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極楽推断恋して絶佳(1)

価値観とリズム

キッチン周りの音は連続する音符

二人で立てば

無言でも息を合わせられる

何処に何があるかなんて

時間の中で把握している

今はアレをやっているから

次はコレが必要で

いつものあの場所に置いておけば

勝手に使ってくれる

バランス良く

観察しては行動をする


喧嘩をしていようと

一番仲の良い時だろうと

関係無く

お腹は空くものである

その部分を二人で作ることは

休日の大切な時間であり

お互いの様子を探る為の

合いの手でもある

一人で作ったとしても

食べてくれる顔があることが

世界で一番幸せなことだ


外食をした日であろうと

ちょっと飲もうと

家のテーブルに皿を置く

缶のまま飲んだりはせず

ちゃんとグラスに注ぎ合い

音一緒に飲むと

香りも味も分かり易くなる

片付けを億劫に感じることはなく

どちらかが必ず

洗い物を始めて

どちらかが必ず

「ありがとう」と言う

その形を大切に思えるから

習慣に出来るのだろう


特別な日には

特別なものをとはならない

そういう形にした

他人任せのお店で過ごし

ケーキ屋に予約したケーキを取りに行く

凝った物は気分がノった時に作るのが

一番、面倒に感じないし

失敗した時の罪悪感も減る

特別な日の特別な時間は

ベターをたくさん並べて

ベストに変える方が良い

それを話し始めた時に

相槌を打ったリズムも

同じであったような気がする





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