺の手を握れ。」

ラフェスタは雅一の手を握り始める。すると、雅一の剣から光が

発せられ、雅一とラフェスタの体が白い光に覆われていく。


クルド「うわっ!なんだっこれは・・・。」

クルドとコングが光に眩んでいる中、雅一とラフェスタは光の中である変化が

置きており、動けるはずもない体に突然力が湧き始めたのだ。


ラフェスタ「なにこれ・・・力が湧いてくる!?」

雅一「原理はわからないけど、どうやら俺達はまだ終わらないみたいだ。」

ラフェスタは奥底から湧き上がる謎の力に対し疑問を感じていたが、

ラフェスタの中では優先順位はすでに決まっていた。


ラフェスタ「色々聞きたいことはあるけど、まずは眼の前の敵を打ち倒す!」

雅一「行くぞラフェスタ。反撃開始だ!」


雅一の態度にクルドは更にイライラをつのらせ、コングに二人を始末するように

命じ始めた。

クルド「グランドコング!こいつらの息の根を止めろ!」

グランドコング「グォォォォ!!」

グランドコングは雄叫びを上げて雅一とラフェスタに再び襲いかかり、

更にスピードと攻撃の威力が上がる。本気を出したグランドコングの攻撃に対し、

雅一とラフェスタは二手に分かれて攻撃を回避し、反撃を開始し始める。


最初に仕掛けたのは雅一。雅一は剣を握り締め、コングのど等の猛攻を回避しつつ

コングの間合いに入り込んでは強固な皮膚に斬りかかる。

雅一「おらぁぁぁ!!」

雅一が斬りかかるとコング強固な皮膚に傷をつけることに成功する。

雅一の見たことない動きにラフェスタは驚きを隠せないでいた。


ラフェスタ「コングの皮膚を・・・斬った!」

しかし傷は浅くコングの再生能力の高さで傷が治ってしまう。

クルド「ふん、コングの皮膚を斬った所で貴様らでは勝てる相手ではないわ!」

コング「グォォォォ!!」

コングと雅一の攻防は更に激しさを増していく。


雅一「(もっと、もっと深く!そしてもっと早く!)」

雅一は休むことなくど等の猛攻をコングに仕掛け続ける。コングの注意が

完全に雅一に向いている状況にラフェスタは雅一から託された事を思い出す。


ラフェスタ「そうだ、ぼーっと突っ立てたら駄目だ!私が・・・。」

ラフェスタ「(私があいつを仕留める!雅一に注意が向いているこの状況を

無駄にするわけにはいかない!)」

ラフェスタは深く深呼吸をし、すべての意識を足に向かわせた。

その時に思い出したのは研修期間にガイルから言われたある事だった。


ラフェスタ「(この世界に生きるものは多かれ少なかれ魔力を持ってる。)」

ラフェスタ「(その魔力を一転に集中させることでより威力や速度を上げることができる。)」

ラフェスタ「(研修期間の時はうまくできなかったけど・・・。)」

ラフェスタ「(今はそれにかける!)」

ラフェスタは自身の全魔力を足に流し込むイメージを強く持ち始める。

少し時間はかかっているものの次第に足の方に魔力がたまり始め、

ラフェスタの立っている地面が割れ始める。


ラフェスタ「(あいつ(コング)が反応できない速度で、間合いに入って、一撃で沈める!)」

ラフェスタ「神速!」

ラフェスタの魔力が足にすべて流し込んだ感覚を感じ取りラフェスタは

コングに立ち向かう準備を整えと、ラフェスタは一瞬でコングの懐に潜り込む。

すると同時にコングは雅一の猛攻を振り払い、ラフェスタの方に気づく。


雅一「行けっ!ラフェスタ!!」

ラフェスタ「私達は!ここからっ!生きて出ていくんだ!」

ラフェスタ「クラッシューーー!!インパクトォォォォ!!」

ラフェスタは間合いに入った瞬間、足に流していた魔力を

すべて拳に移動させ、コングに渾身の一撃を与えた!


グランドコング「グォォォォ!!」

ラフェスタ「はぁぁぁぁぁぁ!!」

ラフェスタは力を込めるが、コングの咄嗟の防御に押し戻されそうになる。

ラフェスタ「(くっ!まだっ!足りないのかっ!)」

また振り出しに戻されそうになった次の瞬間、雅一が叫び、再びコングに

攻撃を仕掛ける。

雅一「そのまま押せ!ラフェスタ!」

雅一が剣を振り上げると、剣の光は更に強くなり、雅一とラフェスタの身体能力を

更に向上させていった。

雅一「くたばれ!グランドコングぅぅぅぅぅ!!」


雅一とラフェスタ二人の合せ技にコングは押され始める。信じられない光景を見た

クルドは呆然と立ち尽くしていた。

クルド「お、おい・・・まさか、こんな雑魚冒険者ごときに殺られるのか!」

雅一&ラフェスタ「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

雅一とラフェスタは更に一押しコングに攻撃を与えた結果・・・。

雅一はコングの首を跳ね、ラフェスタはコングの胴体に風穴を開けることに

成功する。しかしその反動で二人は岩壁に勢いよく激突してしまった。


クルド「う・・・嘘だ・・・嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

クルドはグランドコングが倒されたのを眼の前で見て絶句してしまう。

クルド「A級最上位種の・・・グランドコングがっ!グランドコングがぁぁ!!」

クルド「あんなっ・・・あんなっ・・・なりたての・・・雑魚冒険者ごときに!!」

クルド「こ・・・こんな結果認めねぇ・・・認めねぇぞ!」

クルドが絶句していると、全身ボロボロになったラフェスタがやってくる。


ラフェスタ「はぁ・・・。はぁ・・・。どうやら・・・私達の勝ちだね。」

クルド「くっ・・・こんのぉぉ・・・。」

ラフェスタ「次は・・・あんたの番だよ・・・。覚悟しなさいっ!」

ラフェスタがクルドを狙いつけるとクルドは突然ニヤけ始める。


クルド「ざ、残念だが、俺はトンズラさせてもらうぜ。」

クルド「あばよ!」

ラフェスタ「なっ!」

次の瞬間、クルドはなぞの光に包まれ、忽然と姿を消してしまった。

ラフェスタ「くそっ・・・逃がしたっ・・・。」

すると少し後ろの方で雅一の声が聞こえてくる。

雅一「俺達勝ったのか・・・。」

ラフェスタ「なんとかね・・・。でもっ・・いっ!」

ラフェスタ「私達もどうして動けるのかわからないぐらい重症なはずなのに。」

雅一「まぁ、何はともあれ・・・倒せて・・・よか・・・った・・・。」

雅一はその場で地面に倒れてしまう。その光景を見たラフェスタはすぐに駆け寄ったが、

雅一が倒れたと同時に剣は光を失った。すると次の瞬間ラフェスタの体に異常が発生する。


ラフェスタ「グボァッ!」

突然大量の吐血と眼の前が暗くなり始め、意識が薄れ始めていったのだった。

ラフェスタ「(そ・・・そんなっ・・・せっかく倒したのにっ・・・。)」

ラフェスタは意識がなくなる前になんとか救難信号を発生させようと試みる。

ラフェスタ「(せ・・・せめて・・・救難信号だけ・・・・は・・・。)」

しかし、ラフェスタもついに意識を失ってしまい、二人は洞窟の奥底で

意識不明となってしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ