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バイラズ帝国からの使者 クルド

???「いやぁ、まさかこんなに簡単に引っかかるとは思いませんでしたよ。」

雅一「お前は・・・。」

ラフェスタ「クルド!!」

クルド「どうも。新人冒険者の佐藤雅一さんとエラ・ラフェスタさん。」

雅一「これはどうゆう事だ!」

雅一がクルドに向かって怒りを込めて質問を投げかけると

クルドは紳士的な口調で返答し始める。


クルド「どうゆう事?あなた達を消す為ですよ。」

ラフェスタ「私達を・・・消す!?」

雅一とラフェスタはその回答に対し驚きを隠せない。


クルド「あ、申し遅れました。私はバイラズ帝国からの使者のクルド。」

クルド「ブラッド様の忠実なるしもべです。」

雅一「バイラズ帝国!?」

ラフェスタ「も、元勇者のしもべっ!?」

クルド「私はブラッド様を尊敬しています。そんな尊敬するブラッド様の夢を

叶えるため、微力ながらお手伝いをさせていただいて居るんですよ。」


雅一「夢だと?俺達を殺すのが夢なのか?随分と悪趣味な夢だな!」

クルド「そう思ってもらっても結構です。ですがあなた達は私がここで殺します。」

クルド「ブラッド様の命令は絶対であり、否定することは許されません。」

クルド「ましてや、反旗を翻すような事はなおさら見過ごす事なんてできません。」

クルド「なので、ここで大人しく殺されてください。」

その会話を聞いて雅一とラフェスタは臨戦態勢を取る。


ラフェスタ「大人しく殺されるわけ無いでしょ!」

雅一「俺達はここから生きて出ていく!」

クルド「仕方ありません。グランドコングやりなさい。」

グランドコングは雄叫びを上げて再び雅一とラフェスタに襲いかかる。

ラフェスタと雅一はコングの攻撃を避けつつ攻撃を仕掛け、

グランドコングとラフェスタ&雅一の戦いが始まった。


雅一「はああああ!」

ラフェスタ「やあああああ!」

二人は果敢にグランドコングに何度も何度も攻撃を仕掛けるがコングの強靭な外皮に

何度も攻撃が弾き返されてしまう。

雅一「かってぇ・・・。」

ラフェスタ「全然攻撃が通らない・・・。」

雅一「(あの時どうやってあいつの体に傷つけたんだ俺・・・。)」

クルド「いい加減に観念して大人しく殺されなさいな。」

ラフェスタ「誰がっ!殺されるものかっ!」

コングの攻撃は更に激しさを増していき、次第に雅一とラフェスタは劣勢に

追いやられていく。

グランドコング「グォォォォォォ!」


ラフェスタ「はぁっ、はぁっ・・・。くっそ。」

雅一「駄目だ・・・全然効いてる気がしない・・・。」

ラフェスタ「このままじゃ・・・。」

するとグランドコングが素早く移動し、二人の背後に回り込む。

ラフェスタ「雅一!後ろ!」

雅一「!しまっ!」

雅一は防御が間に合わずグランドコングの会心の一撃を食らってしまう。

雅一「グハッ!。」

雅一は勢いよく吹き飛ばされ、壁に激突してしまう。


ラフェスタ「雅一!!」

次の瞬間、グランドコングは標的をラフェスタに切り替えすぐに攻撃を仕掛け始める。

ラフェスタ「ブレイドシールド!」

ラフェスタはとっさの判断でシールドを展開する。

コングの攻撃を一時的に受け止めることに成功するが、強力な攻撃に

バリアは長くは持たなかった。

ラフェスタ「バリアがっ!」

グランドコングの強力な一撃を食らってしまい、

ラフェスタも致命的なダメージを食らってしまう。


ラフェスタ「グハッ!」

ラフェスタ「(くっ・・・。体がっ動かない・・・。)」

ラフェスタ「(これが・・・A級最上位種の強さ・・・。)」

クルドは打ちのめされた雅一とラフェスタの姿を見て二人を見下す。


クルド「クックック、実に無様な姿ですね。」

クルド「我々バイラズ帝国に手を上げようとする愚か者はこうなる運命なんですよ。」

クルド「しかし、さすがは猫族。体が丈夫ですね。」

クルド「ただ、もう一人の男は一撃でお陀仏なようですがね。」

ラフェスタ「くっ・・・。」

ラフェスタは雅一の方を見るが雅一はピクリとも動くことはなかった。

しかしラフェスタは力を振り絞り、立ち上がろうとする。


ラフェスタ「はぁ・・・。はぁ・・・。」

クルド「さて、もう終わりにしましょう。これ以上戦っても

あなた達に勝機はない。救援も来ない。」

クルド「あなた達の冒険は、ここで終わりですよ。」

ラフェスタ「うるさい・・・。」

ラフェスタ「私達の・・・冒険が・・・ここで終わり?」

ラフェスタ「まだ・・・冒険すら始まってもないのに・・・。」

ラフェスタ「ここで終われるかっ!」

ラフェスタはクルドに怒りを込めて反論する。しかし体はグランドコングの攻撃で

深刻なダメージを受けており、立っているのも精一杯の状態だった。


クルド「ククク、随分と健気ですねぇ。でもそんな決意を持った所で、

結末は変わりませんよ。あなた達は私がこの手で殺すんですから。」

ラフェスタ「(どうする・・・。この状況を打破できる方法は無いのかっ!)」

しかし次の瞬間、再びコングの攻撃を食らってしまうラフェスタは再び地面に

倒れてしまう。


ラフェスタ「グハッ」

クルド「さて、せっかくなので、最後に一つなにか言い残すことがあれば言ってください。

それぐらいの猶予は持たせてあげますよ。」

ラフェスタ「・・・私は・・・私達はっ・・・。」

ラフェスタ「こんなっ・・・ところで・・・ゴホッ・・・。」

ラフェスタ「死ぬわけには・・・いかないっ!」

ラフェスタ「お前だけは・・・絶対に・・・許さないっ!」

ラフェスタの怒りの言葉を効いたクルドは笑ってしまう。


クルド「ハーッハッハッハ!許さない?我々に勝つ?結構な話じゃないですか。」

クルド「しかし現実は違う。今のお前達に一体何が出来る?」

クルド「圧倒的な戦力差、上下関係を今その身を持って実感したでしょう。」

クルド「それでも理解できないのなら、あなた達は相当なバカという事になりますねぇ。」

クルドの言葉にラフェスタは声を絞り出して反論する。


ラフェスタ「ば・・・バカは・・・お前だ・・・クルド・・・。」

ラフェスタ「し・・・使者と名乗って居ながら・・・ただ見てるだけで・・・

イキり散らかす事しかできない。」

ラフェスタ「あんたは・・・使者でもなんでもない・・・。」

ラフェスタ「ただの・・・能無しゴミクズだっ!」

その言葉にクルドは怒りをあげ、倒れているラフェスタを踏みつける。


クルド「この私が・・・ゴミだと!?」

クルドはラフェスタを何度も何度も踏みつける。

クルド「減らず口を叩くガキが!調子に乗るのも大概にしろ!このっ!」

クルド「はぁ、はぁ・・・。もういい。お前達には一番残酷な死をプレゼントしてやるよ。」

クルド「この私を侮辱した罪を死を持って償え、そして地獄に落ちろ!」

ラフェスタ「地獄に行くのは・・・お前だっ!クルド!」

クルド「グランドコング。やれ。」

クルドがグランドコングに命令すると、グランドコングはトドメを刺そうと

ラフェスタに攻撃を振りかざした。

ラフェスタは完全に抵抗する気力も失いかけ、走馬灯が見え始めた次の瞬間。

眼の前でなにか音が聞こえ、目を開ける。すると・・・。


クルド「なっ!」

ラフェスタ「え・・・な、なんで・・・。」

クルドとラフェスタが見た光景は、グランドコングの攻撃を直接受け止める

雅一の姿があった。

クルド「(こ、こいつ・・・あの攻撃を食らって生きてるのか!?)」

あまりの衝撃にクルドは驚きを隠せずに頭の中が混乱していた。

そんな中、満身創痍のラフェスタに対し、雅一が一言伝える。


雅一「ラフェスタ、このゴリラぶっ飛ばすぞ!」

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